『1年前』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『1年前』
私は1年前から変わりそして変わらずにいられただろうか
自分にとって大切な気持ちを見失わずに
大人に近づけているだろうか
自分の気持ちを失わせるのは
他の誰でもなく自分自身だから
これから先もも変わりそして変わらないままでいたい
1年前は何をしていただろうか。
部活が楽しくてしょうがなかった時だろうか。
1年前
1年前、たった1年前のことだ。道を歩いて買い物に行けた。インターネットでお喋りができた。LINEもXも生きてた。水道も電気もちゃんとしてた。人がたくさんいて道はよく渋滞して、信号待ちにもイライラしてた。たった1年前のこと。私は闇森で確保した今夜の食い扶持の野ウサギを下げて家に向かう。何もかも変わってしまった。あの特異点のあと私たちに安寧はない。私はもう私の子を大学にやることができない。
300字小説
XDay
何年も前から態度が変わってきていたのには感づいていた。決定的になったのは一年前の七夕の夜。それでも年に一度の逢瀬は明け方まで一緒に居たのに『用事が出来た』と、そそくさと帰ってしまった。鵲達の調査によると相手は若い天女らしい。その小娘が私からマウントを取る為に彼に早く切り上げて自分のもとに来るよう唆したのだ。
「それに乗った時点で彼も同罪だけど」
そして、一年。父である天帝に集めた証拠を突きつけ、二人の処遇については私に一任すると許可を取った。西洋の女神のように括り付け天の川に流してやろうか。仲良く地上に堕としてやろうか。
七月七日のXDayに向けて織姫は笑みながら、当日の衣装と化粧を念入りに選ぶ。
お題「1年前」
1年前、私は何してたっけな。
まだ学校に、社会についていけてたっけな。
自分の考えを殺して人に合わせてたっけ。
自分を見失いそうになってたっけ。
今考えると、「勝手に周りに合わせて、勝手に疲れるなんて馬鹿馬鹿しい」と思ってしまうけど、「よく何年間も耐えたな」とも思う。
沢山泣いて、沢山喧嘩して。
「消えたい」「死にたい」とは何回思ったかも数え切れない。
こんなに苦労した1年間は人生で初めてだ、と思うほど大変だった。
明日を迎えたくなかった。でも迎えるしか無かった。
大きな絶望と諦めと、ほんの僅かな生きる糧と共に毎日を送っていた。
1年前の私へ。
今の私は、社会からは少し離れてしまったけれど、色々なことを知って、今日も少しづつ前進してるよ。
たまに声を出して泣きたい時もあるけれど、死にたくなるような時もあるけれど、それでも生きてる。
だから、大丈夫だよ。
貴方に協力してくれる人も増える。
人生の、心の支えになってくれる推しもできる。
貴方の特技も、世間から評価を貰えるほど上達する。
辛いかもしれないけど、怖いかもしれないけど、必ず終わりは来るから。
生きてね。
1年前
確か1年前、
新しい環境になって2ヶ月も経ったのに全く慣れず
浮いてしまい一日一日どうにか意味もなく生きていた。
不運の連続。
聞いてしまった陰口。
もともとメンタルが弱すぎることもあり、
辛くて一人うずくまっていた。
今はなるべく思い出さないように、
なるべくなにも考えないように日々を過ごしている。
するとなんだか不思議、前よりもマシになっていった。
断然楽になったし、自分を貫ける。
毎日が、また楽しくなった。
1年前、それはまだ序の口。
けれどもなんだかんだ吹っきれてしまうと、
真っ暗な世界に光が差すような、
色のない景色がカラフルになっていくような
そんな世界が待っていた。
あんな人なんか気に留める意味なんてない。
陰口たたくなら叩かせておけばいい。
気に留める暇があるなら自分の好きなことをしよう。
そう思えるようになった。
きっと1年前の自分なら今の自分が別人に見えるのだろう。
そしてまた1年後、
今この瞬間の自分のことが
別人に見えているのかもしれない。
恋焦がれて苦しいのと
暗闇でもがいて苦しいのと
どちらを選べばよかったんだろう
考えられてたら
堕ちてないよね
1年前
【1年前】
1年前と変わった事。それは自分自身。何故なら、1年前、出会いがあった。それは、ある女性との出会い。私は、目的地すらも決めず、ひたすらひとり旅をしていた。つまらなかった。お金もなくなってきたので、帰ろうと思った。でも、そんなお金など、もう残ってはいなかった。そこでもう、終わりだと思った。人々は私には目もくれずに、通りすぎてゆく。この時、初めて現実を知った。でも、そんな中、彼女だけが、声をかけてくれた。「大丈夫ですか?」と。
私は家まで送ってもらった。情けなかった。男の癖に、女性に助けられるなんて。だから、何度も謝った。そこから友達になり、恋人になり、と、私達の関係はどんどん深まっていった。
そして、ついに結婚する事になった。それが、1年前の事。毎晩、夕食の時その話を思い出し、二人で笑っている。
1年前の出会いがあって、よかった。
この家に引っ越してきて1年が経った。
1年前はテーブルもソファーもなくて、
ダンボールをテーブルの代わりにしていた。
何にもないから片付いていたのかもしれない。
今は沢山の物に溢れていて、生活に困ることもない。
ただ全く整理ができていない。
毎日仕事から帰って夜ご飯を食べたら寝る。
朝もギリギリで全く余裕のない生活。
QOLを上げるために少しだけ、ほんの少しだけ
ミニマリストになりたいと思う今日この頃。
1年前。
不登校になった友達と3年ぶりに同じクラスになった。
最初会った時、謝ろうと思った。
彼女が不登校になる前、私とは友達で帰り道で良く話していたのだ。
今でも忘れられない
彼女が最後に言った言葉。
…「あな《《€,,'✕≤〘€✟≯※&―,。」
当時の彼女は何故か私と話さずにできるだけ一人で帰っていた。
私が理由を聞いても
「○○ちゃんには関係ない。」って。
私は本当に知りたかった。
何故最近は誰とも話さず帰るのか
それはなにか彼女が苦しんでるからなのか
はたまた私自身のせいなのか…
今思うと絶対にあそこでやめといたほうがよかった。
やめとけば彼女との縁もまだ続いてたかもしれないのに、彼女を苦しめることもなかったはずなのに。
…私は結局彼女に限界まで聞いてしまった。
この当時私自身も精神的にかなりやられていた。
もう言葉の一つ一つは覚えてないけれど、きっと言い方も悪かったと思う。
限界まで聞いてしまって、彼女が最後に言った言葉が
私は聞き取れなかった。
絶対に聞かなければと心構えをしてできる限り脳のスペースを空けて聞いたはずだった。
その日以降彼女は私のことを無視するようになった。
他の友達とは話している。が、私のことは目線を浴びせながら話さない。
私はやらかしてしまったことを悟った。
本当に謝りたかった。
来年から彼女は不登校になったらしい。
どうしてかはわからない。
時は経ち1年前。
彼女が教室にいた。
…多分彼女の友達と話していた。
私は彼女に話しかけに行った。
変わってなかった。
今度は無視されなかった。
…それから3日後。
彼女は学校に来なくなった。
やっぱり私のせいなのだろうか。
そうだろうな。
当時のことを思い出した。
まず彼女と友達になったきっかけだ。
彼女は教室で一人確か絵を描いていた。
なんだか寂しそうだなと思ったのを覚えている。
私が話しかけに行って、彼女とは馬が合いすぐ友達となった。
折り紙も上手だったなぁ。
今でも持ってるよ。私の名前入りの確かコマみたいなやつ。
私には悪い癖があった。
どうしようもなく相手を見下す癖だ。
私の友達の三分の一ぐらいは、一人だったときに私が声をかけて、それて友だちになった人だ。
だからなのだろう。
相手が自分より褒められていたり恵まれていたりするとどうしようもなく許せないのだ。
きっと彼女はそんな私に見切りをつけたのだろう。
そうであってほしい。
幸せでいてほしい。
でも、もし もう一度会えるなら 話せるなら
本当に 本当に ごめんなさい。
あぁ、本当に苦しいなぁ…
1年前
彼に出会ったのはちょうど1年前だったと思う。私の一目惚れだった。
一緒に暮らすことになったときは苦労の連続だった。全然振り向いてくれないし暴力も振るわれる。ご飯代も全部出さなきゃいけないし。嫌われてるのかな、私が悪いのかな…でもいてくれるだけで嬉しい。
1年経った今、相変わらず彼はご飯を請求してくるし、仕事の邪魔だってしてくる。束縛が激しくてすぐ嫉妬するし、家から出るのにも一苦労だ。彼との関係は上手くいっているのか分からない。でもやっぱり、いてくれるだけで幸せだ。
いつも通り、私は彼のために買ったご飯を用意する。今日こそ振り向いてくれるかな…?
「ミケちゃん!ご飯だよ〜!」
「にゃー」
「うああ可愛いねぇモフモフだねぇミケちゃん!ミケちゃんがいるだけで幸せだよミケちゃん!可愛い可愛いねぇぇ」
「…にゃー…」
今日も振り向いてくれなかった。このあとお風呂入れなきゃだから、また引っかかれる覚悟をしなきゃ…
去年より少し成長した私
ゆっくりだけど
前に進んでる
1年前
1年前
1年前には
あの大好きなアニメの
声優さんは
生きていたんだな
生きている限りは
頑張んなきゃ
【1年前】
1年前、はて。
何もしていなかったわけではないが、特段思い出すこともない。何なら昨日の晩御飯も思い出せない。記憶はかなり、いやものすごく危うい。
日記をつける習慣や、何か大きな出来事でもあれば1年前を振り返ることもできようが――そも一年後の私はこれを書いたことを覚えていられるだろうか。もしかしたらこのアプリから離れて別のことをしているかもしれない。さて、さて。
1年前
1年前、私はある2人の男性と恋人になった。
世間的に否定されるような関係かもしれない。
世の中で生きていくのが少し苦しくなるかもしれない。
そう思っても、彼らと一緒に居たい想いはずっと膨れていくばかりだ。
…なんて思ってたな。
一年経った今では不安でいっぱいだ。
彼らの幸せを奪っているような感覚がして、そんな自分に嫌気がさす。
…こんなことばかりだ。
#1年前
忘れられない一年になると思ってた
それでも記憶が零れ落ちて
まだら模様を描いた思い出が増えていく
何度目かのはじめてを味わいながら
いつか忘れてしまうだろうその時を
忘れまいとする自分がいる
「1年前」
毎日は、オルゴールみたい。
…同じ曲を繰り返す。
でも少しずつ違う。
じゃあ1年前のオルゴールはどんな曲かな。
そうだな…「鉄道員」かな。
古い映画なら何でもいいや。「追憶」。
もしかしたら「ツィゴイネルワイゼン」。
毎日少しずつしか変わらなくても1年も経てば、
ひとつの曲ぐらいは終わっているでしょう…
じゃあたった今の曲は?
…本当の事を言うと昨日ひとつの曲が終わって、
今日、新しい曲が始まった氣がしている。
人間として人間の中に生まれた私が時間に逆らいこの世界のどこかに爪痕を残したくて抗っていた抗いが、昨日終わったから。
…唐突ですよね。
でもそう感じている。
だから私は昨日死んで、今日生まれた。
1年前の音楽はもうかなぐり捨てられて戻らない。
だからたった今の曲は多分乱調の、
「ハッピーバースデー」
またすぐに…1年もしないうちに変わる音楽。
読書なんて国語の教科書だけでいい、
つまらないし、極力読みたくない
そんなことをボヤいていた一年前の自分が、
今の自分を見てどう思うのだろうか。
お小遣いを全て本に費やし、
学校の図書室には毎日通い、
月に10冊以上もの本を読む。
知恵の源が全て本になっている。
そんな私を見て、どう思うのだろうか。
1年前
(本稿を下書きとして保管)
2024.6.16 藍
「1年前」
1年前を思い浮かべてみるといろいろなことがあったなぁ〜ってしみじみ思う。年を取るごとに1年が短く感じるなぁ〜って思う。まぁ、まだ20年も生きてないけどね!
小さい頃に比べて夢を見なくなったのか、やることが多すぎて夢中になってしまっているのか分からないが時間を早く感じる。
1年前からどれだけ成長したかはわからない。
1年後、成長している保証もない。
ただ、今を生きているなら突き進むしかないのかな。
1年前から、いやそれよりも前から嫌なことも嬉しいこともあったし、それがこれからの糧になるとも思ってない。
楽しい想いはそのままに進んでいこうと思う。