十八歳

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海の深さを、見に行こう
太陽も溺れてしまえるなら
君の体躯は波に砕け散るだろう
可視化された息に
冷えきった指先をあてて
どうしても冷える ね、なんて
笑ってしまえる君が嫌いで
そんな
澱む君にも
逃げようとは言えなかったから
馥郁たる、感情に呑まれてく
空ぶった言語を投げつけて
「大丈夫」
確証もないのに
一度のそれしか言えないままで
差し出したこの手はきっと
あの日のままの
ぬくもりを求めていたんだね

#2.あの日の温もり

2/28/2025, 9:12:38 PM