十九歳

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2/27/2026, 5:55:57 PM

雨でも良かった
濡れてしまったとしても
気にしなかっただろう
呼んでくれたら、とか
知っていたら、とか
後出しの言い訳ばっかりが空振った
空虚を好いた綺麗事が積もる
宛先の無い手紙が増えても
切手を貼らずには居られない
痛くてもよかった
呼吸すら苦しかったとしても
気にしなかったよ
あの日に、君と生きていたならば
君と

#15.現実逃避

1/28/2026, 2:31:03 AM

期待しないように生きることが
きっと誰よりも痛みを感じなくて
都合よく、優しい人間になれる
皆、そういう人間がすきだ

有象無象の、ごめんね、を
気にしてないよ。で包む
都合よく、優しい人間になりたい
僕は、そういう生き方をしたい

その時に損をしていてもいい
優しいという事へ甘える人間を
切り捨てる事が出来るのは僕だ
優しい人間であろうと、思う

それでいいと思えるのが、僕が持つ優しさ

#14.優しさ

1/20/2026, 3:25:07 PM

永遠でいたいですか
波間に消える月明かりを
君が手に入れてしまった
海底に未来を忘れたままの
ふたりでいようね、とか
死ぬまで手を繋いでいよう、とか
譫言に飲まれて濁ってしまうね
なあ、深海
純粋な美しさに泣くなよ
透き通るほどに濁っている海の
君が消えた波間にぼくは
夢を見ていたいよ
海の底の砂に、しがみつく
永遠でいたいだけで
目を逸らしているわけじゃ
ないんだけどね

#13.海の底

12/6/2025, 1:41:51 PM

ひと、個々にある濁りから
まだ目を反らせないでいる
それでも君の魂は
目を潰すほどの青空のうちがわ
靉靆たる日々の中でも僕にほほ笑み
此処にあるから見失うなよと
抱き締める力を強めて
柔く頭を撫ぜて
未だ消えない灯りとなる

#12.消えない灯り

11/9/2025, 11:05:30 AM

横断歩道のむこうがわ
赤い君は歩き出して
もう会えないことだけを
重い夕日を背負ったままの
伸びた背筋で教えてくれた
止まった僕はどこまでもブルー
コンクリートに色もつけずに
去り際笑えばよかったと
境界線を睨んで吠える

#11.心の境界線

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