周りにとけ込めない女の子

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11/18/2023, 11:21:18 AM

2.たくさんの想い出


いつもの変わらない平凡でつまらない日常。
でも君がいるだけでその日常が彩った。
いつからだろう…
君がいないと生きていけない体になってしまった。
いつでも君を思い出す。
笑った顔、悲しい顔、怒った顔、からかうと少し照れながらやめてと言ってくる。その顔がたまらなくて、すごく愛おしい。でも今はそんなことも出来ない。
君は今どこにいるのだろう。
僕のことを見守ってくれているのだろうか?
君のことが頭から離れない。
「戻ってきてよ…」そう涙を流しながら僕は、
君の仏壇にお供えをし手を合わせた。

11/17/2023, 9:53:25 PM

1.冬になったら



冬と言ったら何が思い浮かぶだろう。
僕はもう一度、1面真っ白な景色を見たい。
僕が住んでる地域じゃ滅多に見られない。
小さい時に見た記憶、小さな雪だるまを作っていた。手を真っ赤にして、白い息がでてても気にしない。
夢中になって一日中作り続けていた。
夜になってもずっとそこにあった。
でも次の日になると、跡形もなくなくなっていた。
その日は、とてもショックな一日になった。
それから雪が積もることなんてなかった。
雪だるまを作ることもなかった。
その日から、僕は真っ白な景色を見ることがひとつの夢となった。