『1件のLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
1件のLINE
砂つぶほども気にならないこともある。それ以外が全部砂つぶに思えることもある
1件のライン
あまり来ないというかこない!
友達もいないし悲しい!
でも家族がいるし娘もいるから頑張れる!
人生これから!
頑張ろー!
鳴り響く通知音
名前を確認して君だと分かれば
たった1件のメッセージでも
心臓の鼓動が早くなる気がする
こんなに一喜一憂させられる
君の存在は僕にとって
特別なんだと分かってしまう
『1件のLINE』
広告抜いたら…
それも毎日はない
なのに…
誰を持っている訳でもないのに
何度も見てしまう
期待をしてしまう
だから
子どもから以外のLINE通知はOFFにした
急用なのは子どもたちだけだ
友達がいないわけではない
でも、なんだろな
孤独感が拭えない
それに
今の子はポンポンとLINEをし合うが
昭和生まれの私は…
一文字一句、気にしてしまう
相手に失礼はないか?とか
別にこんなこと話しても…
重いか?とか…
そうしているうちに
LINEを打つのを諦める
そうしてみんなと距離が出来ていく
そもそも感情を言葉にするのが
苦手なのだ
時々自分でも記憶が曖昧な時に
LINEしていたりするのが怖い
そして翌日、猛反省する…
今日もそうだ
眠剤の影響だろうか?
フワフワとしている時に
困らせるLINEをしていた…
ごめんネ
LINEとかの普及で
便利なことや遠い人との連絡や
運送会社の通知等、確かに楽になった
でも
その反面、
無駄に期待をする事が増えたと思うのは…
私だけかな?
アプリの通知もそう
なんか急かされてる気がして
なんか私は…嫌なんだよな…
壊れたセミ。
近所に"カワセミ"という苗字の女の子が居る。
私と幼馴染は"セミ"と呼びやすいあだ名で呼んでいる。
その子は生まれつき体が弱いらしく、毎回遊ぶときはセミの親が見える家で遊んでいるんだ。
今日も、私とその幼馴染はセミの家に向かう。
そんな時に幼馴染は何を思ったのか、公園で見つけたセミを持ってきた。
「何そのセミ。」
私は思わず聞いてしまった。
そんな質問に対して、幼馴染はいつものニコニコとした表情を一切変えず、私にこう言った。
「これ、公園で拾ったんだ。だけどこのセミ、
"スゲェ弱い"。」
確かに幼馴染が持っているセミは声も上げず、ピクリとも動かない。
「逃がしてきたら?」
私は幼馴染にそう言う。
幼馴染は不思議そうな顔を浮かべたが、すぐにいつもの表情に戻り、
「いや、俺、こいつを飼ってみたい。」
そんな幼馴染の真剣な表情に私は否定できなかった。
そして、数週間が経った頃だ。
私と幼馴染は"セミ"に会わなくなった。
いや、会えなくなってしまったんだ。
セミは手術前に交通事故に合ってしまったらしい。
今はセミがどんな状態なのか、私達は知る由もなかった。
そんな話を幼馴染に言った。
珍しく、セミがうるさく鳴いていた時だったんだ。
幼馴染はいつものニコニコとした表情で私にこう言ったんだ。
「セミ、死んだよ。」
1件のLINE。それで僕から見える世界は変わった。
僕には弟が二人いる。僕は三兄弟の長男だ。ごく普通で仲の良い兄弟だったと思う。僕は進学先として兵庫県のバレーが強い高校に進学しようと思ってるんだ。気がついたら僕はバレーをしていたんだ。弟二人はサッカーをしてる。僕もサッカーは嫌いじゃないけどバレーの方が好き。父さんも母さんも応援してくれてるし、このまま続けてプロバレーボール選手になるんだ!
兵庫県の進学予定の高校は全寮制なんだ。だから、家には頻繁には帰って来れないんだけど。
弟二人はサッカーを頑張ってるよ。クラブチームでも活躍してるみたい。
そして、進学先の高校にも無事に合格したよ!父さんも母さんも頑張ったねって褒めてくれた!弟二人もおめでとうって言ってくれたんだ。
受験合格した年の冬のある日。弟二人はサッカーのポジション関係で喧嘩をしたみたい。僕は必死に止めようと二人の間に割って入ったんだ。そうしたら、「兄ちゃんには関係ない」って結構、いやかなり強い口調で言われちゃった。悲しかったな。その時は僕も頭に血が上って、「あっそう。じぁ、2人で延々と喧嘩してなよ。僕知らないから。」ってムキになった。そこからふたりとはだんだん疎遠になって行ったな。
そして、入寮当日。
結局、あの日から仲直りする事は出来なかった。
寮は2人部屋で、同室の子とはすぐに仲良くなれたよ。同室の子もバレーやってるんだって。
それからかなりの時間が経った。
今日、僕は高校を卒業する。父さんと母さんが卒業式に来てくれた。
改めて、あの日喧嘩した事を謝った。父さんも母さんも僕は悪くないって言ってくれた。でもやっぱり、2人と仲直り出来てないのが引っかかる。思い詰めた顔をしていたのか、父さんと母さんが「家に帰ったらゆっくり話しなさい。2人ともとても反省していたの。」って。
本当は、LINEが来てたんだ。でもブロックしていた。
久しぶりの自宅。ドアを開けると弟二人が飛びついてきた。
それからは、きちんとお互いに謝って仲直りしたよ。父さんも母さんも安心したみたい。そして、大切な話があると言って全員をリビングに呼んだ。
僕は、「プロバレーボール選手になりたくて今までバレーを続けて来たけどバレーボール選手じゃなくてプロサッカー選手になりたい。」って。特に驚いていたのは弟二人だった。父さんと母さんは薄々気づいていたみたい。急な進路変更にも快く快諾してくれた。
それから数年後のある年の試合。僕ら兄弟は3人で優勝カップを手にしていた。念願の夢を叶えることが出来た。
「ごめんなさい。」
この1件のLINEが来てくれたから、仲直り出来たんだ。
クラスメイトから来る100件のLINEより、
好きな人から来る1件のLINEの方が嬉しい。
まぁ、あの人からLINEが来ることなんて、滅多にないんだけど。
LINE?
ハルには LINEをやり取りをする友だちはいない
登録をしてるのは
叔母さんと 職場の上司だけだ…
LINE登録はしていないが
俺には ネット友達はいる
毎日のように チャットをしている
その人は ハルの病気のことを 知っていて
俺 個人、広樹として 接してくれている
その人と 出会えて ほんとによかった
俺ら 人格は ネットでしか
自分の存在を 知ってもらうことはできないのだ
ここで 俺らは 好きに書ける
自分の気もちを 正直に
伝えることができるのは 嬉しいものだ
「1件のLINE」
『今暇?』
暇かどうかは内容によるんですよ
一件のLINE
あなたからの
唐突のLINEに動揺…
既読はするが…
なんて返事をすれば
いいのか分からず…
放置
ずっと…気にはしているが
やはり
傷ついた気持ちは
今でも消えない
心は晴れない…
壁は厚く、心を守ること
だけで精一杯
胸が張り裂けそう…
葛藤
ピコンと音が鳴って、手の中でスマホが震えた。画面上部に吹き出しがひょこりと顔を出す。
“今もすき?”
すき、の2文字にどくんと心臓が跳ね上がる。アイコンと名前を凝視しても、それは変わらない。
今も、すきって、どういうこと……?
1件のLINEで簡単に乱されるわたしを嘲笑うかのように、吹き出しはひゅんとすぐに上へ消える。ロック画面でもう一度確認しようとしたその時、また軽快な音が鳴った。
“甘いもの”
思わず、スマホを放り投げた。
(1件のLINE。)🦜
僕はね。
すずめ、🦜
だから。
(スマホ、なんて
知らないし
LINE。なんて
解かんない。)
《でもね。》
「朝、早起きして
稲穂を
食べ様と、
したらね。
道の端に
とっても、
素敵な、雀が、
居て・・。
僕。びっくり、
したんだよ。」🦜
【その話を、物知り
お爺しゃんに
話したら
LINE、スタンプ。
なんだって~。】
✣本物なら、僕の
お嫁しゃんに、したのにな〜🦜
"一件のLINE"
《明日点検で休みになったからスポドリ持ってそっち行く》
飛彩の個人チャットを開き、一文を入力して送信のマークをタップする。
明日は点検で医院が急遽休みになった。
突然の休みにどうしたらいいか分からず、とりあえず最近暑くなって来たので差し入れにスポーツドリンクを持って行こうと考えた。
今は夜中で今日夜勤は無かったはずだが、万が一の事がある。既読は深夜か、明日の朝に付くだろう。
チャットを閉じようと親指がホームボタンに触れる寸前、既読の文字が付いた。
【別に構わないが、なぜ個人なんだ?】
──あ?
送られてきたメッセージに首を傾げ、数秒間沈黙。
「あっ」
確かにグループチャットで伝えるべき事なのに、無意識に飛彩の個人チャットを開いて報告していた。
【後で皆に伝えておくが】
《悪い》
メッセージの後に続けるように、垂れ耳の兎がしょんぼりしているスタンプを送る。
チャットを閉じ、スマホを机の上に置くと「あぁー……」と唸り声を上げて机に突っ伏した。それに合わせてハナが「にゃあー」と鳴く。
──こりゃあ疲れてんな……。明日ちゃんと休も……。
1件のLINE
朝目が覚めたら、メールの着信があった。
久しく会っていない、友人からだった。
「返信遅れてごめんね。
僕は元気。いつも応援してくれてありがとう。」
短い文章でも気持ちは伝わる。
ぶっきらぼうでも、ありがとうの一言に救われる。
暖かい気持ちから今日も頑張りますか!
「一件のLINEメッセージがあります。」
そのとき私は、自分のおへそを確認した。
私は何のエネルギーと繋がったのだろうか。
私は自分のへそをさぐる。
右手と左手を重ねて、おへその上にそっと置いてみる。
右手をしたに重ねてみて、おへそと右のてのひらで会話させてみる。
右手はあたたかく、へそは落ち着いて右手のぬくもりを受け取っている。
左手をしたに重ねなおしてみる。おへそと左のてのひらを、触覚をつかって近づけてみる。
おへそはすこし、ぎこちなく、左手の熱を感じて、もじもじしているかのようだった。左手は少しこわごわと、与えるというよりへそから何かを受け取っているようで、左腕全体にピクリと動きが何度か走った。
一件のLINEメッセージ。
私の肉体に紡がれたライン。
私の魂に刻まれたライン。
DNAの青写真。
私は私のへそからつながるコードを思う。
コードの先にあるラインを思う。
私は両手のひらを、へそからどかし、LINEアプリの新着メッセージをひらこうか、機械を手にして指を迷わせる。
私は再び両てのひらを、へそに重ねた。
指をからませ、両方のてをかさねてへそにそっと近づけた。
おへそもおなかも、さっきよりも、外の世界を確認しようと機械を手にした瞬間より、ずっとやわらかくあたたかく安心したように呼吸にあわせてやすらいでいた。
私はやすらかな自分のへそやおなかとしばらくそのままくつろいでいた。
そうして、少しだけ目を閉じた。
まどろむすこしの瞬間に、私はまぶたの裏に混乱した色のついた線をみることが時々あった。
正確にそれがなにかを内側から思い出すことはできずとも、それは自分自身の隠れた叫びや苦しさなのではと私はひそかに思っていた。
おへそにてのひらをかさねてまどろむ。
私の線に、いま、きっと、混乱はない。
少し目を開け、私は重ねていた掌を解放し、てのひらにもある線をしばし見た。
てのひらに刻まれたこの線が、どんなものだろうと、わたしのおへそとおなかの底はこれが刻まれたてのひらで、さっきより深く息がとおり、さっきより世界をあたたかく感じている。
ひとつのラインとつながりをもつ、その喜び。苦しさ。葛藤。豊かにかきたてられる全てをよく知るわたしのおへそ。
どんなエネルギーとつながりをもつか、どんなラインとつながるのか、そしてなにを受け取り手放すのか。
私はてのひらをそっとへそに重ねる。
しずけさがもう少しひろがったあとで、私はもう一度選んでいこう。
私がうけとってきたラインのバトン。
わたしがほどいてきた絡まったつながり。
わたしがうけとっていく宇宙とのつながり。
わたしがつないでいく、あたたかさ。
一件のLINEメッセージがわたしへコンタクトをとってきた。
誰が発したエネルギーであろうとも、
どんなメッセージが書かれていようとも、
そこにはわたし自身への、気づきを促すメッセージが隠れている。
世界がわたしへコンタクトをとってきた。
宇宙が流れにのるよう誘ってきた。
わたしはおへそに手を当てて、おへそと、てのひらの間に、静かな信頼がうまれていく様を観察した。
わたしの肉体へわたされたライン。
わたしのエネルギーとからんでいたライン。
わたしの本当に沿うべきライン。
わたしは少し、顎と、背骨と、骨盤の位置を正してみる。
わたしの沿うべきラインとつながるために。
とてもしずかだ。
静けさでからだが満たされる。
静けさでからだが満たされる。
静けさでからだが満たされる。
静寂と安堵に包まれてわたしはもう一度、あたらしくやってきたエネルギーラインとのつながりを確認した。
一件のLINEメッセージがあります。
機械にうつるそのメッセージを受けとる私の瞳、私のおへそ、おなかの底は、どこまでもしずかに柔らいでいた。
【1件のLINE】
当たり前のことだけど
好きな人から来る1件と
嫌いな人から来る1件で
その日の幸せ度合いがすっっっごく変わりますよね...
沢山の人からのLINEより
好きな人から来る1件が欲しいな...
LINE の未読や既読 に心を乱されてきた
もやもや そわそわ 落ち着かない
メールだって 返信の有無は気になるものだけど、
送信すれば、一旦は自分の手を離れて
一応の完結をみせる
でもLINE の場合は そうはいかない
送信したあとも LINE に気持ちが繋がれたまま
常に引っ張られている感覚があった
できるだけ、私の生活が邪魔されないよう
その都度 非表示にすることで
平穏を死守していたつもり
グループLINEもそう 。
返信のタイミング、返信内容など
ささいなことでも気を遣うこと甚だしい
今はLINE の呪縛からだいぶ離れたとこにいる
既読にする謎のプレッシャーも薄れつつある
1件のLINE が与える重みは人それぞれ
私の場合 便利なツールとは
“ほどよいおつきあい”がいいみたい。
100:1件のLINE
「22時前には終わるよ」
了解と、そう返信して
その後に早く帰りたいと思ってもらえる様
料理の写真を送ってみせた。
けれど…本当は分かってるの。
遠く離れた君の帰る場所は
私の居る此処ではないと
それでもいつかは…
「今日の晩御飯は唐揚げだよ」
いつかは、私へ帰っておいで
それまでには、美味しい物を作れる様に
ずっと練習しておくよ。
拝啓、愛しい君へ。
ー 1件のLINE ー
「1件のLINE」
LINEに自分のために楽しいこと記録して、誰も呼ばない秘密の愛称で書き溜めて………
みようかなって思って、そういう「領域」作ったんだけど、結局、みごとに、
な~んにも書いてない。
よく考えたらメモアプリ3つもあるし、
普通にノートにも書いてたんだった。すでに飽和💦
でも、そういう、私と誰かの境界線みたいな場所に、私の休憩所っていうかオアシスがあったらなーって思ったので………。思ったんだけど。
ごめんねオアシス、ほったらかしで。
なんか公共?過ぎて、かえって避けてしまったよ。
もっとずーっと遠く深く、離れて離れて離れて、
その上で、ゆっくりゆったり、
お休みしたかったんだよね…。
❁「1件のLINE」じゃなくて「存在しない1件のLINE」
1件のLINE
姉から実家の両親についての近況を知らせてきた。
母はアルツハイマー型認知症になり、出来ない事が少しずつ増えてきた。
普段近くにいない私に母の記憶がまだ残ってる間に一度帰って来て欲しいという旨のLINEだった。
このまま元気でいると思ってた母がまさかの認知症になるとは。
沢山の絵文字を入れてなるべく文面を暗くしないように気を遣って送ってくれた姉のLINEに私も深刻にならないように尚且つ両親の世話をしてくれる姉の気持ちに寄り添ってくれる言葉を必死に頭の中で探しだしていた。