『Love you』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
《Love you》
「あなたが好きだ」という言葉
誰にも好かれない人間なんてこの世の中にいないんだよ
少なくとも私はあなたが好きだ
拝啓 いつも頑張っている君へ
私は努力が苦手です。なので、努力してる人を見ると、素直にすごいなと思います。辛い思いややめたいという思いに負けずに戦っている君はとても素晴らしいです。でも反面、憎らしい思いもします。なぜ、私は君みたいに努力ができないのだろう、なぜ自分の甘えに負けてしまうのだろうと。だけど、私は努力している君が好き。
I LOVE YOU
霜月 はつか より
僕にとって、そばにいつもいてくれる
あなたが、誰よりも大事で、
いないとき、すごく不安になる自分がいる。
僕は、あなたに愛されている自信がないから。
本当につまらないことで、すぐ怒ったり
心に余裕がなくなったりして
あなたを困らせたりするから。
あなたを一生大切にすると、みんなの前で誓った。
本当に、「あなたを愛してます。」と。
永遠にと、刻まれた結婚指輪を時折眺める。
明日、あなたに久しぶりに伝えたくなった。
一緒にいてくれて、ありがとう、と。
Love you
誰に教わったわけでもないけれど
気づいたときには意味を理解していた
その言葉には特別な気分と
ほんのちょっぴりこそばゆさを感じる
冗談交じりに言ってみたり
流行りの歌で歌うのとはワケが違う
その瞬間が来たとしても
ははは、きっと僕は言えないんだろうな
「Love you」
あなたにとっては挨拶くらい
理解しながら知らないふりで
メールの文末をなぞりながら
心をわざと躍らせてみる
彼が使ったすぐあとの浴室は、湯気で白く曇っていてまだ少し暖かい。
それでも素足には冷たい床が冬を主張しているようで、たまらなくなってシャワーからお湯を出した。
仲睦まじい恋人同士であれば、事後のシャワーも一緒なのだろう。そんなことが頭をよぎるが野暮なことだと頭を振る。
彼は今タバコを吸っている。いつもの事だ。することが済んで、すぐひとりでシャワーを浴びて、ベランダに行く。
それでいい。私たちはただお互いの欲求を解消するためだけの関係で、その間に余計な感情は持ち込むべきではない。
終わったら自分がしたいように、シャワーでもタバコでもなんでもすればいいのだ。私も少し休憩してからシャワーを浴びたい。とても合理的な流れだと思う。
泡立てたボディーソープを体に広げる。
ふと、事に及ぶ前に見た映画のシーンを思い出す。
恋愛ものの洋画だった。彼と見る映画は恋愛色が強いものが多い。そして必ずベットシーンがある。愛し合う2人がベットで重なり合うのを横目に、彼は私に覆い被さるのだ。今回もそうだった。
唇に柔らかい感触がして、気付けば深く口付けあっている。
彼の顔が離れ、次は首にやわらかさを感じた。すこしのくすぐったさと恥ずかしさが襲う。
照れたように顔を逸らした先にあった俳優の顔。
『Love you』
愛してると紡いだ口元が、その目が、どうしてか頭を離れない。
いつも通りの流れだった。きれいで、合理的で、お互いの気持ちを高めあって満足度の高い夜にするための。
彼の口からこぼれる「愛してる」も、いつも通りだった。欲望で燃える目もいつも通りで。
けれど、ほんの少しだけ思ってしまった。彼から、本当の愛してるを贈られたとしたら、欲望だけでなく、愛情も閉じ込めた瞳で見つめられたら。
錯覚する。彼の手つきが、私を愛するものでは無いと知っているのに。
今日は少し、別々のシャワーが悲しいなんて。
シャワーからお湯を出した。
全部流れればいいと思った。
ボディーソープの泡も、夜の痕跡も、私の要らない感情も、全て。
私たちはただお互いの欲求を解消するためだけの関係。余計なものを持ち込むべきでは無い。
私の本当の愛してるは、あなたにはあげない。
お湯を止める。
足を踏み入れた時よりも白く曇った浴室を出る。
そして換気扇をつけた。
いつもならすぐにタオルを手に取るけれど。
今は少しでも早く、このもやを取り払ってしまいたかった。
Love you.
貴方を愛せる私に。
貴方に愛してもらえる私に。
愛は有償だ。
キラキラの宝石、見た事のないような服、まだ読んだことのない本。今日はわたしの誕生日。
「まあ素敵! こんなにいっぱい、プレゼントをありがとう!」
お気に入りのワンピースがふわり。わたしはパーティーに来てくれた人達にあいさつに行く。来てくれてありがとう、プレゼントをありがとう。そう言うと、みんな笑顔でどういたしまして、と言ってくれる。
一通りあいさつをして、わたしはお母さんとお父さんのところに行った。
お母さんとお父さんは、二人並んで笑っていた。
「お母さん、お父さん」
わたしが話しかけると、二人は持っていたグラスをテーブルにおいてしゃがむ。わたしと目を合わせてくれる。
「わたしのお母さんとお父さんになってくれて、ありがとう」
二人の大きな手が、わたしの頭をなでた。
「こちらこそ、生まれてきてくれてありがとう」
「生まれてきてくれてありがとう、私たちの愛しい娘」
ふふ、とつい笑ってしまう。
とっても幸せだけれど、誕生日はまだまだ続く。
こんなに幸せでいいのかしら。いいのよね。
誕生日って素敵!
いつも一緒に居たくなるパートナー
心からでる気持ちは、抑えきれない想いがある。
経験がなければ、出来ないこと。
人は、矛盾している。
ひとりなら、楽に生きられるし、自由にできる。
相手がいるのなら、なにかを犠牲にならなきゃいけない。好きなことが出来なくなる。
我慢の連鎖が、重なる。
I Love you を夏目漱石は「月が綺麗ですね」と訳したらしいけど、そんな遠回りなこと言ってないで160km/sの直球ストレートで勝負に出て欲しい。バッターボックスに立った私は、きっと八百長を疑われんばかりのから振ぶりを繰り返し、アウト。簡単にあなたの胸に飛び込めるのに。
「好きです」の四文字をずうっと待ってるのに、一向にそんな気配はない。適当に遊んで適当に飲む関係。別に肉体関係はないからただの友達だと言うこともできるけど、少なくとも私は自分の中にあるそれ以上の感情に気づいてしまってるし、彼が友人に私のことを相談してるのも知ってる。でも好きバレは良くないって聞くし、男は追っていたい生き物ってなんかの雑誌で読んだから、私からは絶対言わないって決めてる。彼は大学の野球部のキャプテンだし、脳筋だけど一応授業でも忙しくしてるみたいだから、私なんか眼中にないのかもしれない。なのにこんな曖昧な関係は続いてる。ストレートが一番得意な球って言ってたのは嘘だったのだろうか。
居酒屋を出て、駅までの道を2人で歩いていると、もうすぐ満ちるだろう月が燦々と輝いていた。隣の男には文学の知識もそれを味わう情緒もクソも多分ないから、言っても気付かないだろう。それでも少しは気付いてくれるんじゃないかという淡い期待と、バレてしまうかもという若干のスリルで胸がいっぱいになる。「ねえ、月が綺麗だよ。」私は彼をまっすぐ見据え、バットを構えた。
お題:Love you
タイトル:月が綺麗ですね
「I love you」⸺そのまま日本語にすると「愛してる」。
けれど、日本人というのは自分の気持ちを直球でぶつけることを好まない。
「愛してる」と躊躇わずに言える日本人はかなり限られると思われる。
そこで編み出された文学的な表現の一つが「月が綺麗ですね」である。
ネットで調べたところ、「I love you」を「月が綺麗ですね」と最初に訳したのは夏目漱石らしい。
文豪らしい感性に溢れた訳である。
いつも見ている月ですら、あなたといるとより美しい。
あなたといることで何でもない世界が彩られていくのだ。
そんな意味合いも込められている気がする。
ネットにはさらに「月が綺麗ですね」に対する返事の表現も書いてあった。
例えば、「死んでもいいわ」。
ロシアの作家ツルゲーネフの小説『片恋』にある「あなたのものよ」という台詞を文豪の二葉亭四迷がそう訳したらしい。
「月が綺麗ですね」と同じくロマンチックで文学的な表現だ。
また、「月が綺麗ですね」の類語もいくつか見つけた。
例えば、「夕日が綺麗ですね」。
あなたの気持ちを教えてほしい、という意味だそうだ。
愛の告白とはまた違った意味だが、気持ちを素直に伝えられない日本人にぴったりの表現だ。
他にも色々と関連語があるようなので、興味があれば一度調べてみると面白いと思う。
さて、残念ながら私はまだ「月が綺麗ですね」なんて言ってくれる相手との縁を持ったことがない。
ただ今回この言葉について調べてみて、人間には様々な関係があることを改めて知った。
愛していても、「愛してる」と言えない人。
まだ恋人ではなくても気になる人。
私にもいつか、そんな人ができるのかもしれない。
今日はもう、寝ることにしよう。
最後にこのアプリで素晴らしい文章を創作なさる全ての方へ。
「星が綺麗ですね」
あなたを愛してる。
いつかそんな言葉を言われたい。
辛いとき、悲しいとき、腹が立つとき、自分が嫌いになるとき。
少しだけ、誰かになぐさめてほしい。
直接じゃなくても、ちょっとだけでいいから。
誰かにしてほしいこと、ずっと待ってること。
まずはわたしから。小さな想いをあなたに。
Love you
私は貴方のこと大好きだよ
あなたもそうだといいな
私は貴方の味方でいるよ
恋と愛の違いはなんだろう?
という道徳の授業がありました。
みんなとあんな真面目に愛について話すのは初めてだったけど楽しくておもしろくて、この時間が愛おしいと思った。
これが12年間一緒に過ごした愛なんだなと思う。
簡単に「I LoveYou」と
好きな人に伝えれたらな
Love you
愛をこめて花束を。自動再生されていくプレイリストを流し聞きしてると、その曲が妙に耳に届いた。タイミングよく花屋が目に入る。同棲している彼女のことを思い出す。最近は一緒にいることが当たり前になって、ろくに感謝も愛も伝えてない。なんでこんなに物事が揃うんだろうか。
「あー、もう!」
俺は髪を掻きむしって、花屋へと入る。彼女への愛を渡すために。
Love you
(本稿を下書きとして保管)
2024.2.23 藍
#Love you
今まで愛なんて感情、知らなかった。
両親からもほかの人たちからも、愛なんて貰えたことが無かったから。
でも、君は僕に愛をくれた。
だから、僕の最初の愛を君に...。
私は「お姉ちゃん」
我慢するのはお姉ちゃん
楽するのは弟
我慢しないといけないのはお姉ちゃん
楽したいのが弟
偉そうにするのが私
偉い子になるようにするのが弟
お姉ちゃんになりたくてなった訳じゃない
と言えば
弟になりたくてなった訳じゃない
と返ってくるにきまってる
そうだよ
どっちもどっちなの、かな
でも
私が先なの
私は学年で言うと先輩なの
貴方は先輩に死ねという?
歳上なの
私のが世間経験あるの
何を言われてもお姉ちゃんには変わりない
お姉ちゃん
だから我慢しないとなの
でも
偉そうにしないで
先に産まれてきたのは私だから
なあもっと愛を囁いてくれ。
君の音で愛していると。
ぬくもりだけじゃ足りない。
いつだって不安なんだ。
私が愛を伝えるのは
君に愛されたいからさ。
ただのひとこと
欲しがっても良いじゃないか。
Love you