光と闇の狭間で
何が正解なのかわからない。
いくつもの選択肢があって、
一歩間違えれば闇に落ち、
また一つ正解を選べば光り輝く方へ行く。
私は今、その中間点にいる。
一つ一つの行動で間違いがあったらどうしよう。
でも、その間違えは誰も正解は教えてくれない。
正しいことでさえ教えてくれない。
誰か、誰か、私の未来を教えてください。
どう生きるのが正解なのですか?
私はずっと光と闇の狭間で彷徨っている。
泣かないで
ユウちゃんほら、ちゃんとお片付けしてね。
ユウちゃん周りに迷惑だから静かにしてね。
ユウちゃん、ママの大事なものは触らないでって言ったよね。
ユウちゃん、どうしてママの言う事聞けないの。
ユウちゃん、わかってよ。
ママもう疲れたよ。
あああ!!五月蝿い!ユウちゃん泣かないでよ!
五月蝿い五月蝿い五月蝿い!!!!
ねぇ!泣かないでよ!!?もう、静かにしてよ、
飛べない翼
「あなたも将来は立派な翼を持って飛び立つのよ」
昔、お母さんにこんなこと言われたな。
もう、誰も私を見てくれない。
私は、!たくさん、たくさん頑張ったのに…
お母さん達もたくさん、私に与えてくれたのに。
なのに、なのに、私は、立派な翼なんて持てなかったし、
翼を持っても、飛び立てなかった。
「いくらあんたにかけたと思ってるんだ!」
ごめんなさい。ごめんなさい。
また次頑張るから…
いや、もう私は、頑張れないよ…もう、疲れちゃって、
飛べないよ。
あなたは私を柔らかい雨で包んでくれた。
優しい、とても優しい雨に打たれるように、
私を苦しみから、救い出してくれた。
ありがとう…
柔らかい雨
私は旅をしている魔女だ。
といってももうこの世界に魔力は無い。
大昔にある魔女により封印されたのだ。
その魔女は魔法を封印する代償で何があっても死なぬ、
不死身になった。
不死身と聞いたら別に代償のように思えないが、
実際死ねないのは辛い。
周りの者はどんどん居なくなるのに己だけ
取り残されてしまうのだ。
私は永遠の旅をしている魔女だ。
大昔に魔力を封印した魔女だ。
もう、何年、何千年、何万年経ったのだろうか。
一緒に旅をした仲間は、もう居ない。
私だけ、取り残されて、
人類が滅亡した今でも私は、『永遠に』旅を続けている。
昔は不死身とか、憧れてた。