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1/1/2025, 6:35:03 PM

昔から、年を越す瞬間が嫌いだった。

その1年を振り返って、何も変われていない自分自身が
浮き彫りにされる。それを自覚しなければいけないのは
苦痛だった。

また死ぬことができなかったと絶望して、新しい1年が
始まってしまったことに絶望して。

今回もそうなると思っていた。思っていたのに。

日付が変わった瞬間、着信があった。

「ハッピーニューイヤー」

明るくて、思わず笑みが溢れるような声が耳に届く。
話しているうちに、気づいたら笑っていた。

救われた。
未だに人を好きになることは怖いし、避けられるのなら
避けていたい。
死にたがりの人間が、誰かと一緒にいることを望んでは
いけないのに。
でも、無理だと思った。無理にしたくなった。

今までの自分を否定することになっても、よかった。

これから少しずつ恩返しがしたい。
恩返しがしたいから、できるまでは生きていたい。
そしていつか、直接ありがとうを伝えられればいいな。

12/30/2024, 5:30:35 PM

自分に価値がなくてもさ。
この世界には価値がある。
きっとあるから、生きている意味もきっとある。

12/29/2024, 1:00:41 PM

生きている理由がわからないと言って
じゃあどうして死なないのと言われた深夜。

11/29/2024, 4:34:13 PM

嘘だらけの世界が嫌いで、少し好きで。

そんな世界を楽に生きたくて嘘で自分をつくった。

できあがった頃には別人になっていたけれど

それでいいと思ったし、それがいいとさえ思った。

貴方が好きと言われる度に

本当の自分が死んでいくような気がした。

11/12/2024, 12:13:27 PM

終電車に揺られながら
アルコールの回った頭で思ったことは

嫌いだった音楽をちょっと好きに変えてくれたあの人も

会おうと文字だけで約束して約束を破り合ったあの人も

死にたいと言われて生きてと伝えられなかったあの人も

同じ世界のどこかで
小さな幸せを見つけられる人であってほしい

それだけだった

それだけだったのに

それだけでは物足りなかった

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