5/10/2024, 12:22:51 AM
忘れられない、いつまでも。
真顔。そらせない眼差し。鋭すぎる言葉。
その時の私は何も分かっていなかった。
ただ覚えているのは、あなたからの血を吐くような痛みだけ。
5/5/2024, 3:26:48 AM
耳を澄ますと
からだを横たえて、目を閉じる。
そのままゆっくりと記憶に残る音に耳をすませれば、いまだにあなたの声を思い出せる気がするんだよ。
5/3/2024, 2:32:10 AM
優しくしないで
あなたはとても私に優しい。
声も眼差しもまっすぐで、疑う心配さえしなくていいほどに。
でもね、優しいからこそ近づきたくない。
だって私が泣けば、こぼれた嗚咽できっとあなたを汚してしまう。
お願いだから、これから先は優しくしないで。
4/21/2024, 2:01:47 PM
ああ、あなたが泣いている。
雨のようにぼろぼろと涙をこぼしながら。
綺麗さなどなく、けれど醜い訳でもない。
これは雫と言うには多すぎるな、と私はぼんやり思う。
背中をさするこの手に、何故か太陽を感じた。
あなたが泣き終わったらあなたの好む飲み物を入れて、少し沈黙に浸るのもいい。
その後でいいから、あなたの声を聞かせて?
4/20/2024, 10:51:41 AM
何もいらない。このカーペットに落ちていた飼い猫のヒゲ以外は、今のところ何もいらない。