十目 一八

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3/20/2026, 1:27:39 PM

お題『夢が醒める前に』

大好きな本を読み終わって
続編があったら絶対読みたい!と思っていると
決まって見る夢がある

その本の続編がたくさん出てて
最終巻までずらりと並んでる本屋さん

淡い青の表紙や
金色の文字が並んでいて
見たことのないタイトルが
キラキラと目に飛び込んでくる

私は嬉しくて
カゴに全部の本を入れていく
ワクワクしながらレジを終えて
さあ、読もう!って張り切ったとたん

ふと、どこかに引き戻されるみたいに
意識が浮かび上がる
この本だけは!としっかり抱え込むけれど
夢は醒めてしまって
せめて、少しだけでも読みたかった…

続きを知る前に
物語はふっと遠くなってしまうけれど
胸の奥には
まだあのときのワクワクが残ってる

だからきっと
また素敵な本に出会える気がするんだ
胸が弾む気持ちが醒めてしまうまえに
今日は本屋さんに行ってみよう

今度こそ
夢の続きを読めることを願いながら

3/19/2026, 12:16:20 PM

お題『胸が高鳴る』

遠距離恋愛だったころ
キミが住んでる街が近づくと
私は電車の中で大忙し
鏡で髪型を整えて
身だしなみの最終チェック

今日はどこ行くのかな?
服装、気に入ってくれるかな?
ワクワク ドキドキが溢れて
早く着かないかなって
ずっと時計とにらめっこ

駅にやっと着いたら
キミが待つ改札まで
楽しみすぎて
走ってたっけ

なんだか懐かしいな

今はもう
待ち合わせも減ったけど
その代わりに一緒にいられる
休日が待ち遠しくて

特に明日からの3連休は
チーズケーキを一緒に作るって約束だから
私は今日からもうソワソワしてる
明日の服装はどれにしようか?
春っぽく明るい色にしようかな?
お菓子作りに合わせて
ドーナッツのピアスも面白いかも

どうやら、キミの事になると
私は昔から変わらないみたい

明日のことを考えるだけで
少し早くなるこの鼓動のまま
この先もずっと
キミにときめいていたいんだ

3/18/2026, 10:46:51 AM

お題『不条理』

どうして、なんて
きっと答えはなくて

大切なものほど
するりと手をすり抜けて

ちゃんと歩いてきたはずなのに
気づけば足元は崩れていて

それでも世界は
何事もない顔で朝をくれる

悲しみを抱えたままでも
光はちゃんと届くんだね

ねえ
それは少しだけ
やさしすぎるよ

泣いている人にも
同じあたたかさをくれるなんて

ひどいな、と思いながら
そのぬくもりに手を伸ばす

理由なんてわからなくても
ここにいていいよ、と
言われた気がして

3/17/2026, 11:06:55 AM

お題『泣かないよ』

どんなに悲しい日も
辛くて苦しくて
疲れ果ててしまった時も

貴女は涙を流さない
「大丈夫」って踏ん張って
「泣かないよ」って笑うんだ

その姿は凛としていて
とても美しいけれど

僕の前では泣いてほしい
本音をこぼして
一人で抱えないで

本当に挫けて
折れてしまう前に

貴女の心に
寄り添わせて

3/16/2026, 11:54:38 AM

お題『怖がり』

ボクの大事なあの子はすっごい怖がりで
お外にひとりで出れないし
お家も夜はオバケが怖いって
ひとりでお留守番もできない
ハニワも怖いから
お庭にハニワが置いてある家がある道は
絶対に通れないからいつも遠回りしちゃうんだ

大きな音も怖いから
雷からも雨からも
窓がガタガタする嵐からも逃げちゃって
ボクを抱きしめて
お布団に丸まって出れなくなっちゃう

まるで小さいころのもう一人のトモダチみたい
ボクから見たら、二人は凄くよく似てる
「お布団は防御力ゼロだよ」って
もう一人のトモダチは笑ってるけど
小さいころ怖がりで
君もお布団にくるまってたこと
ボクは、忘れてないよ

あの日、もう一人のトモダチが
ボロボロだったボクを修理して
怖がりなあの子に
「私の宝物だよ」って渡してくれた
その時から、あの子を護るのがボクの使命になったんだ

『ボク』はただのぬいぐるみで
寄り添うことしか出来ないけれど
いつまでだって傍に居ることは出来るから
怖さに立ち向かえる強さが育って
一人で世界を歩けるように
見守ってるよボクの大切な『宝物たち』

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