お題『好きじゃないのに』
よくカラオケに行く友人がいた
最低でも月1回は行っていて
絶対にフリータイム
7時間以上は全力で歌ってた
歌の合間にはおしゃべりして
凄く楽しかったな
ずっと歌ったり話してると
喉が渇くから
飲み物を取りに行くんだけど
2人して『メロンソーダ』を飲んでたんだ
何故だろう?
私たちはメロンソーダなんて
好きじゃないのに
むしろ、苦手だったのに
甘い飲み物は得意じゃないし
炭酸のシュワシュワは
舌が少し痛くて苦手で
友人だって普段は炭酸系は飲まないのに
ずっとメロンソーダばかりだったな
お互い家族が出来て
家も遠くなってしまって
最近は全然、カラオケに行けてないけれど
スーパーで買い物してる時
ふとメロンソーダが目に留まるようになったんだ
もしまた会えたら
次もきっと
メロンソーダを頼むんだろうな
お題『ところにより雨』
最近、やたらに忙しい
病院で急な検査が入ったり
仕事も増えて
友人との約束も延期になって
今日も急いで帰らなくちゃと
早足のまま歩いていたら
ふと水滴が頬に触れる
サラサラと細やかな
優しい雨が降る
そんな日くらいは
少しだけ
足を止めてもよいかもしれない
雨が止んだら
また、歩こう
さっきより少しだけ
軽くなった足取りで
お題『特別な存在』
朝、私が起きる頃には
キミは仕事に行ってるから
LINEで「おはよう」って伝えるのが
私の一日の始まりで
仕事は私の方が早く終わるから
「終わったよ!」って伝えたら
「お疲れ様~」って返してくれる
キミが帰ってきたら
二人でお夕食
ちょっと失敗しちゃったご飯でも
キミは「美味しい!」って食べてくれる
コタツにならんでドラマを見ながら
今日、あった事を話して
途中で会話がそれていく
特別って言うには
あまりにも普通で
でも、この普通がなくなったら
私はすごく寂しくて
きっと、泣いてしまう
そんなふうに思えるキミが
私にとっての特別なんだ
また明日の朝も
「おはよう」って送るね
お題『バカみたい』
昔からよく転校をしてたものだから
私は少し捻くれた子供だった
友達が出来てもすぐお別れだし
そもそも、学校に馴染むのが大変だし
転校初日の挨拶なんて
バカみたいだと
適当にやってしまったりしてた
そんな私が自分から学校を変わった事が
1度だけあった
どうしても、勉強したい事ができて
1年で学校を変わったとき
前の学校には凄く仲の良い友人たちがいて
その学校の勉強も嫌いでは無かったし
やっと、ずっと同じ学校に行けるのに
なんてバカなことしたんだと
新しい学校に行く希望より
後悔の方が大きかった
結局、新しい学校には早く馴染めて
気づけば名前を呼び合える親友にも出会えたし
一生一緒に居たいと思える人にも出会えた
希望の職種には喘息が悪化して就けなかったけど
勉強したことは無駄になってない
昔の学校の友人たちは今でも仲良くしてくれてる
バカみたいで良いじゃない?
自分に素直に生きれたらそれで良い
後悔はたくさんした人生だけど
私の人生、悪くないよ
お題『二人ぼっち』
暖かい日が続いたあとに
急に寒くなる夜がくると
世界に取り残されたみたいで
ひとりなら少し怖い夜になる
でも、キミとなら少しあたたかい
二人でこたつに入って
言葉がなくても
そっと隣にいるだけで
胸の奥のソワソワが静かになっていく
二人ぼっちなのに
どうしてこんなに幸せなんだろうね
キミの優しさは
大きな何かじゃなくて
やわらかい灯りみたいで
暗闇の中でも
ちゃんと帰る場所を教えてくれる
ねえ
このまま少しだけ
世界を置いていこうか
キミと二人ぼっちで