『Love you』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
Like you は、簡単にいつでも言える
Love you は…
なかなか言えないな
@Love you
「I love you」という言葉は世界に溢れている。
私が愛した人もこの言葉を使っていた。
だから私はこの言葉が嫌い。
あなたの愛は私だけではなかった。
あなたの愛は本物ではなかった。
あなたの愛を、私は受け止めることができなかった。
あなたは愛を求めて私のもとを去って行った。
私の愛はあなたには届かなかった。
愛とは何か。
恐らく私も誰かを愛することはできる。
だが、本当の愛とは、相手を慮ることを言うのであって、
決して自らの情欲に基づいた動作を指さないはずだ。
そこまでひとを愛することができるか。
…正直できる気はしない。
だが、私は誰かの愛のおかげで生きているはずだし、
身の回りのひとくらい幸せであって欲しいと
思ってしまう性分だ。
私はあなたを認める。
あなたはここにいて良いし、
私の文程度で救われるのなら、いくらでも読んでほしい。
第一歩としてこの程度だろうか。
ひとの心はわからない。
わからないなりに、多少は寄り添おうとしたつもりだ。
お題「Love you」
そして何より、あなた自身をご自愛下さい。
今日も、どこかの誰かが死んだらしい。今日も、どこかの国は戦争しているらしい。でも、今日は僕と君の8ヶ月。
Love you
Love you
Love you
「Love you」
って日本人にとっては映画の題名みたいな小洒落た言葉だ。
「愛してる」
いざ口にしようとすると、なかなか小っ恥ずかしくて言えない。
言わなくても、わかるだろう?
いつも一緒にいる。
いつも大事に想ってる。
わかってるはず。。
だけど、
だけど、
一度くらい言ってみてもいいんじゃないか?
そんな思いが込み上げてくる。
そうだ、今日はケーキを買って帰ろう。
自分で言うのもなんだが、気難しい性格だと思う。
それに、もともと喋るのが好きな方じゃなく、人とのかかわり合いも、上手い方ではなかった。
その性格の難しさはというと、自分と結婚する・してくれる人間など、現れることはないとまで思うほどだった。
だから、恋愛にも消極的になって、30代になっても恋人の一人もいたことは無かった。そもそも、恋人をつくる気すらもなかった。
でも、時代の流れにはなかなか逆らえず、家庭を持ってやっと一人前だと言われたあの頃に、会社の上司の娘との見合いの場を設けられて、無下に断ることなど私には出来なかった。
――――――見合いの場に出向いて、初対面で、目が合って数秒。
直感的に思った。この人と私は釣り合わないと。
写真で顔は拝見させて貰ってはいたが、写真越しに見る顔よりも幾分か整って見えた。
それに加えて優しげな表情の柔らかさは、言葉を交わす前から彼女の人柄の良さを表しているようだった。
人としての魅力に溢れている方という風にしか、私の目には映らなかった。
そして目が合って、はにかんで笑われても、私は身を強ばらせて会釈することぐらいが精一杯だった。
案の定、話をしてみてもこちらが言葉に詰まってしまって、彼女がいくら話に花を咲かせてくれても、その花を手折るような真似しかできない。
見合いが終わると、後悔と羞恥の気持ちで胸がいっぱいだった。
私にはきっと、似合わない女性だ。
そんな思いに、打ちのめされた。
最初からこの見合いに期待などは一ミリもしていなかったが、あまりにも酷い有様で、自分が惨めに思えた。
そんな恥晒しな見合いが終わって数日後。
数日経っても、私は未だに上司に見合いの返事を出来ずにいる。
そんな私に痺れを切らしてか、出勤してすぐ、件の上司に呼び出された。
話の内容は、断りの返事を伝えるものだろうと見当はついてたのだが、その上司から告げられた言葉は私にとってとても予想外なものだった。
―――――――あれから数十年後、私は今花屋の前に立っている。
数日前から予約した数十本の花束を受け取るために。
今日は、結婚して50年の節目だった。
私には釣り合わぬと諦めようとしていた相手は、50年もの間、気難しい私の隣に立って人生を歩んでくれた。
だから、この日ぐらいはと、彼女の好きな赤い花を用意した。
そして花束には、柄にもなく、それなりの意味を持たせた。
口には決して出せぬようなキザな言葉を。
玄関の戸を開ける。
らしくもなく、緊張で花束を握る手は手汗でしっとりと濡れている。
いつものように妻は、二人の記念日を祝うためキッチンでご馳走を作ってくれているだろう。
靴を揃えて、たたきを上がると、一直線にキッチンへ向かった。
少しでも早く、喜ぶ妻の顔が見たかった。
歳をとっても変わらず花のように可愛らしげに笑ってくれる顔が、早く、見たかった。
――結婚記念日
お題【Iove you】
愛してる I love you
毎日繰り返す その挨拶
おはよう おやすみ I love you
もうその意味すら考えない
夢に見る。
お前と歩道橋で夕日を見ていたあの日々を。
窓から差す光に目をシバタかせる。
懐かしさと虚しさが同時に襲ってきて寝覚めが悪い
とりあえず、隣で寝ているお前の恋人が起きる前に出ていこう。
外に出ると暖かい太陽とは対照的に尖った冷気が痛かった。
高校ん時、初めて仲良くなったんだよな。
小学校から一緒だったのに。
行く当てもなく街をブラブラしながら、徐々に凪いでいく空気を肌で感じていた。
大学に入るとすぐにお前は恋人ができて、専門の俺とは段々距離ができたんだよな。俺はその時諦めが着いたはずだったんだ。全く酷い話だよな。
びゃっと風が吹いて俺は体を縮こませた。
次にお前と会ったのは葬式だったか。
そしたらお前の恋人が「知ってますよ」なんて言うからお互い傷を舐め合って、お互い傷つけた。
いつの間にかあの歩道橋に来ていた。冷気が凪ぐ感覚はもうない。散乱した光が街を赤く染めていた。
本当は、抱きしめたいとか、キスしたいとか、そんなんどうでも良くて。
ただどこかで同じ夕日を見られればそれで良かったんだ。
嫌われても、ただお前が今もいてくれるならそれだけで。
お前は責任感が強いからきっと悩ませまんだよな。
いなくなってからの方がお前を思い出すよ。
ごめんな、お前を好きで。
.Love you
あなたを愛してる。
あなたに恋してる。
愛してると恋してる。何が違うんだろう?
愛と恋とは違うもの、とはよく聞くけれど、実は違いがよく分からない。
恋は堕ちるものという表現がある。
愛はどうなるものなんだろう?
私が好きなのは某漫画にあった「心を受け取ると書いて愛と読む」という台詞。
もしかしたら、一人でするのが恋で、その恋心を受け取って愛になるのかもしれない。
なんてね。
結局分かんないや。
END
「Love you」
冬が嫌いだとここにも書いたしいつも言ってるけど夜中に友達と歩く雪道はちょっとだけ好きだと今日思いました
LOVE YOU
初恋…遠いあの季節、毎日ドキドキしながら、きみを探していた…思春期って時で、それまで、異性を意識したこと無かったのに、ある日突然、どうしょうもなく、きみの事が、気になりだした…
夜、机で宿題をしているのに、急に色んな言葉が浮かんで来て、手元の国語辞典で、接吻だの、恋だの、愛だの…そんな事を何度も繰り返し調べては、結局解らないまま、モヤモヤした気持ちで、辞書を閉じた…
そんな淡い想いを告げられずに、いつしか、きみと会うことも出来なくなり…
あの日々が、思い出に変わろうとした今、同窓会の通知が届いて、其処に並ぶきみの名前に…
「Love you」と「Like you」は似てるようだが違う。
「好きだ」と告げる。
いきなりの事だからかあいつは戸惑い、困惑したような顔をしていた。
その後これといった会話をせず別れの挨拶をしてこの日は解散。
俺とあいつ。今の関係はとても心地よい。が、あいつに対する気持ちに気づいてからはどこか物足りない感じはあった。
もっと近づきたい。――けどこの関係を壊したくない。
さりげなく告白した結果、あいつを困らせてしまった。
翌朝、あいつはいつものように「おはよう!」と声をかけ俺の隣に並んで歩く。昨日の事は何もなかったかのように。
「……なあ」
あいつに声をかける。咄嗟にあいつは
「ん? 昨日のこと?」
「好きだよ。……友達としてね」
Love you
有効期限は2年
それ以上、鮮度を保ったことない
絶対に、730日で腐る
数人の男と付き合ったけど、
男に飽き、人間に飽きた
結婚して娘が生まれ、ようやく気がついた
青春が生む感情が、どれだけ尊ぶべきものなのか
こんな私でさえ10年ほどは、
恋愛したいと思い込んでいたんだから
2年ごとに彼氏が替わったけど、
展開は毎回同じ
甲斐性なしに尽くすばかり
愛して欲しくて尽くす日々に疲弊して
泣いてばかりいた
でももうそれも終わり
愛して欲しくて尽くすことが私を蝕んでいると気がついたし
男から愛されたいという欲や
ときめきたいという欲もなくなった
ほかの感情が満たされているわけでもない
私を操っていた、
莫大な青春のエネルギーを失っただけ
娘が生まれても
娘と退院した日のサプライズプロポーズでも
涙ひとつ出ないどころか
1mmも心は動かなかった
手渡された赤い薔薇の花束はとても美しかった
けれど、それだけ
それなのに
家事や育児の合間に見るドラマや映画の、
フィクションの人生模様に
強く心を揺さぶられて
10代の頃のように、ザワザワと感情が湧き上がってくる
なぜなのかわかるけど
取り戻す努力が
いや、次のステージに立つことができない
先を見たくない
どこかへ戻りたい
多忙を理由に、次のステージへ向き合おうとしてない
もしもあなたから
どれだけ愛してると言われても
傷口に触れられるようなもの
ひたむきに思い続けることはやめた
いっそ
つくりもののロマンスで癒されたい
そもそも、愛してるなんて
あなたは言わないけど
心は動かないどころか
苛立ちさえ感じるでしょうね
だけど今日のテーマが目に入ったときに
自分に問いかけることにした
私は
愛して
いる?
あなたを
何度か問いかけて捻り出した答えは
期待してたものとは違った
少し後悔している
あと一歩、早く向き合うことをしていれば
期待通りの答えになったんだろうかと
Love you
好きなんです
どうしようもなく
私が隣にいなくても
あなたが生きている今日を過ごせるなら
それだけで私は幸せです
お幸せにね、おめでとう
❋Love you
「好き」だとか「愛してる」とか
そんな言葉は恥ずかしくて言えないから
代わりに「月が綺麗ですね」って言ったんだ
君は、この言葉の意味を分かってくれるかな?
《Love you》
「あなたが好きだ」という言葉
誰にも好かれない人間なんてこの世の中にいないんだよ
少なくとも私はあなたが好きだ
拝啓 いつも頑張っている君へ
私は努力が苦手です。なので、努力してる人を見ると、素直にすごいなと思います。辛い思いややめたいという思いに負けずに戦っている君はとても素晴らしいです。でも反面、憎らしい思いもします。なぜ、私は君みたいに努力ができないのだろう、なぜ自分の甘えに負けてしまうのだろうと。だけど、私は努力している君が好き。
I LOVE YOU
霜月 はつか より
僕にとって、そばにいつもいてくれる
あなたが、誰よりも大事で、
いないとき、すごく不安になる自分がいる。
僕は、あなたに愛されている自信がないから。
本当につまらないことで、すぐ怒ったり
心に余裕がなくなったりして
あなたを困らせたりするから。
あなたを一生大切にすると、みんなの前で誓った。
本当に、「あなたを愛してます。」と。
永遠にと、刻まれた結婚指輪を時折眺める。
明日、あなたに久しぶりに伝えたくなった。
一緒にいてくれて、ありがとう、と。
Love you
誰に教わったわけでもないけれど
気づいたときには意味を理解していた
その言葉には特別な気分と
ほんのちょっぴりこそばゆさを感じる
冗談交じりに言ってみたり
流行りの歌で歌うのとはワケが違う
その瞬間が来たとしても
ははは、きっと僕は言えないんだろうな