君の後ろ姿が冷たくて
君が汚いことを知らなくて
私はただただ恋をする
実れば燃える果実が
知らぬ間に実ってしまう
摘み取る手には花いっぱい
萌えて燃えて沈んでいく
鼓動を隠している内に
心の声が聞こえてしまいそうで
胸が張り裂けそうになる
私に気づいて欲しい
恋の形は終わりを告げて
愛することを初めてみた
#6 君に会いたくて
心は閉塞感に覆われていた
はてしない光の断片は...
空虚な世界に連れてかれる
にもかかわらず
非日常の日記を心に灯した
ずっと揺れている
記憶にない日記のように
伝わらない想い胸に
のらりくらりと
私は生きています
しっかり生きたことはないですが
ぬくもりある心のスポンジと
のらりくらりと生きてみます
ずっと止まっていた
非日常的な神経は
ニヒリズムのようだった
空を見上げた刹那
はにかむ未来に
心は開放感に包まれていた
#5 閉ざされた日記
~コソコソ裏話~
最初の段落から最後の段落前まで最初の文字を縦書きで意味を残しました。
「心は空に非ず 記伝の私 死(し)ぬの」もちろん意味はあります。出なきゃ書きません。まだ工夫があります。
最後の段落から最初の段落前まで
逆から読んでみてください。すると、
「心は空に非ず の主(ぬし)私の伝記」 になります。ね?びっくりしたでしょ?どういう意味だろうね。
その頭で考えてみてください。
あとは、最初の段落から読むのはもちろんのこと、これに関しては、最後の段落から逆に進んで読んでみても面白いんじゃないでしょうか。どこで区切るか、どこで感情を解放させるかによって、また、さらに一味違う嗜み方が出来ると思いますです。(個人的には3段落が好き)
なんか以前に木枯らしをお題としてやった事あるぞ?
運営さんサボったか? まぁいいや。考えます(2度目)
綺麗になれた時
あなたはきっと美しい
染み込んでしまったシミは
僕の五感を働かせるでしょう
あなたを選ぶ為に
朝焼けの空に
僕はなぜか贅沢らしい
誰かがいると思ったら
きっと、退屈になるのでしょう
僕を助ける為に
淡い風が僕を咎めている
期待するあなたはただの惨め
偽り表情を造り肯定するは虐め
綺麗を取り繕うことが君達の運命(さだめ)
僕達我々。
風が心地よく感じたんだ
全身全霊で
この心で
生きているんだ
そう考えた
#4 木枯らし
あなたは美しい憧憬の的
つまらない私は慚愧する
あぁ...求不得苦とはこの事か...
悄然としている私に
声を投げてくれたのは
やっぱりわたしだった
感情と行動、信じたくないのに
齟齬が生じていく
何がこの私を苦しめるのか
私が私を助けるのなら
あなたがあなたを助けるのなら
きっと世界は美しいでしょう
私の本当の本懐を知ることが
私の為になるのなら
私を信じていたい
いつかの花が散るまでに
#3 美しい
「私は小さな人間です。」
生きること如きで悩み
些細な変化に驚き悩み
変わりたくても変わりたくないような人間です
ハート型のライターは途絶え
ひび割れた水晶が
視界を遮りました
私は何になりたいのでしょうか
世界の隅っこで叫べたのなら
何が起きるのだろうか
天地がひっくり返るのかな
ある意味ひっくり返るのかもね
この世界は広いのでしょうか
この世界は窮屈なダンボールのようなもの
広いが故に邂逅ではない
狭いが故。気づかない。
お疲れ様でした。神
お疲れ様です。 平民
お疲れ様。 仲間
私は何になりたいのでしょうか
そうです、
「私は大きくなりたい人間です」
#2 この世界は