十目 一八

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3/13/2026, 12:44:22 PM

お題『ずっと隣で』

『おじいちゃん、おばあちゃんになっても
手を繋いで散歩しようね』

結婚した時に約束したよね
おばあちゃんになるまでどんな事があるか
私には分からないけど
どんな事があっても
キミの隣にいたいんだよね

キミの顔を見て
キミの声を聞いて
たまに泣いたり
ケンカもするだろうけど
最後には笑って過ごせたら良いよね

苦労する日もあるだろうけど
幸せな日もたくさんあるから
二人で支えあって行けたら良いと思うんだ

ずっと隣で手を繋いで
これから先の長い人生を
のんびり歩んでいきたいね

3/12/2026, 12:59:53 PM

お題『もっと知りたい』

私はキミのことなら
だいたい分かるって自負してる
キミはのんびり穏やかで
だいぶ無口な人だから
声のトーンや表情で感じ取る
キミ専門の観察眼はLv.MAXまで極めてある

今日のお夕飯の小鉢を決める時
「ピクルスが良い?」 「ん~」
「煮浸しが良い?」 「うん」
煮浸しを食べるキミの笑顔が5割増し
さすが私の観察眼!
今日もバッチリ、キミを見分けられると自画自賛

でもね
この方法だと
キミを『だいたい』しか分からない

寝る前のゆっくりタイム
キミは可愛いペットを撫でながら
今日もとっても聞き上手
私の話を聞いてくれるのは嬉しいけれど
そろそろキミの声が聞きたいよ
今日はキミはどんな1日だったの?
最近のお仕事はどう?
楽しいことや嬉しいことはあったかな?

そっと寄り添って『今度はキミの番だよ』って
ジッとキミの顔を見つめてみる
キミは両手で撫でてたペットを左手に持ち直し
右手で私の頭を撫でてくれる
嬉しい!…でも違うんだ
やっぱり、言葉にしなきゃ伝わらない
こうなったら直球勝負

「キミの話が聞きたいな!」
キョトンとした後
悩みながら今日、会社で出たお弁当の話をしてくれる
『こんな話で良いのかな?』
ってキミは心配そうだけど
どんな些細な話だって
キミから聞けたらとても嬉しい

もっと知りたいんだキミのこと
もっと聞きたいんだキミの声

3/11/2026, 12:15:02 PM

お題『平穏な日常』

今日はレモンが届いた
傷も少なくて爽やかな香りのするレモン
家庭菜園って書いてあったけど
大切に育ててきたんだろうな

このレモンを週末に
シロップとビネガーする
氷砂糖も明日買ってこないとだ

旬の果物でシロップとかを作りたいって
言い出したのは私からだった
みかんがたくさん余ってたし
ネットでみて面白そうだなって思ったから

実際にやってみたら筋取りが本当に大変で
毎日毎日ビンを揺するのも
たまに面倒だなって思ってしまったり
なにより、出来上がるまで1ヶ月半もかかるとは…

でも、さっそく炭酸で割って飲んだ時に
優しい甘さの中にしっかりとみかんの味が広がって
これを私が作ったなんて
なんだか凄く感動したんだ

それ以来、休日にテレビ見ながら
シロップの炭酸割りやビネガーのお湯割りを
キミと飲むのが私の大のお気に入り

このレモンも綺麗に洗って輪切りにして
毎日、丁寧にビンを揺すって氷砂糖と馴染ませて
1ヶ月半後にはどんな素敵な味になるのかな

特になんという訳でもない日常だけど
だからこそ凄く愛しい日常を
丁寧に丁寧に毎日、大切に生きることで
私の人生も素敵な味わいになると良いな

3/10/2026, 12:50:41 PM

お題『愛と平和』

祖父は私の憧れの人だ
尊敬する人でもある
そんな自慢の祖父の話をしてみよう

怒涛の時代に兄を2人亡くし
1つ上の兄が問題無く家を継げるように
遺産を放棄して上京した
就職先は消防士だった
ツテも無かったから寮があって
身一つで出来る仕事を選んだと言っていたけれど
火災現場で事故にあい
片足に治らない傷を抱えた後も
命を懸けて人を救い
過酷なリハビリを乗り越えて現場に戻った
そんな祖父の事を私は誇りに思う

兄を亡くした影響か
命の狭間にあった仕事の影響か
祖父は家族をとても大切にする人だった
時間を見つけては私たちと遊び
私たちが大好きな祖父の故郷の料理をつくり
本を読み聞かせ
いろんな所に連れて行ってくれた

子供のころの私はまるで濁流に飲まれてるような
そんな毎日だったけれど
祖父の傍で祖父の家にいる時は
バリアの中にいるような
絶対の安全と安心を噛み締めて
年相応の子供になれた

私が大人になって障害が見つかり
不安で心細くて震えてたときも
祖父だけが励ましてくれて
ずっと傍にいてくれたから乗り越えられた

祖父の最期の言葉は
「愛してる」だった
祖母の母の妹の
そして私の手を強く握って
永遠の眠りについた

…堅苦しく書いてみたけれど
これが私の大好きなおじいちゃんなんですよ
凄くない?
凄すぎじゃない?
人ひとりの平和と愛のある人生を守るってそう出来るもんじゃない
しかも、おじいちゃんは仕事でも人を救ってる
表彰状の数がハンパじゃない

私もおじいちゃんみたいになるんだと小さい頃から豪語してきたけれど
これがなかなか難しいんだわ
私は自分の小さな家庭の平和を守るのが精一杯で
でも、家族への愛情はおじいちゃんにも負けないと思うんよ
それだけはおじいちゃんにも誇れるかな

そんな、小さな平和がどんどん増えて
大きな世界に愛が溢れたら良いのにね

3/9/2026, 12:06:22 PM

お題『過ぎ去った日々』

明日は久しぶりに君に会える
1年ぶりくらいかな?

君と出会ったのは学生寮の入寮パーティーだったよね
専門学校に行ったは良いけど
家の都合で寮にいれられたから
私は少し不貞腐れてたんだ
でも、君がわざわざ部屋まで連絡先を聞きに来てくれて
趣味も好きな物も見た目も違う私たちなのに
あっという間に仲良くなって

寝る時以外は私の部屋に入り浸ってたから
2人で1セットで数えられて
どっちかがいない時は寮母さんが
「片方どこいった?」って探してたよね

バイトも一緒のところにしたから
やっぱり1セット扱いで
君のシフトを私に聞かれるって良くあったから
お互いの出勤日はバッチリ覚えてたね

私たちも子供の頃から一緒にいる気がして
思い出話語っては「あれ?その時一緒に居ないじゃん!」
って思い出こんがらがっちゃって
あんな不思議なことは君以外では起きたことないよ

あ、あとマカロンが流行ったときに
君が凄くハマってさ
なら作って見ようってなったけど
なかなか綺麗に出来なくて
でも、凄く美味しかったよね

ポロリポロリと過ぎ去った日々に思いを馳せて
そんな時にスマホが鳴って
「ごめん!!子供が熱出ちゃった!」
ってキミの声
「このまま、永遠に会えなかったらどうしよう…」
寂しがり屋なのも昔から
お子さんも熱はあるけど体調は元気なようで良かったよ
前回は私が風邪をひいてしまったし
なかなか会えないものだなぁ
そうだ、お子さんの具合が治ったら
家まで会いに行こうかな
確かに少し遠いけどお子さんたちにも会いたいし
不格好なマカロン持って

会えない日々もおばあちゃんになったらさ
懐かしいねって思うのかな
その時にそれでも一緒に居られて良かったと
思えるような
そんな2人でいたいよね

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