起き上がるのが面倒くさくて丸めたティッシュをゴミ箱に投げる。入った!何気ないふりをしながら心の中でガッツポーズをする。
そっけない恋人に何気ないふりをして近づく。彼女から手を繋いでくれた!それだけでその日1日が薄いピンク色に染まる。
試合で3Pシュートが入る。いつも通りのことだと何気ないふりをしてDFに戻る。
自販機の下で500円玉を見つけた。何気ないふりをして私はそれをポケットに突っ込んだ。1000円札よりも500円玉のほうが特別感があるのは何故だろう。
日常での小さなガッツポーズが我々人間の生きるエネルギーなのかもしれない。
好きじゃないけど「隙」があるあなたに想いを寄せていました。
幼馴染だからと気を許しているのか、私の部屋で腹出して寝転がったり、夏祭りでは浴衣姿で手を引っ張ってくれたり、テスト前になって勉強を教えてくれと懇願してきたり……
これから先もずーっと私だけを頼ってください。
少し緊張気味のあなたに手を引かれながら、春の木漏れ日につつまれた今日この日に、私は結婚の届け出を出しに市役所へ向かうのです。
リポーター「今日はところにより雨でしょう。」
彼女「ねえ、今から晴れるよ!!」
自分「何を言ってるんだこいつは、、、」
自分「ガチで晴れた……」
サバサバしたカップルよりラブラブしたカップルになりたい。俗に言うバカップルになりたい。
デートの時はいつもペアルックを着たり、愛情表現を忘れなかったり、デート先がどんな所でもバカみたいに楽しみ合える
そんなカップルになりたい。
広い世界に二人ぼっち。
彼女は毎晩、ある日突然消えた家族を、友人のことを考えて泣いているけれど、
密かに僕はこうなればいいのになとずっと前から思っていた。
中学生が、授業中に教室に入ってきた立てこもり犯を撃退する方法を考えるように。
本来であれば七夕に当たる日に彼女と一緒に短冊を書いた。二人とも「元の世界に戻りますように」と短冊に記した。
僕は彼女にバレないように端っこに小さく
「二人ぼっちの世界が永久に続きますように」と追記した。