男子高校生の妄想

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3/21/2024, 1:11:03 PM

広い世界に二人ぼっち。
彼女は毎晩、ある日突然消えた家族を、友人のことを考えて泣いているけれど、
密かに僕はこうなればいいのになとずっと前から思っていた。
中学生が、授業中に教室に入ってきた立てこもり犯を撃退する方法を考えるように。
本来であれば七夕に当たる日に彼女と一緒に短冊を書いた。二人とも「元の世界に戻りますように」と短冊に記した。
僕は彼女にバレないように端っこに小さく
「二人ぼっちの世界が永久に続きますように」と追記した。

3/20/2024, 11:50:02 PM

夢が覚める前に
片思いのあの人に想いを伝えに行こう。
現実では直接言えないことも夢の中でなら何でも言える気がする。
あ、見つけた。
ずっとあなたのことが好きでした。
片思いのあの人は満面の笑みでこちらを見ている。



夢が覚めちゃったみたい…

3/19/2024, 10:13:46 AM

大事な公式戦、胸を無理やり高鳴らせる。
今すぐ逃げ出したい気持ちをぶん殴って、指先まで血をたぎらせる。
心は熱く、頭は冷静に。
ただひたすらに勝利に貪欲になる。
極限までこの"戦"に集中する、入り込む。
入り込んでコート上の全てを把握して戦を操る。
相手に操られそうになっても主導権は握ったまま絶対に譲らない。
力付くで取りに来たら殴ってでも追い出す。
ああ、これこそ私が追い求める"戦"哉。

3/18/2024, 2:05:19 PM

不条理。そんなことは世の中たくさんある。この前だって親戚の家に言った時、昔は優しかった叔父が急に私達との間に入り込んできた嫁の尻に敷かれている。自分が良いと私に言ったことを後から嫁が怒ってやっぱりダメと私を怒る。ついこの前だって学生なんだからもっと元気よく振る舞いなさい!と年寄りに言われた。若者だって気分が上がらない時はあるのだ。どうも年寄りは自分たちの過去を美化する傾向にあるらしい。確かに老人たちが創り上げてきた日本の基盤の上で私達は生活しているのかもしれないが、それを押し付けてくるのはいわゆる「老害」である。若いんだからもっと声を出せ、若いんだから重いものを持て、若いんだから体調が多少悪くても席を譲れ。私の周りにはこんな老人しかいないのか。会社時代、高い地位に就いていた人は定年退職後、孤立することが多いらしい。やはりそういうところを引っ張っているのだと言わざるを得ないだろう。