『1件のLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
バイブ音が聞こえる
鼓動が聞こえる
記憶を遡る
誰にも怒られるようなことはしてないはず
1件のLINE に救われた
何気ないその1文に涙が出るかと思った
その日は何も上手くいかなくって納得いかなくって
すごく悔しくてモヤモヤしてた
きっとその事に気づいていたんだと思う
『いつでも電話していいからね』
なんの脈略もなくって
でも、分かってくれてるんだって思える1文で
結局、電話はしなかったんだけど
ひとりじゃないって思えた素敵な1件のLINEだった
ブブッ
LINEの返信が来るたびに僕はメッセージを開いてしまう。
あぁ…前はそんなことなかったのに。
『ねー聞いてぇ……』
そんな一件から始まる会話を僕は最近の楽しみにしつつある。彼女からの話題はいつも止まらない。
けれど、お互い部活や学校が違うため時間が合わないから長期間の会話になることが多い。
いつもこれで終わらないで……と少し思いながら返信していることは内緒だ。
『今日はどうしたの?』
『後輩ちゃんがさ、彼氏が出来ましたーって言って紹介してくれたの』
『この前告白してきます!って言った子?』
『そう!!!けどその彼氏くんがさぁ……』
以前話題に出た彼女の後輩の話だった。告白とか、彼氏…とか、好きとか。
キーワードにドギマギしてしまって我ながらピュアすぎるなと思ったりする。
『めっちゃいい子でね??キラキラの空気で…』
『じゃあ送ってきまーすっていって出てったんだけど、ピュアな空気に触れて胸キュンした』
『かわいーね笑』
そんな彼女が可愛いなと思いながらも、僕は返信する。え、この笑。きもっとか思われないよね…?
『キュン🫣』
普段絵文字を使わない彼女が送るときは大体照れ隠しのときが多い。間違えてなかった…とホッとして僕は続きを打つ。
『彼氏とか欲しくなったの?』
これでいらないとか言われたら今じゃないと思おう。そうその先を予想しながら言葉を紡ぐ。
1分経った頃彼女から返信がきた。
『ウン…でも私が好きで、相手のことを私が大事にできる人がいいなぁ…とオモイマス』
何故かカタコトで可愛いことを言う彼女にニヤケが止まらない。
あー電車なのに…絶対やばいやつって目で見られる……
『きみは…?』
チラッというスタンプとともに送られてきた言葉に僕は少し嬉しくなった。
聞かれるってことは、少しは僕に興味あるってことだよね??じゃなきゃ残酷すぎるよね?
心臓をかつてないほどならしながら返す。
『おなじかも。でも僕、彼女になってほしい子がいるんだよね』
既読がついて、返信が来ない。やばい、胸痛い…
『…え!?だれ??』
だよね、そうくるよね。逆だったら僕もそうなる。でも君は直接言ってほしいタイプだったよね?
どうしよ…ってうそだろ。僕は目を見開いた。
ー次はー想咲ー想咲ーお出口はー右側ですー
そんなアナウンスが流れ扉が開いたその先に、彼女はエスカレーターに乗ろうとしていた。
あぁ、きっとそういうことだよね?神様いるのか知らないけど、多分今日は僕の味方だ。てかなってくれ。明日からめっちゃいい子になるから。
「……ねぇ久しぶり」
トンと彼女の方に手を乗せ声を掛ける。すると彼女は驚いたようにこっちを見た。
あぁ…やっと会えた。
「っびっくりしたぁ…ひさしぶりぃー!!会えて嬉しい」
笑顔で返してくれる彼女につられ頬がゆるむ。流れに乗って一緒に帰る。
「ねぇ…言いたくなかったらいいんだけどさ…さっきのLINEの好きな人って……?」
彼女から出た話題に僕の心臓はまた大きく動き出す。ほんと、明日死ぬかもしれない。
でも、ここが踏ん張りどころ…だよね?
僕は意気地なしだけど、攻めどころは間違えたくない。だから、お願い。そう君の手を取って言った。
「4年前からずっと
『「大好き」』
電車に乗ってる仕事帰りのサラリーマン
『えーー絶対あそこの2人付き合う寸前じゃん……うわっ青春だぁ…つかれた目に染みるな……』
キャリアウーマン
『え、めっちゃかわいい。絶対告白してるよね??手繋いじゃってるんだけど……繋ぎ方慣れてなさすぎて可愛い。まじかわなんですけどぉ……毎日会いたいわ』
#1件のLINE
スマホでマンガを読んでいたら届いた、1件のLINE通知。
もう二度と会うことはないと思っていたあなたからの、
「元気?」
っていうメッセージ。心がざわついたのと同時に、ちょっとうれしかったのも事実。やだ、まだ未練が残っていたのかな。
元気だよって返信したら、ひさびさに会いたいって。突然何なのって思ったけどさ、やっぱりうれしかった。それなのに。
アパートを引き払って実家に戻ってるから、ホテルでいい?って。
あっ、そういうことですか。
でもね、もう2年前の私じゃないの。そんな誘いにほいほい乗っからないからね。一瞬感じたドキドキを返してよ。ため息をつきながら、マンガの続きを読み始めた。
仲良くもない
昔の知り合いからの
一件のLINE
あれほど見ることが怖いものは
あるだろうか
LINEの通知が来たのに気付いたがタブを移動することなくYouTubeを見続ける。きっとホーム画面を見たら即レスしてしまうだろう。
先程気になる相手とLINEをしていて恋愛の話になり、つい聞いてしまった質問
「好きな人いるの?」
という問いへの返答だと思う
その内容によって私のこれからの作戦が変わってくる
今まで何人かの人と交際をしてきた私がこんな1件のLINEに心をかき乱されている
ああ、返事が気になりすぎる
数日前まで気になる人、程度の認識で話していたのに、いつからこんなに意識してしまうようになったのだろうもっと話したい、
もっと近づきたい、
もっと、もっと一緒にいたい、
明日もあなたにおはようを言えるように、私はいつもより少しだけ早く学校に行き教室の入口に近い自分の席で幸せな一日の始まりを噛み締める
「最近どう?」
昼休みにスマホを開けば、友人からのメッセージ。
自分を気にしてくれている人がいる。なんて幸せなことだろう。でも返信するのが億劫で、私は画面を閉じてしまう。
--帰りに書こう
昼食を食べる。仕事に戻る。
--家に着いたらやろう
夕飯を作る。スマホをいじる。全然私のことなんて気にかけない知らない人がXに怒りをぶつけている。
--つまらない。つまらない。つまらない
ずっと何かがつまらない。
わかってる。私はどこか寂しくて、私だけを気にかけてくれる人からの言葉が欲しい。私を世界で一番好いて、一番想ってくれる人からの。
友人なんかじゃ物足りない。
そんな私はとても我儘。
「1件のLINE」
1件のLINE
君と 話すのは楽しくて 通知が来るのをいつまでもいつまでも待ってたな
スマホを開いては 君から返事が返ってきてなかなって 、
でも 君は そう、きみは
私と付き合って3年立っても LINEをいつまでも返してくれた
けど 知ってたよ
君には 忘れられない 元カノが居ることも
お財布の中に 夜のお店の名刺が入ってることも
毎日 女の人達と 飲み行ってるのも
全部知ってたよ
都合いい時だけ 呼ぶのも 全て 、
けど
わたしはそんなこと許せた だって
君からのLINEの通知が楽しみで仕方ないんだよ
君が好きすぎて仕方ないんだ
友達も 家族も やめた方がいいよとか言ってくるけど
私も、 この人とはやって行けないって分かってるけど、
離れられないんだよ
嗚呼 、 私が一番のクズだ
また通知だ、何回も何回もくる。
こんなクラスの陰キャがグループLINEに招待されたと思ったら悪口かよ……
『キモくね?ww』
『グルラに招待されて嬉しくなっちゃってw』
毎日こんな言葉が飛んでくる。
いじめなんて相談したくないし、言わないけどさ、
いじめをされた人間の将来を奪うかもしれないのは、
いじめをしているあなただよ。
《1件のLINE》
どのLINEよりも
1件のあなたからのLINEが
最高に嬉しい
わかば
━━━
《1件のLINE》
こころの奥底に眠る
あなたに逢いた、という願い
またあの時のように
始まりたい
1件のLINEとともに
あおば
ポコン
聞き慣れた音で通知がきた
でも私は開かない
少し時間を置いて、相手を焦らすのだ
飲みかけの紅茶を口に含み、
何事も無かったかのように本の続きを読む
……
何分経っただろう…
内容が頭に入ってこない
気になって時計を見やると、
まだ5分も経っていなかった
…まだ駄目
自分を律して返信したい気持ちを抑える
だって恋は駆け引きだから。
誰が言ったのかは知らないけれど
それは確かに納得した
すぐ返信したら、軽い女だと思われかねないし、
相手に好意を悟られるのも、私のプライドが許さない
だからもう5分、いや10分は、この恋心と闘うのだ
彼と並んで歩く日を夢見て
ある夏の夜、1件のLINEの通知が来た。
付き合ってもうすぐ一年になる彼氏からだった。
ここ最近、彼からの連絡が無かったので久しぶりに連絡が来てウキウキしながら開くとそこには、
「ごめん、全然連絡できてなくて。急にこんなこと言うのもなんだけどさ、もう別れよう。ごめん。」
私はその文面を眺めることしか出来なかった。
言葉も出なくて、胸が苦しくて、文面を見るのも辛くて辛くて、ただただ…、悲しかった。
来週には、近所で行われる花火大会がある。
彼と一緒に行くはずだった。
彼と一緒に行く様子を想像したら、今まで溜まっていた涙が溢れて止まらなかった。
お題「1件のLINE」
1件のLINE
1件のLINEが届いてくれることで
きっと私は私の居場所を確認して生きている気がする
人となかなか繋がることの難しい現在で
LINEのやりとりが私という人間を作っている
居場所も
人間としての中身も
愛情も
みんなLINEのおかげで心が強く結ばれて
幸せと言える
仲間を作れたと思うのだ
1件のLINE
それは私にとっても相手にとってもこれから先
どうなっていきたいのかを左右する
未来に繋がる言葉の選択の場所なのだと思う
LINEのメッセージを一件の通知にするにはどうしたらいいですか?
メッセージ通知の内容を表示したいトークを開き、ボタン→通知オンをタップしてトークの通知を有効にしましょう。 「自分へのメンション通知」をオンにしている場合は、トークルームの通知設定がオフでも通知を受信します。
「1件のLINE」
貴方が出張でいない夜
LINEでお話…
夜ごはんのお店の写真とか
ビジホの部屋の写真とか
そこから見える景色とか
いろいろ送られてきて
なんだか楽しそうなご様子…|ω・`)
モヤモヤしちゃうなぁ(。-_-。)
ぼや〜っとしてたら
にゃんこがスマホの上に乗ってきて
1件のLINEが誤送信された… (¯―¯٥)
″寂しいよ″
急いで、送信取り消しするも
すぐに既読…(´•̥ω•̥`)
″なるべく早く帰るから待っててね♡″
だって…(⸝⸝- -⸝⸝)
うちのにゃんこは
とても意地悪だ…(/ω\)♡
1件のLINE
から来るやり取りの後悔
通話料無料だからってガラケー時代より
気軽に電話してきて
重い深刻な件だったから
こちらも気が滅入って
数年経った今でも引きずっている。
→思いを馳せる
私はLINEアプリを使用していません。
まだ存在しない第1メッセージを想像してみる。書き留めている「素敵な言葉」ノートに書き加えられるような魅力的な言葉が良いな、ヘヘ。
あ、夢見すぎ? もしかして運営から何かくる系?
テーマ; 1件のLINE
1件のラインが来た。
好きなあの人だ。
どう返そうか、どんな中身か。
私はまるで宝くじにすがるようにラインを開く
『1件のLINE』
私には友人がいない
恋人もいない
だからLINEなんてほぼ使わない
鳴らないスマホ
寂しい
孤独だなぁって思っちゃう
だからどこかのショップから来る通知が
密かに嬉しいのだ
ナツキとフユト【38 1件のLINE】
あたふたしながらフユトがスマホの電源を入れると、ナツキからメッセージが届いていた
――急に部屋を出てごめんね。ピーちゃんのこと、よろしくお願いします
「なんなんだよ!」
フユトは頭を掻きむしる
(つづく)