あてこ9

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11/15/2022, 1:51:56 AM

みつけたら
思わず
追いかけてしまう
あなたの背中

今日は

なんだか
遠くに感じて

立ち止まった



#秋風 2022.11.15

11/14/2022, 1:29:24 PM

初めて
もう二度と会えないと言うことが分かったのは

私のことを
私より大切に思ってくれていた祖母との別れ

この世に誰も味方がいなくなった気がした

そのうち
同級生がなくなったと聞いた

学生の時以来あうこともなかった
優しい笑顔の人

私から、友だち。というのはおこがましい位の
みんなの友だち。

あなたは、優しいから。
と、
誰にも言われたことがないことを
言ってくれた人。

自分が好きになれなくて
追い詰められた気持ちになった時
彼女のあの時の柔らかい笑顔を
すがるように思い出していた
同級生

私の若い日々が、
若かった日になった

それから

母が、しんだ。

入院が長く長く続いたから
このままずっとずっと
病院にいけば会える気すらしてきた頃

少しずつ返ってくる言葉は減り
微かにうなづいたり、
目に浮かぶ涙が返事になっても
それでよかったのに

もう二度と会えない日がくる。と
私がその覚悟をするために
少しずつ少しずつ、しんだ。


毎日母の元に通い続けた
母が誰より愛した父が
石に刻んだ言葉は


倶会一処くえいっしょ

仏や菩薩の座る蓮の台座。
そこに、往生したみんなが集まっている。また、会える。
と言う言葉。

長い母と二人だけの時間の中で
父が、選んだ言葉。

わたしも、腑に落ちた。
何も話さない父の気持ちが
分かった気がした。


さようなら。ありがとう。を
百万回叫んでも

伝え足りなかった事ばかり
思い浮かんで、苦しかった。

今は、

寂しくなりかかった時、
私は、呟く。

「蓮のうてな(台)で会いましょう」

いつか
ただ1人で私がいく先には
待っててくれる人たちがいるなら、
もう少し我慢できる。
笑顔でいく。


きっと。また。会える。



#また会いましょう#2022.11.14

11/12/2022, 4:37:06 PM

神様の善悪は
人間の叡知ってやつなんかを遥かに越えてるから


この一瞬一瞬
どれを選んで進んで行くのが

本当に自分が望んでる未来
みんなが望んでる世界への
正解へ続くのか

答えは誰も知らないのだと思う。

だから、
正解を探して、迷っても無駄だ。

だから
自分の頭で、考えろ。

何が起ころうと
それを受け入れていくのには

自分で、決める。選ぶ。
それしかない。と、

学んだ気がする今日までの人生。



ほんんんと!

生きてるだけで、スリル満点。

#スリル 2022.11.12

11/11/2022, 11:00:22 AM

ほんとに危険を察知した時、
飛び去れる位の飛行力があれば
生き残れるか、

その可愛らしい翼らしきもので泳げたらそれで不便なかったか、

戦える強い足があれば必要なかったか。

「飛べない鳥」と呼ばれる鳥は、
飛べない翼を持っている。
と言うよりは

飛ばなくなったという
理由があるらしい。

おいおい。そう言うことか。


大きくなれば
何でもできるつもりだったのに

大きくなるにつれ
自分が重くなって
飛ぶなんて考えもしなくなったのは
とりあえず、生きていけたから。


飛べないと思われる、私の翼よ。
多分
どこかに隠れてる、私の翼よ。

悪かった。

飛べない翼と
飛ばない翼じゃ大違いだった。

人の言うことより
自分を信じろ。わたし。

いざという時、
私のこの飛べない翼(多分あるはず)
無駄にはしない。

逃げきって、必ず生き残ってやる。


#飛べない翼 2022.11.11

11/11/2022, 10:59:14 AM

小さい頃から、ススキが好きになれなかった。

学校からの帰り道、空き地や道端に背の高いススキがあると、視界が遮られる。

そこから何かが覗いている気もするし、それこそ、幽霊の正体みたり枯れ尾花。

冷たい風が吹く頃には、夕方の暗い道に、ふわふわしたものが動くのだから、たまったもんじゃない。

庭の草刈りの手伝いの時も、ススキの葉は、気を抜いた拍子に、ほら、スッと、切りつけられて。
薄い細い線の傷の癖に、いつまでも痛いあの傷。

それにもめげず、戦うんだけど、
根っこはしっかりしすぎて、株ごととるのは諦めて、上っ面を刈るだけ。

春からはまた、ぐんぐん伸びだす。それも、もっとたくましい株になって。

いやだいやだ。そう思ってた。

大人になって、都会に住むようになると、空き地もないし、庭先にある家もあるかもしれないが、ススキに視界を遮られる前に、塀がある。

と思ったら、お月見に飾る用にと、なんと花屋で売っているではないか。

買うものだったのか。
私には、わけがわからない。が、

そういえば、電車から見る川の両岸が、いつの間にか、ススキより、せいたかあわだちそうの黄色が目につくようになった。

気軽に摘む場所もないんだな、

確かに、外来種強し。
一時は、花粉症のもと、他の植物が育たない物質を出しながら、覆いつくしていく、と悪者扱いも、

よく調べてみたら、
ぶたくさと間違えられてるだけで、花粉も重く、なんなら、薬草にもなる。ということなら、それも仕方ないこと。

背の高い、黄色の群生が、あの寂しげなススキにとってかわる。
日本の風情も、変わっていく。

と、思いきや。

せいたかあわだちそうは、他の植物が育たない物質を出しながら制覇していくんだけど。

多くなりすぎると、今度は、自分がそれでヤられて、勝手に減っていくんだって。
なんだか、いじらしくなる。

だから、

最後の最後に残るのは、ススキ。
と読んで、ぎょっとした。

何かが潜んでいる気がした、あの時のように。


ススキの花言葉を、調べてみる。
「活気、勢い、元気」
ああ、やっぱり。
ススキは、見た目とは違う。

私は、今でも、ススキがこわいのだ。

#ススキ 2022.11.11

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