花瓶に消えた猫

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1/31/2026, 12:34:30 PM

旅路の果てに見えた景色は朽ち果てた街だった。
僕が勝手に思っていただけだった。
旅の先はきっといい景色が待っているだなんて。
今思えば馬鹿らしい。
確かに旅を通して色んなものや人に会えた。
嬉しいことや楽しいこと、悲しいことや辛いこともあった。
でも、こんな景色を見たくて旅を続けていた訳ではない。
僕はこの終着点に悔しさが込み上げてきた。
なにしてたんだろうな...ほんと。
僕は旅本来の意味を見失っているのだろうか。
それすらも分からない。
朽ち果てた街を見ながら僕は静かに眠りに...。