あいら

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9/11/2023, 2:14:21 PM

今日もちゃんと出来なかったからバツ。
わたしはバツが嫌い。
だって今までテストでバツがついたことないの!
わたしはマルがつくと思って、おかあさんに百点満点のテストを見せた。
褒めてくれた!!マルがつく!
でも、バツがついてた。
どうしてだろう。何がだめだったんだろう。
ほめてくれたのにマルがつかなかった。
まだ、ダメなところがあるんだ。
頑張らなきゃ

バツ、バツ、バツ、バツがいっぱい。
わたしは出来ない悪い子なのかな。
でも頑張ればマルはつく!

バツ、バツ、バツ、バツ。
私は出来ない子。
何も上手にできない。
私が駄目だからバツがつくんだ。
もっと、認めてもらえるように、

今日もバツ。
社会人になった今でも、私はバツをつけている。
私は決めたのだ。最期まで生きたら『カレンダー』にちゃんと出来たよって、丸をつけると。













9/10/2023, 12:56:40 PM

喪失感
どうして、いっちゃったの。
一緒に、くらげ降らせるって、約束したじゃん。
あんなに、強くて、明るくて、元気だったあの子が
どうして病気で死ななきゃいけないの!!
どうしてこんなにも早くいってしまったの、?
最後にあの子と図鑑で見たミズクラゲ。
「ミズクラゲきれいだね。降ってくるとこ一緒に見ようね!!」
お願いします神様。
あの子のために、クラゲを降らしてください。
この理不尽な世界にクラゲを降らしてください、
そうしないと、私はもう壊れてしまいそうです。
私は強く願った。
ボトッ
足元にミズクラゲがいた。
今日、大量のミズクラゲが世界中に降った。


9/9/2023, 12:14:36 PM

世界に一つだけのたんぽぽ

世界に一つだけの空

世界に一つだけの落書き

世界に一つだけの使いかけの鉛筆

どれもピッタリ同じじゃない。
どれも世界に一つだけのもの。
人だってそう、同じ人なんていないんだ。
「〇〇ちゃんはみんなと違う。」
その"みんな"もひとりひとり違う。
だから、その子だけが違うわけじゃない。
それぞれが世界に一つだけの大切な人間だ。

『世界に一つだけ』

9/8/2023, 9:07:49 AM

『踊るように』
私はダンス部の部長だ!
音楽もダンスも大好きで今とっても幸せだった。
県大会に向けて練習をしているところだ。

私はダンス部の部長だった。
事故にあい、耳が聞こえなくなった。
もう、踊れない。
大好きだった音楽も聴こえない。
聞こえないなんて嘘だ!
認めたくない、嫌だ嫌だ、
私は手話なんてなくても喋れるし、
音だって少しは聞こえる
だから、踊らせてよ、


9/6/2023, 1:38:55 PM

『時を告げる』
ようやく楽になれるんだ。
痛くて痛くて、苦しかったことも、明日できっと終わるんだ。
別に明日で終わると言われたわけではない。
もうなんとなく分かるんだ。
自分のことは自分が一番わかっている。
でも、楽になれるはずなのに、僕は泣いてしまう。
悔しい。
この世界で弱く生まれた僕が。
それでも、周りの人たちは僕に暖かい光をくれた。
だから、僕は、少しでも生きたいと思えるようになった。
治療は頑張ったし、痛い注射だって我慢した。
苦しくなる薬だって、にがい薬だって、頑張って飲んだ。
それだけ頑張ったけど、僕はもう、その時が来てしまったようだ。
今日が明けないでほしい。
でも、それは叶わず、僕は段々と意識が遠のいて、あたたかい光に包まれていく。



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