十目 一八

Open App
5/4/2026, 1:42:03 PM

お題『耳を澄ますと』

今日はキミとカラオケに行った
結婚してはじめてのカラオケ

とても楽しくて
少しだけ懐かしい時間

キミの歌声は相変わらずで
その声がやっぱり大好きで

キミと離れてた間に
キミを想って歌っていた曲を
今日はキミの隣で歌ってみたよ

あの頃は
届かない想いを
ひとりで抱えていたけど

耳を澄ますと
今はすぐ隣で
キミの声が重なって

なんだか
あの頃の私が
やさしく救われた気がして
今がとても愛おしいんだ

5/3/2026, 1:20:48 PM

お題『二人だけの秘密』

私には小学生のときにできた
大切な夢があるけれど
恥ずかしくて
ずっと誰にも言えなかった

はじめてキミに話したとき
すっごくドキドキして
私は下を向いてしまってた

キミは「いいと思います」って
いつもの調子で言うから
ちゃんと届いたのかなって
少しだけガッカリしたけど

私が迷ったときは
隣で一緒に悩んでくれて
道具に困ったときは
一緒に調べてくれて

時間がかかっても
夜が遅くなっても
いつもみたいに
そばにいてくれたね

気づいたんだ
あの軽いひと言は
適当なんかじゃなくて
迷いもなく
受け入れてくれていたんだって

だからこの夢は
まだ誰にも言わないでいよう

叶ったときにだけ
胸を張って話すんだ

それまでは
キミと私だけの
ちょっと特別な秘密

少しだけ
誇らしい秘密だよ

5/2/2026, 12:16:16 PM

お題『優しさだけで、きっと』

お母さんと私は昔からそりが合わなかった
よく、ぶつかってしまったし
幼いころは
お母さんの言葉が鋭すぎて
泣いてばかりで
おじいちゃんがくれた優しさに
ずっと支えられていた

お母さんの都合で転校を繰り返し
気づけば私たちの間には
小さくない溝ができていて
私は専門学校のときに家を出た

それからずいぶん時間がたって
妹が結婚して
子どもが生まれて
お母さんは「おばあちゃん」になって

あんなに尖っていた日々が
少しずつ
やわらいでいった

私が結婚したあとは
安心したみたいに
お母さんも変わっていって

この間は
ふつうの母娘みたいに
並んで買い物をした

同じものを手に取って
少し笑って
それだけで
胸の奥があたたかくなった

――ずいぶん、遠回りしちゃったね

あの頃
おじいちゃんがくれた優しさが
今も私の中に残っている

優しさだけで、きっと
ここまで来た

おじいちゃんも
安心してくれたかな

5/1/2026, 12:17:41 PM

お題『カラフル』

今日は陶器市に行ってきた
日帰りは少し大変だったけど
それ以上に楽しかった

水色やピンクのパステルカラーのマグカップ
白黒の動物柄のお茶碗
菜の花色の湯のみ
真っ青な海みたいな箸置き

どれも綺麗で
何度も立ち止まってしまう

そんな中でひとつ
うっすら柳色の急須が目に留まった

キミが緑茶を好きなこと
急須を欲しがっていたこと
ふと、思い出して

この落ち着いた色は
どこかキミに似ている気がして

気づけば手に取っていた

たくさんの色に囲まれた一日の終わりに
私が選んだのは
キミの色だったよ

4/30/2026, 10:26:06 AM

お題『楽園』

数年前には
考えられなかった
私の居場所

広すぎないけど
落ち着ける明るい部屋
育ててみたかった植物たちと
実家から連れてきた植木たち
ぽかぽかの日当たりのベランダ

そこに
ペットたちがいて
キミがいる

それだけで
毎日がちゃんと嬉しい

ここはもう
私のしあわせな楽園

ドアの外には
妹家族と母の暮らし
少し離れた場所には
大切な友人たちの毎日

みんなが
それぞれの大事な人と笑っていて

その景色ごと
ぎゅっと抱きしめたくなる

だから今日も
ちゃんと大切にしたい

このやさしい世界と
私の楽園を

Next