僕は、
職場で、
いわゆる「いじられキャラ」です。
いつもヘラヘラしていて、
八方美人で、
不器用で、
物覚えが悪く、
周りに質問ばかりしています。
見た目も冴えないし、
どんくさいし、
若くもありません。
何か問題が起きると、
もちろん冗談でですが、
とりあえず僕のせいにされます。
「僕じゃないですよー」
皆がいじってきます。
からかってきます。
でも、
ヘラヘラ笑ってやり過ごします。
それでいいんです。
それしか、
この職場で生きる道はないから。
帰り道に、
イヤホンの中を、
ヒップホップで満たしています。
僕の趣味は1つだけです。
創作です。
子どもの頃からずっと、
今まで、
小説や詩や短歌を、
創っています。
イタい趣味だな、
とは自覚しているのですが、
やめられません。
創作を始めて、
気づいたのは、
悲しい気分の時には、
明るいものを、
楽しい気分の時には、
暗いものを創っているということです。
大袈裟に言えば、
僕にとっての創作は、
自己救済なのかもしれません。
でも、
恋をしている時は、
そのまま、
恋の詩や小説が湧いてきます。
不思議なものです。
「恋愛は人生の花であります。」
(坂口安吾)
僕の大切なものは、
職場の、
好きな先輩から頂いた、
のど飴です。
夜勤の出勤時、
昼間の勤務を終えた先輩が、
そっと近づいてきて、
のど飴を、
ポケットに入れてくれました。
「頑張ってね」
いつまでも、
舐められませんでした。
今も、
舐められません。
僕は、
以前、
先輩に思い切って、
自分の連絡先を書いたメモを渡したことがあります。
後ですごく後悔して、
(先輩を困らせてしまった)
僕は、
次にお会いした時、
「あのメモは捨ててください」
と言いました。
先輩は、
「あのメモは、
お財布の中に大切に入れてあるよ」
と言いました。
烏滸がましいかもしれませんが、
あのメモが、
先輩にとって、
少しでもいいから、
大切なものであったら、
嬉しいです。
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