一滴の涙と
一滴の血は
どちらも
簡単には流すことが出来ない
かけがえのないもの
#71 Drops
欲しいものなんて
何もない
そんなことを言えたなら
みんなはきっと
人間じゃないかもしれない
#70 I don't want anything
未来なんて予測しか出来ないけど
そんな不確定な予測が
そこそこ当たっている
もし、未来を見れることができるんだったら
どういう人間になって
どういう生活をしているのかを知りたい
今とは全く違うような人間に
無理して変装しているのか、
自分自身を最大限大切にして、
他人を助けようと頑張っているのか
将又、自分自身を最低限大切に出来ればいいと
その時もまだ思っているのか
一体、どんな人間になっているのだろうか。
これはあくまで、
予測でしかないけれど、
俺はいつまでも
「優しい人間」として
生きているのかもしれないね
#69 If I could see into the future.
いらない薬を
必要がないような薬を
あなたは
いつの間にか飲んでしまった
他人の気持ちを知りたいけど
あなた自身の気持ちすら
知った気になっているだけで
どこもわかんなくて
自分が自分でいれているような気がして
そんな自分がそこそこ好きだけど、
あなたが誰かのために
気をつかっているそんな姿
誰も望んでいない
やっばりあなたには
まだ何もない
色もなければ
自分すらいない
あとは一滴の涙を流せば
色が鮮明に浮き上がって
あなたが生まれはじめる
#68 Colorless World
あなたの花は
あなたにしか咲かせることができない花
誰かがあなたに雨を降らせてくれないと
実ることは決してない、奇妙な花
そんな奇妙な花を、見捨てておくか、
愛してあげるか、嫌いになるか、
誰かに授けるか、犠牲にするか、
それは、あなたの自由
あなたの花壇なんだから
あなたの自由に決まってる
時には
花壇を踏み荒らす輩もいるだろう
雨が降らないことだってあるだろう
辛くて、あなた自身が踏み荒らすことだってあるだろう
けど、
あなたの花壇は
そんな辛いことも
乗り越えてきた
あなたの花は強い
あなた以上の花なんて存在しない
あなたは、
あなた自身の花をめいいっぱい
認めてあげればいい
ただそれだけで
ただそれだけで
あなたの花は
誇らしく煌びやかな
涙を流す
#67 Flowers