『時間よ止まれ』
消えてしまいたい。
時々そう思ってしまう。
でも別に辛いわけじゃない。
逆に幸せすぎる。
最近、この幸せがもう続かないのでは?と思う。
だから、この幸せが崩れる前に消えてしまいたいのだ。
時間を止める?
そんな、夢みたいなこと、出来る訳無いじゃん、。
『空が泣く』
おはよう、空ちゃん。
今日はいい日だね!
おはよう、空ちゃん。
どうしたの?大丈夫?おばあちゃんが倒れちゃったのね…
おはよう、空ちゃん。
おばあちゃんが亡くなったんだね…。たくさん泣いて泣いて、その後たくさん笑おう。
たくさん雨が振ったあとの晴天はいいよね
命を灯す仕事もあれば、命を消す仕事だってある。
今日も私は命を灯す仕事をしている。
新しいろうそくに命を灯し、新たな命が生まれる。
今日は調子がよかったのか、早く作業が終わった。
私は普段は忙しくて行けない、ろうそく道を歩いてみることにした。
こんなにたくさんの命があるんだな…
すると、もうろうそくが亡くなってしまいそうな命があった。
命は弱々しかったけどほんのり暖かかった。
私は見届けることにした。
命が燃え尽きるまで。
夜明け前
今日も眠れなかった、というより寝たくなかった。
なぜなら、日が出るところを見たかったのだ。
これは言い訳かな。
ホントは明日が来てほしくないから。
明日が怖いから。
現実を見るのが怖くて、逃げている。
嗚呼、もう朝か…
学校、嫌だ、生きたくない…
今はお布団の中でぐっすり寝るのが幸せ。
本気の恋
私は恋なんて勉強の邪魔だと思っている。
でも、最近彼を目で追ってしまう。
教室の扉から廊下にいる彼が見えた時、
なぜだか、とても嬉しくなる。
でも彼は彼女がいた。
私みたいな陰のオーラを出している子じゃなく、
彼の彼女は明るくて、面白い。ムードメーカーなのだ。
叶わないとわかっているけど、それでも彼のことが好きかもしれない。
認めたくないけれど、これが恋か、案外良いかもしれない。