十九歳

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4/14/2025, 2:59:35 PM

僕は足をすべらせて
水死体になるんだろうな

#6.未来図

3/30/2025, 10:50:46 AM

髪をつまんで回転させて
少し目を伏せた春が
頬に口付けを落とす瞬間が
どうにも
待ち遠しかった
不毛な冬が終わる前に
ゆるされていたい

#5.春風にのせて

3/11/2025, 3:15:24 PM

剥き出しの心臓に突き刺さった愛
誰よりも死んで
ひとなみ以上の生きたいを破棄
星だってごみだ、なのに
君が聖者なわけないじゃないか
臓にまるめてつめ込んだ心の内
喪失の恐怖を
あの子より知っているぼくはつよい。
助骨のはずのぼくら、
死ねなかったはずの生きたいぼくら、
心臓を満たす君は生者

#4.星

3/3/2025, 1:14:06 PM

ひらり、泡沫
ひとときの記憶にしがみつく
ふわふわふわ
かわいくしんだ昨日までのぼく
ひらり、泡沫
うつむいた明日と手をつなぐ
くらくらくら
世界ごとの回転と立てないぼく

ひらり、躱したまたねのあぶく

#3.ひらり

2/28/2025, 9:12:38 PM

海の深さを、見に行こう
太陽も溺れてしまえるなら
君の体躯は波に砕け散るだろう
可視化された息に
冷えきった指先をあてて
どうしても冷える ね、なんて
笑ってしまえる君が嫌いで
そんな
澱む君にも
逃げようとは言えなかったから
馥郁たる、感情に呑まれてく
空ぶった言語を投げつけて
「大丈夫」
確証もないのに
一度のそれしか言えないままで
差し出したこの手はきっと
あの日のままの
ぬくもりを求めていたんだね

#2.あの日の温もり

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