『Love you』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
Love you.
貴方を愛せる私に。
貴方に愛してもらえる私に。
愛は有償だ。
キラキラの宝石、見た事のないような服、まだ読んだことのない本。今日はわたしの誕生日。
「まあ素敵! こんなにいっぱい、プレゼントをありがとう!」
お気に入りのワンピースがふわり。わたしはパーティーに来てくれた人達にあいさつに行く。来てくれてありがとう、プレゼントをありがとう。そう言うと、みんな笑顔でどういたしまして、と言ってくれる。
一通りあいさつをして、わたしはお母さんとお父さんのところに行った。
お母さんとお父さんは、二人並んで笑っていた。
「お母さん、お父さん」
わたしが話しかけると、二人は持っていたグラスをテーブルにおいてしゃがむ。わたしと目を合わせてくれる。
「わたしのお母さんとお父さんになってくれて、ありがとう」
二人の大きな手が、わたしの頭をなでた。
「こちらこそ、生まれてきてくれてありがとう」
「生まれてきてくれてありがとう、私たちの愛しい娘」
ふふ、とつい笑ってしまう。
とっても幸せだけれど、誕生日はまだまだ続く。
こんなに幸せでいいのかしら。いいのよね。
誕生日って素敵!
いつも一緒に居たくなるパートナー
心からでる気持ちは、抑えきれない想いがある。
経験がなければ、出来ないこと。
人は、矛盾している。
ひとりなら、楽に生きられるし、自由にできる。
相手がいるのなら、なにかを犠牲にならなきゃいけない。好きなことが出来なくなる。
我慢の連鎖が、重なる。
I Love you を夏目漱石は「月が綺麗ですね」と訳したらしいけど、そんな遠回りなこと言ってないで160km/sの直球ストレートで勝負に出て欲しい。バッターボックスに立った私は、きっと八百長を疑われんばかりのから振ぶりを繰り返し、アウト。簡単にあなたの胸に飛び込めるのに。
「好きです」の四文字をずうっと待ってるのに、一向にそんな気配はない。適当に遊んで適当に飲む関係。別に肉体関係はないからただの友達だと言うこともできるけど、少なくとも私は自分の中にあるそれ以上の感情に気づいてしまってるし、彼が友人に私のことを相談してるのも知ってる。でも好きバレは良くないって聞くし、男は追っていたい生き物ってなんかの雑誌で読んだから、私からは絶対言わないって決めてる。彼は大学の野球部のキャプテンだし、脳筋だけど一応授業でも忙しくしてるみたいだから、私なんか眼中にないのかもしれない。なのにこんな曖昧な関係は続いてる。ストレートが一番得意な球って言ってたのは嘘だったのだろうか。
居酒屋を出て、駅までの道を2人で歩いていると、もうすぐ満ちるだろう月が燦々と輝いていた。隣の男には文学の知識もそれを味わう情緒もクソも多分ないから、言っても気付かないだろう。それでも少しは気付いてくれるんじゃないかという淡い期待と、バレてしまうかもという若干のスリルで胸がいっぱいになる。「ねえ、月が綺麗だよ。」私は彼をまっすぐ見据え、バットを構えた。
お題:Love you
タイトル:月が綺麗ですね
「I love you」⸺そのまま日本語にすると「愛してる」。
けれど、日本人というのは自分の気持ちを直球でぶつけることを好まない。
「愛してる」と躊躇わずに言える日本人はかなり限られると思われる。
そこで編み出された文学的な表現の一つが「月が綺麗ですね」である。
ネットで調べたところ、「I love you」を「月が綺麗ですね」と最初に訳したのは夏目漱石らしい。
文豪らしい感性に溢れた訳である。
いつも見ている月ですら、あなたといるとより美しい。
あなたといることで何でもない世界が彩られていくのだ。
そんな意味合いも込められている気がする。
ネットにはさらに「月が綺麗ですね」に対する返事の表現も書いてあった。
例えば、「死んでもいいわ」。
ロシアの作家ツルゲーネフの小説『片恋』にある「あなたのものよ」という台詞を文豪の二葉亭四迷がそう訳したらしい。
「月が綺麗ですね」と同じくロマンチックで文学的な表現だ。
また、「月が綺麗ですね」の類語もいくつか見つけた。
例えば、「夕日が綺麗ですね」。
あなたの気持ちを教えてほしい、という意味だそうだ。
愛の告白とはまた違った意味だが、気持ちを素直に伝えられない日本人にぴったりの表現だ。
他にも色々と関連語があるようなので、興味があれば一度調べてみると面白いと思う。
さて、残念ながら私はまだ「月が綺麗ですね」なんて言ってくれる相手との縁を持ったことがない。
ただ今回この言葉について調べてみて、人間には様々な関係があることを改めて知った。
愛していても、「愛してる」と言えない人。
まだ恋人ではなくても気になる人。
私にもいつか、そんな人ができるのかもしれない。
今日はもう、寝ることにしよう。
最後にこのアプリで素晴らしい文章を創作なさる全ての方へ。
「星が綺麗ですね」
あなたを愛してる。
いつかそんな言葉を言われたい。
辛いとき、悲しいとき、腹が立つとき、自分が嫌いになるとき。
少しだけ、誰かになぐさめてほしい。
直接じゃなくても、ちょっとだけでいいから。
誰かにしてほしいこと、ずっと待ってること。
まずはわたしから。小さな想いをあなたに。
Love you
私は貴方のこと大好きだよ
あなたもそうだといいな
私は貴方の味方でいるよ
恋と愛の違いはなんだろう?
という道徳の授業がありました。
みんなとあんな真面目に愛について話すのは初めてだったけど楽しくておもしろくて、この時間が愛おしいと思った。
これが12年間一緒に過ごした愛なんだなと思う。
簡単に「I LoveYou」と
好きな人に伝えれたらな
Love you
愛をこめて花束を。自動再生されていくプレイリストを流し聞きしてると、その曲が妙に耳に届いた。タイミングよく花屋が目に入る。同棲している彼女のことを思い出す。最近は一緒にいることが当たり前になって、ろくに感謝も愛も伝えてない。なんでこんなに物事が揃うんだろうか。
「あー、もう!」
俺は髪を掻きむしって、花屋へと入る。彼女への愛を渡すために。
Love you
(本稿を下書きとして保管)
2024.2.23 藍
#Love you
今まで愛なんて感情、知らなかった。
両親からもほかの人たちからも、愛なんて貰えたことが無かったから。
でも、君は僕に愛をくれた。
だから、僕の最初の愛を君に...。
私は「お姉ちゃん」
我慢するのはお姉ちゃん
楽するのは弟
我慢しないといけないのはお姉ちゃん
楽したいのが弟
偉そうにするのが私
偉い子になるようにするのが弟
お姉ちゃんになりたくてなった訳じゃない
と言えば
弟になりたくてなった訳じゃない
と返ってくるにきまってる
そうだよ
どっちもどっちなの、かな
でも
私が先なの
私は学年で言うと先輩なの
貴方は先輩に死ねという?
歳上なの
私のが世間経験あるの
何を言われてもお姉ちゃんには変わりない
お姉ちゃん
だから我慢しないとなの
でも
偉そうにしないで
先に産まれてきたのは私だから
なあもっと愛を囁いてくれ。
君の音で愛していると。
ぬくもりだけじゃ足りない。
いつだって不安なんだ。
私が愛を伝えるのは
君に愛されたいからさ。
ただのひとこと
欲しがっても良いじゃないか。
Love you
【210,お題:Love you】
I Love you 「あなたを愛しています」
I Loved you 「あなたを愛していました」
たった一文字なのに、こんなにも寂しい
I love him. But he loves you.
Do you understand what this means?
▶Love You #64
どこまでも別世界に生きる“あの人”を想うほど、密かな高鳴りの正体を伝えられる度胸がない私は、一人そっと考えてしまう。
あの子たちのように「あなたに近づきたい」と一歩を踏み出せるはずもなく、必死にかき集めた勇気でも「どうか振り向いて」と願うことすら出来ないのかもしれない。
だけど、きっと私はそれでいい。
誰かと穏やかに笑い合う様子を見かけられると、勝手に心は嬉しくなって、ぽかぽかと温かな気持ちも分けて貰えるから。
……でもね、うん。
たったひとつだけ、ちょっぴり欲張ってみたりすると、ね。
いつか、あなたの「好き」も知りたいな。
【Love you】
Love you あなたが大好き、愛してる
ありがとう。嬉しい。優しいね。可愛いね。ごめんね。おはよう。こんにちは。こんばんは。おやすみ。
そんな言葉はいつも出てくる。ただ、肝心な大好き。愛している。という言葉は出てこない。
もう、結婚して何年も経つが肝心なその言葉が出てこない。
「あなた、大好きよ。」
「あぁ、俺もだ。」
あなたには何度も言ってもらっている。その度に嬉しさが積もる。心の瓶にはたくさんの大好き。愛している。が入っている。
なのに俺は言えない。あげられない。
喧嘩した時だって。最後に大好き。愛していると言えない。
だけど、今言わないと後悔する。
もう、2度と会えないんだから。あぁ、もっと言ってやりたかった。ごめん。
「あなたが大好き。愛している。」
言うと防波堤が壊れたように水が押し寄せてきた。顔がぐちゃぐちゃになる。
「ごめん。ごめんなぁ。俺、今までお前に言えなかった。ただの恥ずかしさだけで。」
謝ると君は顔色の悪い顔を笑顔にして言った。
「嬉しい。あなたが恥ずかしがり屋なのは分かってるよ。行動で分かってた。いつも私のことを気遣ってくれた。でも、最後に言ってくれてありがとう。とっても嬉しいわ。」
そう言って俺の涙を拭うかのように手で頬に触れてきた。
「あなた、大好き。」
ピーーーーーーーーーー
そう言い残し、君は旅立ってしまった。
私は、もうどうしようもなく捻くれてるからさ、本当は無難な言葉は使いたくないんだよ。使い古された、みんなが言ってることに、そこまで価値を感じない。あなたは、私のそういう一面すらも面白がって、「かわいい」って言ってくれる。
でも知ってる。あなたも本当は、少女漫画みたいな、ベタな体験をしてみたがってることを。今まで、気づかないフリしてごめん。あなたの優しさに、甘えてた。
今日は、今日くらいは、精一杯勇気を出してみるよ。あなたにとって、一生に一度の大切な日だから。
練習した通りに跪いて、白い箱を差し出す。口から出た言葉は、酷くぎこちなかった。
『love you』
【Love you】
愛してる
その一言が言えないままに
十年が経った
永遠に終わらないと思われた
片思いの結末は
まさかの両思い
きっかけは友達が僕の好意をバラしたから
付き合うことにはなったけど
まだ言えてない
「愛しています」を伝えなきゃ
十年の想いを込めて
君に