周りにとけ込めない女の子

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12/13/2023, 2:43:38 AM

23.心と心


「私のこと好き?」そう聞くと、
「別に…」そう答える。「じゃあ嫌い?」そう聞くと
「何度も言わせんなよ。」と言ってくる。
あなたは好きと一度も言ってくれない。
そりゃそうだ。だってあなたとは複雑な関係だから。

ある日、私は屋上で飛び降り自殺をしようとした。
何かがあったわけではない、でも毎日が辛かった。
だから屋上から飛び降りようと覚悟を決めた時、
『カシャ』っと聞こえた。音が聞こえた方に
目を向けると、あなたが笑っていた。
「死ぬの?なら僕に殺させてよ!その代わり僕が
殺すまで恋人でいること」
何を言ってるのかわからない。怖い。
顔は笑っているのに、目は笑っていない。
これがあなたとの出会い。

君は私との思い出をいっぱい作って私を殺した。
泣きながら殺した。「ありがとう」そう言って私は、
この世から消えた。
いつまでもあなたの隣にいたかった。
でもそれはできない。だとしても心と心は
繋がっているから私はあなたのそばにいるよ。

12/11/2023, 11:50:18 AM

22.何でもないふり


僕は何でもないふりをするのが得意だ。
僕が小学生の時、両親が死んだ。
父と母、僕で出掛けていた。事故だった。
交通事故に巻き込まれて亡くなった。
僕はなぜか無事でいた。
悲しかったし毎日泣いてた。こんな不幸があるの
だろうか。
中学に入ってからは、いじめられ
「お前がこれだから親は死んだんだよ笑」とか
「やっぱり子が子なら親も親だな笑そりゃ死ぬわ笑」とか酷いことを言われた。でも僕は笑顔で返した。
なにか話そうとすれば泣き出しそうだったからだ。
こういう時にはなんでもないふりをしなきゃダメなんだ。そうしないと僕が壊れてしまう。
それとも、もう壊れてしまっているのではないか?
なんでもいい、なんでもないふりをしなきゃ。

12/10/2023, 12:31:13 PM

21.仲間


仲間ってなんなんだろうか。
何でも話せて楽しいグループ?
それとも秘密を隠して気を使うグループ?
なんでもいい、それでも仲間が欲しかった。
僕はクラスでは独りだ。独り身。
多分いじめられてもする。まぁ教科書を隠されたり、
上履き隠されるぐらいだけど。
まぁそのせいで友達がいない。
家族もみんないなくなった。
僕は本当の独りぼっちだ。
寂しい…悲しい…1人は嫌だ…
部屋で独り暗闇で床にうずくまる。
いつも家に戻ると緊張が解けて泣き出す。
友達が欲しい…誰でもいいから大丈夫?って声掛けて欲しい…本音で話せる人が欲しい…
そんな人いないけどね。
そう思いながらいつの間にか寝ていた。
心は冷たいままだ。

12/9/2023, 2:30:23 PM

20.手を繋いで


「お前ん家、おっばけやーしきー!」
君の耳元で叫んだ。君は何も反応がない。
いつものことだ。僕は死んでいるからね。
それはそうだ。っと肩をすくめて笑った。
僕は君の横顔を見る。前は恥ずかしそうに
「やめてよ。笑」って言っていたのに今はこんなに
近づいてもこっちを見ることはない。君に触れたくて
手を伸ばしてもすり抜ける。
わかっていることだが、やっぱり悲しい。
君は夜になると泣いていた。僕のことでね…
僕はいつも優しく声をかけてあげていた。
いつか君に声が聞こえると信じて
「いつも君のそばにいるよ。君を見守ってる。」
君は泣き疲れたのかそのまま寝てしまっていた。
僕は君をできるはずのないハグをして。
できるはずのない君の手を握った。
「もう一度、生きてる時に手を繋ぎたかったよ。」
と、僕は涙を流していた。

12/8/2023, 2:39:22 PM

19.ありがとう、ごめんね


僕はいじめにあっていた。みんなはいじめる理由とか覚えてないと思うけど、僕ははっきりと覚えている。
中学一年の頃だったか、僕の口癖が「ごめん」だったことから目をつけられた。
「おい、早くパン買ってこいよ。」
一番僕を乱暴に扱う君。乱暴だけど君はとても
綺麗で、美しい顔をしている。見惚れていると君は
恥ずかしそうに目を逸らし「早く行くぞ。」っと
そう言って僕の手を引いて歩く。
その手は優しくて温かい…君の真っ赤な耳が見えて
ニヤニヤが止まらないでいた。
そんな時間が小さな幸せだった。
でも日に日にいじめはエスカレートしていった。
教室にいるだけでも辛かった。
ボーッとしながら帰っていたら突然、
視界が真っ赤になった。身体中が痛い。
あちこちの骨が折れていることがわかった。
事故ったんだ。そばには僕を乱暴に扱っていた君が、
泣いていた。顔を真っ赤にしながら…
(泣かないで。笑顔でお別れしようよ。)
僕は最後の力を振り絞って君に言った。
「ごめんね。ありがとう…君が好きでした。」
そう言って僕は旅立った。
君は声が枯れてしまうくらい泣いていた。

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