ℕ𝕠.13ー誰かしら?ー
「うふふ、今日もパンが出来上がったわ。早速売りましょう!」
ーしばらくしてー
「って言っても誰も買いに来てくれないんだけどね。」
いつものように焼けて美味しそうなパンが
いつまでも姿が変わらないまま放置されている
無理もない。
ここは山の上にある
誰も来ないような場所。
毎日毎日、パンを焼いては無駄になる。
自分ではなかなかのクオリティだと思うんだけどなぁ。
食べてもらえたらなぁ。
久しぶりに下の街に行って
食べ物を譲ってくれる
優しい人を探しに行くかぁ。
ー夜になってー
「あれ、、」
帰ってきたら
放置されていたパンが全て無くなっていた。
「鳥にでも食べられたのかしら。」
「えっ、!」
そこには、
全てのパンを合わせた金額を
遥かに上回るお金があった。
「誰、かしら、?、こんな、心の綺麗な人がいるなんて…っ」
そこからは
普通の生活ができるようになり、
街にお店を建てることができた。
そして、
その街で有名なパン屋になっていった…
ℕ𝕠.12ー芽吹きのときー
いままで沢山の経験を重ね
成長してきたね。
やっと
芽吹きのときが来たね。
(短くてごめん、、)
ℕ𝕠.11ーあの日の温もりー
私がまだ幼稚園に通っていた頃、
おばあちゃんが誕生日プレゼントとして
くまのぬいぐるみをくれた。
当時の私は飛び上がって喜んだ。
おばあちゃんは、凄くふわふわしていて
優しくて可愛い人だった。
今思えば、くまのぬいぐるみに似ていたなあ。
2人でぬいぐるみで遊んでいた時に、
おばあちゃんは言った。
「この子はもうひとりのおばあちゃんだよぉ。」
私には何言っているか分からなくて
困惑していた。
“おばあちゃん?この子が?”
「このおばあちゃんなら、いつまでも○○と一緒に居られるからねぇ。」
…今、このぬいぐるみを抱きしめると、
あの日の温もりを思い出す。
おばあちゃんは
凄く素敵なプレゼントをしてくれたんだなあ。
ℕ𝕠.10ーcute!ー
私が住んでいる街では
外を出歩いている猫
いわゆる野良猫?
がたくさん。
しかも
その猫が人懐っこくて可愛いの、♡
だから、猫アレルギーの人がこの街に来ると
とんでもない事になるらしい、、、
私が久しぶりに外をぷらぷら出歩いていたら
当然のように猫がよってきた
私、ずいぶん前からここに住んでいるから
猫たちに懐かれたんだよね
わ、わ、
こんなよってきたの初めて、(笑)
って思ってたら
遠くから外国人らしき人がニコニコで眺めている
そしたらその人が近寄ってきて
「シャシン、イーデスカ?」
と聞いてきたので
まあ、いっかと
頷いた
カシャ
「So cute !!」
そう行って去っていった、
なんだったんだ、、、
ℕ𝕠.9ー記録ー
記録。
私が一番最初に思い浮かぶのは
オリンピックかな。
けど関係ないお話かも。
どんなに努力して
どんなに反省したって
結局見られるのは
自分が出した《記録》。
本当は。
本当はね。
心の奥底で
努力している私を見て、
ほら、前の失敗をいかすために反省したよ、
そんなふうに思っているけれど、
結局は
《記録》
しか見てくれない。
そんな世の中に
疲れてしまうこともあるけど
“努力しているよ”
とそんなのを売りにするなんて
かっこ悪いとも思う。
だから、
記録を出すために
今、努力しないとね