大好きな君に
お前はお前のその足で
しっかり立って、この世界の、
儚い1歩を踏み出しなさい
お前はお前のその声で
愛するものに、愛していると、
伝えなさい
お前はお前のその眼で
この世界の絶望も、希望も、
焼き付けなさい
この世の大地で
荒れ狂う波に負けぬよう
弱くとも、ちっぽけな
そのお前のままで
しっかり生きてから死になさい
嫉妬とか
ほざけが
己がいちばんかっこうがいい
他と比べるなんて
たわけが
理解されずとも
虐げられようとも
己がいちばん好きである
たった一つの希望
身体に穴を開けた
その瞬間、僕の身体は僕自身と繋がった
髪を金髪にした
その瞬間、僕自身は僕の身体を支配できた
浮遊する僕の身体は
いつも曖昧で掴みきれない
僕は僕自身をはっきりと見たことが1度もない
僕は身体を痛みつけることで
僕自身を認識した
僕は僕であるのに、その僕でさえ
僕を捉えきれない
小さい命
幼いころ、蟲を潰して遊んでいた
大人はそれを可哀想だからやめてと言った
僕はその時、命を消している感覚なんてまるでなかった
大人は言った
命は尊いものです、大切にしよう
相手の気持ちになってものを言いましょう
その汚い口で、何度も何度も
僕はその汚い口を見る度に、醜い甘ったれた声を聴く度に
眉をひそめ、心に内で毒づいた
蟲を見る度に叩き殺すあんたらはどうなんだよ
命を大切にしようと言った、その手でその顔で
ひとつの命を消そうとするあんたらの方が
よっぽど命を分かっちゃいない
Love you
僕は君の悪いところを100個言える
でも、君の好きなところは101個言える
恋なのか愛なのか、はたまたそれをも超えた何かなのか
そんなものはどうでもいいけど
君が幸せならそれでいい
守っやるよとか、君の不安を拭えるような
そんな大層な真似は出来ないし、したくない
君は君の足でちゃんと
僕は僕の足でちゃんと
この世界を生きて