『1年後』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ただ心身ともに健康でありますように
迷いなく続けていられますように
/6/24『1年後』
綺麗な風景を目にした時、誰かと心が繋がった様に感じた時、ふと一年後の自分はどこで何をどう感じ生きているのか思いを巡らせる事が多い。思えば幸せだという感覚を充分味わう前にこういった思考が頭によぎり不安で頭がいっぱいになってしまう。
一年後はせめてもっと笑って、歌って、体動かして好きな事を好きと思える自覚出来る自分でありたいものだ。
初めて迎えた結婚記念日。
日頃の感謝も込めてお祝いに選んだ場所は、初デートで食事したレストラン。
「驚くかな」
仕事帰りに待ち合わせして、歩いて行くんだけど、行く場所はキミには秘密。
レストランに、キミの好きな赤バラとかすみ草の花束を預け、特別なケーキも用意してもらっている。
「早く来ないかな」
キミの喜ぶ顔が見たくて考えたプラン。絶対に喜んでくれると確信して、キミを待つ間ワクワクしてる。
「1年後も、その先も…」
同じ場所で記念日をお祝いしたい。キミの幸せと俺の幸せで出来る、笑顔の花をたくさん咲かせたい。俺に近づいて来るキミが見え、居ても立っても居られず、俺は愛するキミを迎えに歩き出したのだった。
1年後にまた会いに来る。
そう言って旅に出た友人は1年と経たずにあっさりと帰って来た。俺がどうしたんだと問い質せば、「お前がいないと毎日が退屈でさ、時間が経つのも長く感じたからそのせいかも」と、こちらの力が抜けてしまうような、何とも呑気な答えを寄越してくる。そんな友人の様子を見て自分が安堵しているのを自覚しながら、「バーカ。なら旅に出るなんて言って、俺を置いていくなよ」と、恨みがましくふざけてみれば「・・・・・・だって、俺、お前みたいになりたかったんだよ」と、こっちが全く意図していなかった言葉を吐き出してきたので、俺は僅かに瞠目してしまう。
こんなこと絶対に言うつもりなんてなかったのに、「俺だって、お前みたいになってみたかったよ」と、ついずっと抱えてた願望を漏らしてしまったら「・・・・・・なんだ、そっか」と、ひどく子供みたいな顔であいつが笑うので、1年後でも、10年後でも、この眩しさだけは変わらずここにあるんだろうなと、俺はまたこいつを羨んでしまった。
それでもこいつがしばらく経って、再び旅に出るなんて言い出したら、きっと俺は止めることもせずに見送って、また1年後でも、10年後でも、こいつの帰りを待っているのだろうと思う。
【1年後】
明るい未来を想う
路を築いて行く
辿り着くために
―「1年後」―
お題《1年後》
通り過ぎてゆく泡沫の季節。
「もう会わない」と告げられた桜雨のあの日。
悪戯に歯車は廻り――1年後の雑踏の海で、また君と邂逅を果たす。
一年後
心をここに残して僕は上京している
開放感なんてなくて
引き伸ばされてちぎれていく心を感じながら
君と真反対の方向に行ってしまうんだ
【1年後】
1年後、色んなことがきっと変化していて、きっとそのままのものもたくさんあるだろう。
僕が、1年後生きているかさえ誰も分からない。
1年経つ前に、変わっていてほしいことも、残っていてほしいものもあって。
僕は、1年後、笑ってあの世界にいたいのだ。
自分の未来について、みんなは考えたことがあるだろうか。
明日の自分
一年後の自分
五年後の自分
三十年後の自分
生物というものは、日々進歩している。
そんな中で、ふと、未来の自分を考えたことがあるのは恐らく極々一部であろう。
だからこそ、みんなに伝えたい。
未来の自分について、考えてほしいと。
ここでは、一年後の自分…生物について取り上げる。
もし、もしもだ。
君が癌を患い、余命一年と言われたとき、君は何を思うだろうか。
悲しさで胸が苦しくなるかもしれない。
敢えて前向きに捉える人もいるかも知れない。
ただ、この真実だけは変わらない。
一年後に、君は死ぬと。
その真実とどう向き合うかは君次第だ。
所変わって、こんな人がいたとしよう。
占いにハマり、なんとな〜く自分の一年後について聞いてみたところ、
『あなたには彼女(又は彼氏)ができるでしょう。
とても良い子ですよ。』
という返事が帰ってきたとき、君は何を思うだろうか。
よっしゃぁぁぁぁぁぁ!!!
という人が居れば
ふぅ〜ん。
で終わる人もいるかも知れない。
以上のこの二つを挙げたとき、同じ❛一年後❜でも、捉え方が反転してしまう、というのはわかったのではないか。
だから、日々を過ごしている生物みんなに言いたい。
つまらない人生でも、普通の人生でも、辛いことがあっても…生きてるだけで、君は偉いと。
世の中には明日生きていられるか分からない人もいる。
絶滅してしまう動物もいる。
殺処分のせいで、命を失う犬や猫もいる。
そんな中で、私達が生きているという事。
それは途轍もない奇跡で、幸運で…
兎に角、凄いことなのだという事を。
by作者
一年後は、どうなってるんだろう。
今の環境が、世論が、常識が変わっているかも知れない。
小さいことだと好みだとか、隣にいる人だとか、家族のこととか。
未来のことはわからないし、変わるものが良いとか悪いとかわからないけど、
なんだか悔いがないように生きてはいきたい。
1年後、私は何をしているだろう。
絵を描いてるのかな、小説を書いているのかな、それ
とも勉強してるのかな。
1年後の私が何をしているのか想像するのはたのしい。
ただ誰かを愛し、春を喜んでいられますように
『1年後』
いま以上に現実を突きつけられ、自分の甘さゆえにもがき苦しみ、様々な決断を迫られるかもしれない。そんな時でも、明日が少しでも良い日になるよう、1日1日を大事にする気持ちを忘れないでいたい。今と変わらずに、そばにいる人の幸せのために、自分の幸せのために頑張りたい。
1年後
かつて想っていた人と結婚していると前に占いで言われた歳になる。
「また大人になったら、2人のことを一緒に考えよう」と別れてからもう1年。私は今年ハタチになる。
1年ぶりに君とデートをした。ああ、私が大切にしていたのはこの表せないほどの感情と、それを与えてくれる君の事なのだと思い出した。
時が経っても、お互い惹かれ合う。君と話すきっかけが欲しくなる。やっぱり君は特別な人なんだと実感する。
一年後、私は君ともう一度新しい未来を描こうと足並みを揃えているだろうか。
それとも、もうわたしはただの“過去の人”と君の中で括られてしまっているのだろうか。
それでも私は、君のこと人生において出逢うべくして出逢えた運命の人だと想っているよ。
1年後
柱の前に立つ。定規を頭に乗せ、固定してその下から抜ける。赤マジックで定規の下に線を引く。
新しい線は、その下の線とほとんど離れていなかった。
目線より少し上にも黒い線がある。そのうち追いつくと思っていたのに、差は開くばかりだ。
「どうだった?」
「そのにやけ顔むかつくんだけど」
「まあ別に? そんなに伸びる必要ないし?」
「は! プライドちっさ」
「お前、態度だけはどんどんでかくなってるよな……」
1年後
「もしも1年後に消えるってなったら、それまでに何したい?」
って君がいうから、私は
「美味しいもの沢山食べて、普段行かないような綺麗な景色沢山見に行きたいかな」
って返した。もしもの空想話だったはずなのに、なぜか君は一緒にご飯食べようと何度も誘ってくれた。素敵な場所があるんだと誘われて一緒に出かけることも多かった。
1年後、消えてしまったのは、君の方だった。
入学してからもう2年も経った。
つまり、卒業まで1年もないということ。
1年後にはあなたの授業を受けることができない。
あなたと一緒に学校生活を送ることができない。
あなたをそばで見守ることができない。
あなたのことを考えるだけでこんなに苦しい。
でも、仕方ないことなんだよね。
生きている限り時間は過ぎていくから。
寂しいけれど、卒業してからもあなたを
見守っています。
そして、あなたに追いつけるよう勉強頑張るから。
だから、卒業しても、私のことを
ずっと応援してくれますか?
大好きだよ
#1年後
どうしてるかなって考えてみる
多分今と変わらない
ちょっと変わってるとしたら
隣に君がいるかいないか
お題 [1年後]
一年後、この話を書いている私は成人する。
私は何してるだろう?
受験に追われるのか、面接に追われるのか。
分からないけど、私が幸せならいいんじゃないか。
「一年後」
来年の今頃……あんまり早いと鬼が笑うらしい
だから来年の話しはやめておく