題 どうすればいいの?
私は高校生だ。
やりたいことはないが、大学には進みたいと思っている
しかし母には『やりたいことがないなら大学なんていくな』と言われた。余裕がないんだって
専門学校に行きたいって言ってみた時は応援してくれたのに。
分からない、分からない、分からない、分からない
どうすればいいの?
題 宝物
宝物というのは目に見えるとは限らない。
思い出、場所、風景、人、動物それらは温かくキラキラしているのだ。
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昨日の分です。
前のアカウント『結猫』の話が出ていますのでそちらを読んでいただけるとより楽しめると思います。
題 キャンドル
私はキャンドル専門店を営んでいる。
ただのキャンドルではない。死者に会えるキャンドルだ。死者との再会を強く望む者に私の店は現れる。
いろいろなお客さんが来た。
イチョウの精霊との再会、家族との再会、恋人との再会母との再会。
あっ、でも一つ注意点。
死者と会える時間はキャンドルがなくなるまで。
2度目の死者と別れに耐えられなければ使用した人は死者の世界に閉じ込められるの。
題 たくさんの想い出
想い出では大切だ。自分の生きていた証明、糧になるのだから。たとえ忘れてしまうとしても大事にするべきだ
しかし、想い出に囚われすぎてはならない想い出はもう過ぎ去ったものすなわち過去なのだ過去に囚われすぎて前に進めなくなる、現実を見ないのは愚か者のすることだ。想い出(過去)と現在そして未来があってこそ想いというものは光り輝くのだ。
題 冬になったら
綿のようにふわふわした髪。
雪のように白い髪。
氷柱のような色の目。
凛とした佇まい。
そんな少女が雪の中にいるとまるで絵画のようだった。
私は冬が好きだ。
まず、虫が出ない!それに、空気が澄んでて星とか月とか綺麗に見えるし、こたつとお布団でぬくぬくできるでしょ。まぁ雪かきは嫌だけど、、、
でも、足跡のついてないとこに自分の足跡とかつけるのは好き、あと薄氷を踏んだ時のパキキッっていう感触も
仕事がお休みの時、私はよくお散歩に出かける。
私の住んでいるところは田舎なため、高確率で雪に自分の足跡を最初につけれる。
だけど、今日は先客がいた。小学生くらいの女の子。
あれ?こんな綺麗な子近所にいたっけ?私は地元に就職したため、大体の人は顔見知りだ。
「わぁ、、、、、」私がその光景に見惚れていると、女の子が私に気づいた『だれ?あんた、なにしてんの?こんなとこで』女の子は私を怪しい人だと思っているようだった。—-失礼だな。「私は、ここの近くで働いているの
今日はお休みだったから散歩しにきたんだよ。1番最初に足跡つけたかったんだけどお嬢ちゃんに先越されちゃった」『変なのもいるんだな』生意気だな、この女の子。
それから、生意気な女の子とちょくちょく会うようになり、他愛のない会話をするようになった。生意気だったけど私がお菓子とかを持って行くと目をキラキラさせて可愛かった女の子と会える時は決まっており雪が降っていた。私にはある疑問が生まれていた。
「お嬢ちゃんは雪の妖精なの?」『.....何故?』「だって、雪が降っている時しか会えないし、会える場所も雪が積もってるし、なによりその見た目!ザ・冬!!って感じだから」『あぁ、そうだ。ただ厳密に言えば妖精ではなく精霊だが』「やっぱり!ぜっったいそうだと思った!」『私が人間じゃないなくて怖くないのか?』「怖くないよ」『そうか。』
その日から雪の精霊とは少し仲良くなった。
しばらくして暖かくなり、春になった。
私は散歩に出かけた。そこに精霊はいない
冬になったら、また会えるかな
題 はなればなれ
嫌だ、もっと皆と一緒に居たい。
皆んなと過ごした日々の中に戻りたい。
そんな願いも虚しく、時は無常に過ぎ去る。
時が経つだけで、成長するもので大人になるもので
今日が終われば、この時間が終われば、皆んなともはなればなれ。
空間に声が響く『卒業生 入場』と