思い出の青ジャージ

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7/3/2025, 11:56:22 AM

貴方がいなくなるくらいなら、いっそ
「遠くへ行きたい」

貴方とならどこへでも、何度でも
「遠くへ行きたい」

どうか私を旅のお供にどうですか。

7/2/2025, 12:01:00 PM

高嶺の花子さん。
僕のこと覚えてたらでいいので
お話ししませんか。

本物のクリスタルの声はサクサクしてるらしい。
サクサクというよりコロコロとした可愛らしい君の声が
2時の方向2m先から聞こえる。
どっかで聞いたけど、ガラスとクリスタルを見分ける方法は余音があるかないか。
もちろん僕の耳には残ってるよ。

君の心に僕の余韻なんてないんだろうな。
あったらいいな。いやないか。

ぱちっと目が合った。

7/1/2025, 11:59:54 AM

わたくしめが「夏の匂い」についてお話しするのは
おこがましい限りですが、一言失礼します。

木漏れ日の気持ちよさはなんといっても
夏がいちばんでしょう。
アスファルトが焼けつき、キラキラしすぎて
私は薄暗いクーラーの効いた部屋で過ごします。
近頃夏の匂いを感じたのは、あの鉄琴の音や
つたないリコーダーの音なんかです。
海や川など水辺に行かなくとも
少しの風でうれしくなりたいものです。

6/30/2025, 11:34:12 AM

君は夏らしいレースのカーテンが風と踊る姿に見惚れて

僕はそんな君の横顔に見惚れて

外の世界なんかそっちのけでアイスをぱくり

まばゆい光に隠れて、それでいて輝いていたのは

君がいた夏と溶けかけたあいすでした。

6/29/2025, 11:30:07 AM

僕は笑った。

君は間違えた。

たったそれだけだったのに、赤らんだ頬と
少し青がかった瞳が忘れられない。

 数学の授業中に空を見ていたんです。
まさに上の空って感じで、面白いことなんか何にもなくて。
 そしたら隣の子がとんとんって。
右肩に感じる左手の人差し指に動揺して、僕はなにが起こったのか、脳みそが処理できなかったんです。
後で気づいたんですが、先生が僕を当ててたらしいんだけど
その子はあーあと言わんばかりにこっちをみてくる。
 「じゃあ代わりに高橋」
その子の顔は自信に満ちて、回答を述べました。
「いやそこは...」
 ころっと彼女の表情が変わった瞬間、
なぜか笑っちゃって、失礼だと気づいて君の様子を伺うと
恥ずかしそうにほおが赤くなっていました。
 お互いに気づいてくすくす笑って。

深い意味なんてないけど、君の瞳につられて
今年の春は青がかってきました。

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