...

Open App
8/7/2024, 11:14:11 PM

あなたのなかにはいって
このさきどこにもいけない

それなら手をたずさえて
あるきだすしかない

ぼくらはすすむ
対等になるためにいきる時代は
とうに置いてきた

宇宙はこのことをわすれるだろう

きみたちがひとつになった日に
泣いたことも

動物ではないぼくらが
生命にふれたとき

いきる手は伸びていったことも

#最初から決まってた

7/28/2024, 2:18:05 PM

寝床で空想する ごった煮の言葉と北方の川縁 祭りの誘いに断りを入れて 一人分の空白に赦しを与える大人 我が家に帰ることを十分に学ぶことができないまま 今頃は市役所沿いのコンビニも渋滞して 救急車に轢かれそうな酔っ払いと 通報された痴漢が夏の夜に汗をかいている 顕れた末法世に赤ん坊もむずかっているだろう 「〇〇くんみたいな人と結婚したかったわ」 爆発が降りそそぐ地上にあらゆる軋轢がひらいて 救いを求めている胸から溢れだす 彼女の眼の中にも火花は閃いているだろうか 痛みを伴う塩辛さが舌の上に広がる きみは若くて綺麗だから 僕は隣の街に引っ越して暮らすことにした 色んな話を終わりにするために もろい幸福の防衛線を大事にしている 明日も仕事があることを 有り難く思いながら

#お祭り

7/27/2024, 1:23:37 PM

「情熱も、いのちも、私の中に吐き出してくれ」

#神様が舞い降りてきて、こう言った。

7/15/2024, 6:48:09 AM

泣いていいよ

馬鹿とおもわれて

言い訳もできない

価値のために

拳を振りまわして

今日を駄目にして

責任を放棄していいよ

きみをつくった

きみのままで

気が向いたなら

許しに行けばいいよ


#手を取り合って

7/11/2024, 5:19:41 AM

裏側をさがす夜には湖のような

からだに浮かんでふかいふかい

まどろみと代わる代わる昇るわ

砂漠のゆらめく天に付き随いて

字のひとりになるわたしのゆめ

光を手に入れたひとのおはなし

#目が覚めると

Next