路側帯を歩くことを余儀なくされる。
そのくせこの道は交通量が多い。
飛び出したい。
そのためではないが、僕は右側を歩く。
歩行者の右側通行って、
僕みたいなやつしか守っていないのではなかろうか。
飛び出したい。
でも、僕は不幸なわけではない。
ただの衝動だ。
幸せな僕の自分勝手だ。
しばらく歩くと、
少し道路が広くなって、歩道を歩けるようになる。
この縁石を飛び越えていきたい衝動にかられる。
僕の視線は回るタイヤにのみ向かう。
タイヤがはっきり見える。
信号が赤になった。
この期に及んで交通法規に従う自分が嫌になる。
青になったら進もう。
飛び出したい気持ちを抑える。
『信号』
非効率的なの私
密室を作るためにここまでするとは
つまりこれは愛ってことだよ
似つかわしくないけどね私には
しかしこんな部屋にふたりなんて
手を出してしまいそうあなたに私
ていうのは嘘、うふふ
眠ってしまってからのお楽しみ
『secret love』
ページをめくる。
この人好きだな、
こんな台詞言われてみたい。
ページをめくる。
この人、似てるな。
私のよく知っている人に似てる。
ページをめくる。
あの人今何してるかな、
早くこの本返さないと。
ページをめくる。
もっと早くもっと早く読まないと、
あの人に会いに行けない。
ページをめくる。
あと何ページかな、
今あの人は何の本を読んでいるんだろう。
ページをめくる。
あ、この人がまた出てきた。
この人、好きだな。
『ページをめくる』
「書く習慣っていうアプリやってる人おいで!!!!」
っていうオプチャの管理人です!
誰でも歓迎です!!!
駆けて。私の中を。
あなたなら踏み荒らしてくれていいわ。
土足でも構わない。
けど、飾ってるあなたは少し嫌。
だから素足のままで、私に入ってきてよ。
『素足のままで』
この一歩が踏み出せれば。
僕はここまでこれたじゃないか、
柵を乗り越えて、これたじゃないか。
どうしてここから一歩が踏み出せないんだ、
どうしてここまで歩いてこれたんだ。
思い出せ。早く気がつけ。
僕をここまで進ませたのは、
この一歩を待ち望んでいたからではないか。
ほら、もう一歩だけ、
『もう一歩だけ、』
「書く習慣ってアプリやってる人おいで!!!!」
というオプチャの管理人です!
ぜひきてください!!