思い出の青ジャージ

Open App
7/8/2025, 11:11:14 AM

曇った空
涼しげな風
木、木
花粉で霞んだ水平線
少し顔を出した太陽
満面の笑み
木、木、木
涙目
羊と鶏
街灯と星

7/7/2025, 10:44:59 AM

「今日は七夕だね」

そうだね。願い事書いた?

「もちろん、書いたよ」

なんて書いたか聞いてもいい?

「君と月を見れますように」

そこは天の川じゃないの?

「うん、月が綺麗だね」

そうだね、とっても


「君はなんて書いたの」

好きな人の願い事が叶いますように

「叶うといいね」

来年も月見れたらいいね

「そうだね、一緒に見ようね。
 でも君に彼女ができたら難しいか」

うーん、多分大丈夫な気がする

7/6/2025, 1:25:13 PM

「最近気づいたんだけどね、
月って世界に一つしかないんだよ」
当たり前のように言って見せたけど

「うん、太陽も一つだね」
君ももちろん当たり前のことを言った

どこにいても同じものを眺めることができる
そんな世界はロマンチックだと思ったから。

君の笑顔が可愛すぎて直視したら
視界の中央に残像が付き纏うあの現象が起きた気がして

ちょっと目を逸らす

外ではお日様が燦々と僕らを照らす
夜には月に光を届ける

7/5/2025, 12:49:34 PM

「汚い」

近くの海はゴミだらけで、治安が悪い

家族はあまり近づけたくないらしい。


うみについて話すね。

どこまでもいけるって素敵と思わない?

大陸が海で繋がって端っこなんてないの

すみっこだと思ってたところはただの区切りだったし

夢みたいに思ってる数千キロ先は現実が存在してる

うみってどのくらい深いのかな

どのくらいで苦しくてどのくらいで心臓が止まるのかな

魚が見てる世界って人間が思ってるより
彩度が乏しいんだろうな


波音に耳を澄ませて

7/4/2025, 12:13:28 PM

汗をかくのは嫌いじゃないけど
君に会えるんだから気にしないわけにはいかない。

「明日からクーラーつくかな」
「外よりは教室の方が全然ましだな」

窓から入る風も熱を帯びる
体温もジリジリ上がってる
きっと夏のせい

あの子の髪が風に靡く
風が青かった気がした

Next