『1000年先も』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
僕は荒廃した土地を見回した。
ここはもう駄目だ。
地上は100年前に核戦争が起こって、地球の緑も荒れ果て、砂漠化も相まって住める状態じゃなくなっていた。
ここが昔は緑に溢れていたなんて伝説、僕には到底信じられない。
僕たちはかろうじて生き残っていた植物の種を地下で栽培して生きている。
地上に出るには、こうしてマスクをして出ないといけない。
何もない、砂だけ。遠くに崩れた建物が見える。
遺伝子異常を起こした動物が動いている。
あの動物達は何を食べているんだろう、と疑問に思う。
僕たちは地下に巨大な都市を建設している。
地上が荒れ果てて住めないと判断して、地下に潜ってなお、人類は増えている。
どんな事があっても生き物が絶えることはないんじゃないのか、と思わせる。
核戦争を乗り越えてなお、まだ生きている人類に想いをはせる。
この先何百年、何千年経ったとしても人類の命のリレーは続いていくんだろうか。
この先、地下核戦争が起こらないとも限らないだろうに。
そう考えて、背筋が寒くなる。
もし地下に住めなくなったら今度はどこへ住みだすのかな。
人間の生命力の強さと、戦争の愚かさにため息をつき、僕は地下への階段を降りながらマスクを外した。
1000年先も 地球が美しくあるために
1000年先も 人々が豊かに暮らせるために
今 私達が できる事 すべき事
1人の小さな力も みんなが合わされば
きっと大きな力になるはず
1000年先も みんなが幸せでありますように
ふとふり返りたいとき、星空を眺める、その時僕は思うんだ、1000年前も、1000年先も、人は、ふとふり返りたいとき、同じく、星空を眺めるのかなって、僕は今、場所は違えど、同じ星空を眺めている人がいると思うと、小さなつながりを感じるんだ。
千年先も星空は綺麗だろうか。
千年先の未来人も星空を「美しい」と感じるだろうか。
千年前、たとえば清少納言や紫式部も私と同じことを考えたのだろうか。
彼女たちが見ていたのと同じ月、同じ星空を見ていると思うと、空越しに彼女たちと繋がっている気がして嬉しくなる。
千年先も星空は綺麗だろうか。
千年前の私に思いを馳せてくれる千年先の未来人はいるだろうか。
1000年先も
人間は相変わらず
小さいことで揉めて
小さいことで争って
小さいことで幸せを感じ
なんて愚かだったのかと嘆くのだろうな
2024/02/03
「1000年先も」
もしも輪廻転生があるとして
1000年先も同じ事で
悩んだり
苦しんだり
もがきながら生きているのかな?
この人生が何回も…
ゾッとする
次生まれ変わる時は
ひとつでいいから
今より辛い事が
減ってたらいいな
『1000年先も』
1000年先まで生きられたら。
こんなに生きられたらあなたとずっと一緒に居られる。
死んでしまう、悲しみも辛さもないだろう。
だけど、大切な人はどんどん消えていく。
あなたもね。
やがて誰もいない、静まり返った世界を呆然として見るだろう。
私を見送ってくれる人は居ないだろう。
死んだあと、1000年先もあなたのことは忘れない。
愛してるよ。ごめんね。
⚠ただのバカップルの話。
今から、1000年先、
この世はどうなってるだろう。
僕は何かに生まれ変わってるかな。
そんなことを、時々考える。
そんなことを考えたって時間の無駄。なんてことは分かってる。
でも何故か、考えてしまうんだ。
いつも通り、僕がそんな意味の無いことを考えながらぼーっとしてると、後ろから声がした。
「また "あのこと" 考えてるのー?」
この子は僕の彼女。
夜ご飯を作ってくれてたようだ。
キッチンから僕に話しかける彼女の目を見て、
『…まぁねー…笑』
なんて言葉を返す。
彼女は僕のこの癖を知っている。
「考えるのはいいけど、ぼーっとし過ぎも良くないからね、?」
『ん、分かった、ありがとう。』
、
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、
、
、
、
『おいで?』
「…ストン」
料理が終わったようだったので、僕の膝の上に座るように呼んでみた。
いつもなら、
「えー…」
なんて言って嫌がるのに、今日は珍しく素直だった。
『…なんかあった?』
「……」
どうしたんだろうか。
『ギュッ…』
少し悲しげな顔をして黙っている彼女をみて少し戸惑った僕は、少しでも彼女が安心出来るよう、抱きしめて待つことにした。
、
、
、
「…あのね、、」
数分して、やっと口を開いた彼女は、ゆっくりと話し始めた。
「ーーくんが、いつも何考えてるか知りたくて、私も考えてみたの。」
『…え?』
「1000年先のこと。」
『うん…』
「そしたら私、なんか怖くなっちゃって。」
「ーーくんと、いつかは離れちゃうんだって…」
「今が、私とっても幸せで。ずっとずっとこのままがいいけど、いつか、いつかは…ッ」
『ギュッ…』
「…ッ」
これ以上は言わせちゃいけない。
そう、直感的に思った。
彼女の言葉を止めるため、さっきとは違って、少し強めに抱きしめてみた。
『大丈夫。』
『ずっとずっと一緒だよ。絶対離れないから。』
『死んでも一緒。生まれ変わっても、絶対会いに行くから。』
「…ほんと、?」
『もちろん。』
『1000年先も、ずっとずっと一緒。』
ー作者の話ー
なんだろ…ただカップルがイチャイチャする話になってしまった。。。
ううぅ…自分も彼氏欲しい(泣)
…まぁそんなことは置いときまして、
ここまで読んでくれてありがとうございます!
また次回お会いしましょう。
またね!
百年も千年も前の大工と語り合うように
また
百年も千年も後の大工のことを想像しながら
毎日の仕事をする
千年前の建造物を修復する宮大工の方の言葉
だったと思います
自分の仕事を死後千年も残す気概でする
その心意気に憧れます
「1000年後も」
#321
【1000年先も】
※【勿忘草】の外伝になります。
【勿忘草】を読んでいなくても楽しめますが、読んだ方がおそらく内容理解がスムーズに進むと思います。
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No matter how many times you forget me, I will never forget you.
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Next time we meet, I want you to go back to the way you were before you forgot me.
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ほんの些細なことだった。
彼女に健忘症と記憶喪失が重なったことで実質的な別れを告げた。
辛くて苦しくて人間を辞めかけたが、一縷の望みと彼女の幸せを願って、日々生き地獄を過ごしてきた。
だからこそ認めたくなかった。
奇しくも勿忘草の群生地にある細道で再会するなんて思いもしなかったしな。
彼女は彼女ではなかった。
顔も声も全部、俺の知るあの彼女と同一、なのに目の前にいる彼女を見て俺の脳ミソはNOと信号を出し続けた。
何も知らない彼女に俺はつっけんどんな態度を取って彼女が来た道を辿っていった。罪悪感はもうとっくに突き放した。贖う相手なんかいないしな。
嗚呼、でもやっぱり
ずっと俺のそばにいてほしい
1000年先も覚えていてほしい
来世とやらが実在するならな。
【1000年先も】
1000年前、人間は履き物を履いてた
それから1000年前も、ヒトは履き物を履いていた
多分、今から1000年先も
人間は履き物を履くのだろう
歩むために
[1000年先も]
#1000年先も
変わらないものなんて
たぶんありはしない
カタチあるものは
変わり続けるものだから
失うものもあるだろう
でも哀しむことはない
新しい出逢いもあるだろうから
今 私が観ている月も
頬に感じる風も
1000年先も同じキモチで
感じてる人がいるかもしれない
だけどあなたを思い月を見上げる
わたしは現在(いま)だけのもの
変わらない
変わりたくないと願うキモチを
1000年の風に乗せて
お題:1000年先も
「1000年経った地球ってどーなってんだろうな」
唐突に隣にいる友人が言う。
「どうなってるってそりゃこのままだろ」
俺はそのまま思っている事を口にした。
「だと、いいんだけどな。戦争とかやってるしそのうち自然とかなくなっちまうって思ってさ」
「お前がそんな事言うのか笑」
「まぁな笑あ、そうだ。話変わるんだけど1000年経っても俺ら友達な」
とやけに真剣な様子で言ってくる。
「なんだよ急に、ってか1000年も生きられねぇだろ笑」
「いやほらコールドスリープとか出来るかもしれないじゃん?でそうなった時友達な、って」
そうだった、こいつはそういう奴だ。
「そうだな、1000年先も俺らは友達だ」
そう俺が言うと友人は満足そうにしていた。
【190,お題:1000年先も】
1000年先も一緒に、なんて言わないけど
あと数分だけは一緒に身を寄せあっていたい
もうすぐ、80歳。運が開けるのを感じてる。体は、心の申し子だ。体をいたわり、励まし、鍛えます。そして、心を思う存分、遊ばせます。私の未來を作ります‼️(*^^*)
「1000年先も一緒に過ごしていたいね!」
にっこりと僕に笑いかける妖精ちゃん。
「うーん、それは難しいんじゃないかな。人間の寿命は1000年もないし…」
「ちょっと真面目に受け取りすぎ!!それくらい一緒に居たいって意味だよ、も〜」
…それは僕も同じ気持ちだよ、君と一緒に過ごすようになってから世界が色づいていくようだから。
ぷりぷりとしている妖精ちゃんにごめんねと謝り、雑談の続きをはじめた。
1000年先も
10年先のことも考えられないのに、1000年も先のことなんて考えられるわけがない。
今を生きることに忙しいから。税金払ったり、免許更新に行ったり、上司の機嫌を取ったり、、、あーーーめんどくさっ。
1000年先か〜。
1000年先も、人間も動物も植物も生きてたらいいな。
1000年先も太陽はあるでしょうか。
たまたま生きてるんですね、なにもかも
「1000年先も」
私、百人一首が好きなんです。
およそ800年前に作られたものが、
今も受け継がれている。
内容も恋愛ものが多く、
共感できたり当時に想いを馳せたり…
言葉が今と昔を繋いでいることを実感する。
200年後の1000年の節目の年には
私はこの世には存在しないけど、
きっと百人一首は誰かに愛され続ける。
いつか、そんな言葉を作れたら幸せ。
1000年先も。
1000年先も
ずっと見てたい。
どんな形に
なっても。
2人で仲良く。