『Kiss』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
※閲覧注意※
幼馴染シリーズ。
【Kiss】
Kissの雨、なんて映画やドラマとかにはありがちな表現ではあるのかもしれない。
夢見がちな少年は、そのまま大人になって、
何処で仕入れたか解らない情報や知識で、こちらを翻弄しようとしてくる。
「ねぇ、カズ?…意味分かってる?」
無邪気に煽ってくる姿は、相手の事が大好きな自分にとっては、ありがたいやら情報の仕入れ先が気になるやら、心配になるほどだ。
「分かってるよ?…イヤ?気持ち悪い?」
心配そうな表情で、額にキスを落とした後の黒い瞳が見下ろしている。
「なら良い。嫌じゃないし、むしろ気持ち良いよ。だから、俺も同じ様にしても良い?」
黒い瞳に映り込む自分が邪な下心だらけで、少しだけ申し訳なくなった。
「かっちゃんから、してくれるの?嬉しい!して、して!」
左の頬を差し出して来る仕草は、底抜けに明るくて無邪気だ。
「何処まで、許してくれる?」
キョトンと不思議そうに見開かれた黒い瞳。
「ここは?」
差し出された頬骨の上に唇を当てた後、下唇の上を人差し指の腹で触れる。
「…嫌?嫌なら、嫌って言って。」
首を傾げて、顎に手を当てた相手を見つめながら、嫌われたくないなと思った。
「嫌われたくないので、やめておきます。」
額に、鼻の頭に、口づけを落として、体を離した。
【書く練習】
今日の書く練習はお休みします。
職場で人と話をすると、
気を遣って話してくれているのかな?
という気がするときがある…
「Kiss」
どうしてこんなにも言葉を探しているのだろうと考える。
そうだ。
あの日のあのひとこと、あなたがくれた言葉のKissが忘れられないのだと気づく。
チャイムが労働の終わりを告げる。放課後になれば生徒達の張り詰めたような緊張感も解け、なんでもなかったようにヤンチャなガキに戻る。コイツらのこういうメリハリがしっかりしてるところは嫌いじゃない。
俺はいつものように進路指導室に戻り、インスタントのコーヒーを流し込む。教員の宿命、ここからが本当のブラック残業。顧問になってる先生以外はぶっ通しで仕事をしなければならない。俺は職員室というあの疲労と闇が詰まりに詰まった淀んだ場所で仕事なんて出来ない。だからこうしてこの広くもなくひと気もない場所を好んで引きこもる。
「失礼します。工藤です。佐藤先生に用事があって来ました」
「おー、入れー」
ノック音とことわりと。そうして入ってきたのは俺の教え子。彼女が入学してから毎日逆プロポーズ三昧でそれはもう騒がしいがすぎていた。
「今日はですね、この部分否定とここの全体否定について聞きたいことがありまして…」
キリっとした目つき。その目の奥で学ぶ事への意欲が静かに燃えている。俺が発する言葉1つ聞き漏らすことなく全てを飲み込んでくる感じ。これは将来化けて出る。密かにそう思ったりもした。ただ、彼女の中身はこんなもんじゃない…
「…っと、こんなもんか。じゃ、気を付けて帰れよー」
「ありがとうございます……せーんせっ!」
「おい工藤…離せ」
「嫌です♡Question!私は好きな人が目の前にいても離せるような強者か?」
「努力次第でどーにかなんだろ」
「ブブ〜Answer!私の愛は努力でどうにかできるような軽いものじゃありませーん♡♡♡んーもうっ!結婚してくださぁい♡♡♡♡♡」
たぶん。たぶんな、工藤のこの真面目さはハッタリだと思うんだ。中身がこんなにポンコツなのは本当に詐欺にあったようなものだと俺は不思議に思っている。
「今日はなんなんだ?呑気にティータイムなんて出来ないからなー?」
「いやいや、今日は折り入ってお願いがありまして」
「お願い?怪しいな、工藤が頼みに来るってそれは…それは…」
絶対にまともじゃない。こんな時に勉強に関するお願いだなんて思ったら大間違いだ。
「来週テストじゃないですか…私頑張るので前払いで可愛がって下さい」
「・・・お帰りください」
「そこをなんとかーッッッ!!!私に生きる希望を!神様仏様佐藤様ー!せんせぇぇぇぇぇぇいっっっ!」
「ったく懲りない奴だよな笑」
そう言って俺は工藤の頭をわしゃわしゃと撫でた。今どきの女子は前髪を気にするらしいが、俺には関係ない。少しくらい髪が崩れた方が、男が工藤を見ることも無くなるだろうしな。
「ハグ、してもいいですか」
「そんな事してる所見られたら俺の首飛ぶわ」
「えへっ、鍵閉めちゃいましたよ…///」
「用意周到な奴め、ほら、来いよ」
ちっさい体が俺を一生懸命に包み込む。毎日一体何を食べたらこんな空気みたいな軽さになるんだよ。なんて考えながら俺は彼女を潰さないように優しく抱きしめた。
「Kiss me」
照れて火照った顔でねだる工藤に逆らうなんて選択肢は思い浮かばなかった。誰も通らないこの部屋で優しく優しくキスをした。
愛おしそうに見つめてから俺の胸に顔をうずめる。その仕草一つ一つがたまらなく可愛らしかった。首筋に残る赤い跡。俺が昨日付けた執着という名の首輪。
「Be mine」
「ん?先生、何か言ったー?」
「あ?調子に乗るなって言ったんだよ」
「えーひどーい笑英語の方が大人っぽく聞こえるでしょー?っどわぁっ!」
無邪気に笑う工藤を、少しだけ強く抱きしめた、とある日の放課後。
題材「Kiss」
お題『Kiss』
貴方はファーストキスをいつ経験したのだろう
お父さんやお母さんへの愛情表現?
自分の好きな物へ?
友達への仲直りの印として?
それとも、
貴方が何よりも誰よりも大切にしている好きな人?
1度だけでいいから私にその目を向けてくれないかなぁ
その気持ちは我儘だよね
Kiss
もうあなたはキスしてくれない
それを寂しいと思う権利はわたしにはない
どうせならキスしてほしいとねだりたかった。
そうだよね、貴方は反対するよね。
でもね、こうでもしないと貴方を守れないじゃない。
貴方は俺が何とかするからって言うけど、そうしたら貴方が傷付いてしまう。
あたしはね、もう守られてばかりは嫌なの。
貴方が傷付くぐらいならあたしがやってやる。
あたしがこれからすることに文句ばかり言う貴方の首に腕を絡ませて物理的に口を塞ぐ。
驚いて隙ができた貴方を逃がさないように、まるで愛し合う恋人たちのように。
漸く腕を放すと呆然とした貴方の顔。余りにもポカンとした顔で笑ってしまった。
そうだよね、あたしたち恋人でも何でもないもんね。
どうして、と呟いた貴方はバランスを崩して勢いよく倒れた。
口付けと共に送った即効性の睡眠薬、効いてきたみたい。
これで邪魔は無し。
憂も無くなったあたしはドアノブに手をかける。
「生き延びなさいよ」
眠気に負けまいとする貴方に吐き捨てるように言ってドアを閉じた。
最期のキスを貴方に。
「愛は友樹とキスしたことあるの?」
急に友人にそう言われて思わず飲んでいたお茶でむせてしまった。
「な、なに急に」
「だってもうすぐ付き合って1年だよ?いい加減キスしなよ」
明らかに私をおちょくってるような顔面に若干イラッとしたけど、それと同時に事実を言われた気がした。
まぁ、今日はバレンタインだし、友樹と放課後会うんだけど…。
そして迎えた放課後。チョコを渡すために友樹と公園に行った。
「じゃあ約束通りチョコあげる」
「ん、おう、ご苦労」
「なにそれ」
笑いながら話してると、急に友樹が変なことを言ってきた。
「じゃあ、愛が食べさせて」
「は?」
「はい、あー」
スタンバイしてる友樹に戸惑ったけどカレカノだし、いっか!というノリでチョコを彼の口に入れようとする。
その瞬間。
私の腕は戻されて口の中にチョコを半分入れられた。
「へ?はひひへふの?」(なにしてるの?)
私は続きを言おうとする余裕もなく、友樹の唇と私の唇が重なった。
まさか、アメ移しのチョコバージョンでファーストキスを奪ってくるなんて。
私のファーストキスとチョコをそのまま奪った友樹は真っ赤な顔をしてこう言う。
「愛がファーストキスの人でよかった」
どうしよう。
おさまらせようと頑張ってるのに、鼓動が通常に戻らなくなってしまった。
『kiss』
「おばあさんの口はなんでそんなに大きいの?」
「それはね、赤ずきん、お前をこうする為さ!!」
「きゃぁー!!食われ………………ない?チュッチュチュッチュKissされてる?ってやめろ!この変態オオカミ!!」
(Kiss)
赤ずきんちゃんのオマージュ、ヨダレまみれにされたようです。
Kiss(オリジナル)(秘密の手紙続編)(腐)
「やっと自覚しましたか」
3年前、俺を最期の手紙配達員にスカウトし、そのまま指導員をしている男が、急に現れてそう言った。
「……何を」
俺はわかっていながら無駄な抵抗を試みる。
彼は呆れたように笑って、
「あなたが成仏できない理由ですよ」
と言った。
俺は事故で死んだ時、彼に心残りを打ち明けた最期の手紙を託した。それは無事相手に届いたのだが、俺は成仏しなかった。
成仏しないのは配達員にスカウトされたからだと思っていたのだが、もしかしたら手紙を作成した時点で成仏できない事がわかっていたのかもしれない。
本人も無自覚だった、叶えたい願い。伝えたい想い。
「……自覚したところでな…」
俺は絶望して呟いた。
幼馴染の男友達に恋心を抱いている。
けれど、男同士。受け入れてもらえるわけがない。
伝えるだけで満足か?
俺はどこまで求めてる?
フラれて成仏できるだろうか。
ショックで悪霊になったらどうしよう。
悶々と考えていると、それを遮るように、
「実はあなたには成仏に至る道筋が二つあります」
と声がした。
俺が顔を上げると、彼は指を2本立て、真剣な面持ちでこちらを見ていた。
「一つはもちろん、心残りをなくす事。もう一つは、配達員として働いたボーナスといいますか、一回、最大1日だけ実体化する事ができます」
「へ?すごっ!」
「ただし!実体化したらもう強制成仏です。あの世へ行っていただきます」
「…そんな事、本当にいいのか?」
「ええ。まぁ、覚悟が決まったら言ってください」
彼はそう言い、ウインクして消えた。
「実体化かぁ…」
俺は夢想する。
1日デートとか、頭を撫でるとか、手を繋ぐとか。
(小学生か!!)
いい歳の大人が考えるレベルに達していなくて凹んだ。けれど、幽霊の今、好きな相手に触れられないことは、思う以上にストレスだった。
そして、自分は歳を取らないが、彼は歳を重ねて大人になってきている。それも辛かった。
幸せになって欲しいと心から願っているが、彼に恋人や妻ができるのをそばで喜んで見守れる自信もない。
現在の居候関係の永遠を考える事はできなかった。
(まぁ、一緒にいる事に限界を感じたら使えるカードの一つとして覚えておこう)
そう、思っていた。
その時が来た。
絶対、今だと思った。
(今!)
精一杯に伸ばした手が、本当に久しぶりに肉に触れる感覚がして感動した。
(良かった!!間に合った!!!)
と、思った瞬間に、手に当たる以上の衝撃が身体中に走った。ドンっという大きな音と、金属が複数ぶつかってガラガラガシャンと跳ねる音がした。
バキボキと全身の骨が折れ、頭からドロドロした血が流れ出るのを自覚して、実体化すげえな、などとうっすら思う。
「か、かずくん?!?!」
震える声が聞こえた。
(良かった、聡は無事か)
過積載のトラックが、バランスを崩して歩道に突っ込んでいくのが見えた。その先に彼がいるのが見え、咄嗟に実体化して突き飛ばしたのだった。
俺は首も動かせずに仰向けに倒れていたが、その視界に、泣き顔の友の無事な姿が現れた。
「かずくん!?なんで?!どうしたの?これ何なの?大丈夫なの?!どうして?」
混乱して、俺の手をぎゅっと握って捲し立てた。
涙がポロポロ降ってくる。
「死んじゃダメだよ!!かずくん!!」
いや、元々死んでるんだけどな。
俺はクスリと笑おうとして、うまくいかなかった。生身ってすごい。痛い。
「さと、し」
俺はありったけの気力を振り絞った。
これが本当に最期だから、伝えなければと思った。
「すき、だった、よ…ありがと、な…」
幸せに、と続けたかったけれど、もう息が続かなかった。
「かずくん!そんなの!僕も!僕だって!」
力尽きて目を閉じた俺の両頬に手を当てて、聡は俺にキスをした。いや、人工呼吸かな?1日限定の実体化だったけど、身体がこんなになっちゃったらもう強制成仏しかないだろうな。人工呼吸しても無駄なんだけどな。聡ごめんな。
「かずくん!僕も君が大好きだよ!!愛してる!だからまだいかないで!一緒にいよう!ずっと一緒にいてよ!お願いだから!ねぇ!かずくん!幽霊にもなってくれないの?ねぇ!!」
本当になぁ。
俺は一筋の涙を流した。
俺は恥ずかしくて愛してると言えなかったけれど、正確に意図を汲んでくれた上に、同じ気持ちだったと言ってくれた。お前はなんて男前なんだ。
いつから両想いだったのだろう。
もっと早く言えていたら何か変わっていたのかな。
けれど、唯一の実体化を、聡を助けることに使えて、俺は嬉しかった。
きっとこの時のために俺は成仏しなかったんだ。
聡、ありがとうな。
俺は満足して意識を手放した。
彼女の唇ならば、口づけでもキスでも勿論接吻でもなく「Kiss」と表現するのが一番しっくりくる気がした。
大人っぽくて、洗練されていて、どことなく異国の雰囲気もあって、アルファベットの表記がぴったりだと思ったのだ。
だから、そんな彼女と初めて「Kiss」できたとき、彼女の顔があまりに赤かったのには心底驚かされた。
まして、初めてなんて言われてしまった。
どうすりゃいいんだ。
とりあえず、確認のため、もう一回しておこうか。
お題『Kiss』
『Kiss』
「んへへ。ちゅー。」
酔っ払った恋人はキス魔になる。
手で押しのけてもずっとキスしてくる。
ベタベタするまでキスしてくる。
そしてその内気分が悪くなってそのまま寝落ちする。
朝起きた時には何事も無かったように
先に起きてキリッとしている。
クール系なのに酔うとポンコツだ。
どうしてあんな酔いつぶれたのに
キリッとしてるのが不思議だ。
なんて思っていると寝起きにキスされた。
「おはよ。寝坊すけさん。」
昨日のキスとは違いあっさりしたキス。
それでも寝起きには強烈の一撃。
寒かった朝の寒気は恥ずかしさにかき消された。
語り部シルヴァ
あえて言うこともないのですが、
今日のお題に関しては
今の私は何も知らないのです。
ほんとになにも。
「Kiss」
ママと喧嘩した次の日、ママの好物のKissesチョコをひと袋買ってテーブルに置いておいた。チョコのくせに少ししょっぱいから私は好きじゃないが。
仕事から帰ってきたママはまだムスッとしてたけど、テーブルの上のチョコに気付いて、これ、買ってきたの?って言った後、少し表情が柔らかくなった。
3ヶ月前
私は出張から帰ってきた彼にキスをした。
いつもはもっとしていたくなるキスをすぐにやめたくなった。
リップも歯磨き粉も何も変えてないのに、何かが嫌だった。
でもその時は気分じゃないのかなって思って唇を離した。
ある日、友達から電話がきた。
飲みにでも誘われるのかなと思い、鍋の火を止めて電話に出た。
友達は聞いたこともないような震えた声で私の名前を呼んだ。
何か彼女の身にあったのではと思い、心配の言葉をかけると
「あんたの彼氏…他の女とキスしてた…。」
と告げられた。他にも色々言われたが、私にはこの言葉しか記憶に残らなかった。
平然と帰ってきた彼に私は
「誰とキスしてきたの?」
と冷たく言った。
彼は動きを止めて私を見つめた。
その後、浮気がバレたことを理解したのか醜い言い訳を始めた。
くだらない言い訳を聞き流して私は言った。
「いつからしてたの?」
彼は口を震わせながら
「3ヶ月前」
と答えた。
あぁ…本当に女の勘はよく当たる
きっと3ヶ月前の私は気づかぬふりをしたんだ。
しあわせにとろけた顔で口づけてもらえる君のビールになりたい
題-Kiss
《Kiss》
君とキスがしたい
けれど経験のない僕は
キスするタイミングも雰囲気も
よく分からない
そして臆病な僕は
キスをして君に
嫌がられないか心配
拒まれたとしても
嫌がられては立ち直れない
そんな事を考えて何年経ったのか
今日……
僕は勇気を出して君にキスをする
kiss
投げキッス
推しにされたら
…ドキドキ止まらない
"Kiss"
手首のほくろをなでながら
妬けるなぁと一言
前世で受けた愛情の話らしい
身体中にあるよなんて意地悪を言った
コロナ禍で、面会が出来ない高齢のご夫婦
窓から奥さんが投げKiss
外で旦那さんがKissを受け取る
テレビで見た光景が忘れられない
愛情表現って大切だな