どこまでも別世界に生きる“あの人”を想うほど、密かな高鳴りの正体を伝えられる度胸がない私は、一人そっと考えてしまう。
あの子たちのように「あなたに近づきたい」と一歩を踏み出せるはずもなく、必死にかき集めた勇気でも「どうか振り向いて」と願うことすら出来ないのかもしれない。
だけど、きっと私はそれでいい。
誰かと穏やかに笑い合う様子を見かけられると、勝手に心は嬉しくなって、ぽかぽかと温かな気持ちも分けて貰えるから。
……でもね、うん。
たったひとつだけ、ちょっぴり欲張ってみたりすると、ね。
いつか、あなたの「好き」も知りたいな。
【Love you】
2/23/2024, 1:50:45 PM