『1件のLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【1件のLINE】
当たり前のことだけど
好きな人から来る1件と
嫌いな人から来る1件で
その日の幸せ度合いがすっっっごく変わりますよね...
沢山の人からのLINEより
好きな人から来る1件が欲しいな...
LINE の未読や既読 に心を乱されてきた
もやもや そわそわ 落ち着かない
メールだって 返信の有無は気になるものだけど、
送信すれば、一旦は自分の手を離れて
一応の完結をみせる
でもLINE の場合は そうはいかない
送信したあとも LINE に気持ちが繋がれたまま
常に引っ張られている感覚があった
できるだけ、私の生活が邪魔されないよう
その都度 非表示にすることで
平穏を死守していたつもり
グループLINEもそう 。
返信のタイミング、返信内容など
ささいなことでも気を遣うこと甚だしい
今はLINE の呪縛からだいぶ離れたとこにいる
既読にする謎のプレッシャーも薄れつつある
1件のLINE が与える重みは人それぞれ
私の場合 便利なツールとは
“ほどよいおつきあい”がいいみたい。
100:1件のLINE
「22時前には終わるよ」
了解と、そう返信して
その後に早く帰りたいと思ってもらえる様
料理の写真を送ってみせた。
けれど…本当は分かってるの。
遠く離れた君の帰る場所は
私の居る此処ではないと
それでもいつかは…
「今日の晩御飯は唐揚げだよ」
いつかは、私へ帰っておいで
それまでには、美味しい物を作れる様に
ずっと練習しておくよ。
拝啓、愛しい君へ。
ー 1件のLINE ー
「1件のLINE」
LINEに自分のために楽しいこと記録して、誰も呼ばない秘密の愛称で書き溜めて………
みようかなって思って、そういう「領域」作ったんだけど、結局、みごとに、
な~んにも書いてない。
よく考えたらメモアプリ3つもあるし、
普通にノートにも書いてたんだった。すでに飽和💦
でも、そういう、私と誰かの境界線みたいな場所に、私の休憩所っていうかオアシスがあったらなーって思ったので………。思ったんだけど。
ごめんねオアシス、ほったらかしで。
なんか公共?過ぎて、かえって避けてしまったよ。
もっとずーっと遠く深く、離れて離れて離れて、
その上で、ゆっくりゆったり、
お休みしたかったんだよね…。
❁「1件のLINE」じゃなくて「存在しない1件のLINE」
1件のLINE
姉から実家の両親についての近況を知らせてきた。
母はアルツハイマー型認知症になり、出来ない事が少しずつ増えてきた。
普段近くにいない私に母の記憶がまだ残ってる間に一度帰って来て欲しいという旨のLINEだった。
このまま元気でいると思ってた母がまさかの認知症になるとは。
沢山の絵文字を入れてなるべく文面を暗くしないように気を遣って送ってくれた姉のLINEに私も深刻にならないように尚且つ両親の世話をしてくれる姉の気持ちに寄り添ってくれる言葉を必死に頭の中で探しだしていた。
1件のLINE
ピコンと音が鳴って、1と書かれた赤い
ピンマークが1件のLINEが来た事を知らせる。
何だろう?と何気なく開くと
こんな訳の分からないメッセージが
書かれて居た。
『このLINEのメッセージを開いたら最後
一週間以内に他の人にメッセージを回さないとその二週間後に死ぬ』
by呪いのLINE
そんな巫山戯たメッセージが俺のスマホに
入っていた。
あ~一昔前に流行っていた呪いの手紙の
LINE版ね!とホラーマニアの友達の顔が
浮かぶ。
俺は、スマホを動かし
『もし俺が死んだらお前の家に化けて
出てやるから安心しろ!』と返してやった
しばらくして その友達から
『お前の執念ハンパねェ』と返って来た。
そうして数分間 俺と友達の下らない
やり取りは、続いた。
一件LINEがきて、見てみたら●●さんだった。嬉しかったけど内容を見たら、●●さん好きな人できたみたい。もーいーや。
{スキデス●●サン} 自分が狂ってるなら相手をもっとおかしくして 自分が正常のようになる
↑帯
水玉が好き7/11
季節とともに生きる!ここぞという時がある。梅仕事から学んだ。7/12
1件のLINE
1件もこないですよ
記憶に残ってない
LINEでの交流がない
Discordでも稀にしかない
ゲーム中の通話などのアプリです
中にあるチャットは、ほぼ独り言用
たまに返信があるくらい
最近したチャットだと
テトリス99VIPテト1
反応はありませんでした
あれば嬉しいけど
なくても悲しくはない
1人でも困らない
あえて1人でいる訳でもない
一緒に居たい人がいない
別に避けてはいない
気がつくと1人でいるだけです
ほぼずっとそのようにいる
1人でいることに特に拘りはない
だからたまに誰かといる
基本的に1件のLINEもない
それでも特に困らない
誰かがいないと
あなたになれないなら
それは偽物だよ
あなただから居る誰かなら
あなたは本物かもしれないね
ぽこん。
服の中から小さな音と、震えが感じられた。ちょうど作業をしていなかった彼女はポケットからスマホを取り出した。案の定、送信先は愛しい青年だった。
今日はこの後、青年とお出かけをする予定なので、その連絡だろうかとスマホを覗く。
『見て見て、綺麗な空だよ!』
送られたメッセージをスクロールすると、真っ青な空の真ん中に、白く大きな三角形のような形をした雲が見えた。
「うわ、綺麗な空……」
彼女と恋人の青年は、こんな見事な水色の空の色が大好きなのだ。さらに真ん中にある積乱雲は、黒い色がないのもまた見事だった。
返信を打つ時、頬が緩んでしまう。
『すごいきれいですね!』
そう返事を送る。
青年は救急隊と言う仕事柄、ヘリコプターに乗ることが多いので、自分が見たものに感動を覚えるとこうやって写真を送ってくれるのだ。
しかも、こんな素敵な空。
ふたりが好きな色の空にうっとりとしてしまうが、ハッとする。
これは積乱雲。つまりはこの後雨が降るということだ。
『雨が降る前に、迎えに来てくださいね』
それを送った後、返事は来なかった。
これは……慌てさせてしまったかもしれない。
「社長! 私、そろそろ上がりますね!」
「わかったー、おつかれー!!」
奥のスタッフルームに入って、よく手を洗い、仕事着から私服に着替える。本当はシャワーを浴びたいけれど、ここでは難しい。
スタッフルームの扉を開けると、慌てて入ってくる彼の車が見えた。
「雨が降る前に迎えに来たよー!!!」
おわり
お題:一件のLINE
23日目
#タテヨミ
誰からだろう
1件の通知が入った
「好きなんだ」
期待に頬を紅潮させた
でも次の通知が来てしまった
「紫苑のことが」
たった今、初恋が終わった
1件のLINE
1件のLINEから俺の悩みは始まった
前に付き合ってた人からの復縁の申し込みがあった。
その申し込みをOKしたのだが、俺が他の子と距離が近すぎたせいでその人の事を傷付けてしまって今どっちも辛い思いをしている こんな俺に存在価値などあるのだろうか?
<ねぇ)
(何>
<きいてる?)
(見てる>
<みてるんだったww)
(馬鹿め>
<がーん…)
<すきな人いる?)
(いない>
<きらいな人は?)
(それはいっぱいいる>
<さいてーwww)
(うるさい>
<気付いてる?)
(なにが?>
<たてよみ)
<おーい)
<反応してー)
(それはぼくも同じ>
1件のLINEが人生を変えた。
そんな経験はありますか?
『1件のLINE』
仕事終わり
たった1件のLINE
「おつかれさま」
疲れが溜まっていたのか
笑いながら涙ぐむ
周りの目を気にするより
あなたに会いたくて
足早に帰宅した
「ありがとう」
「ただいま」
短い言葉に
気持ちをのせる
むずかしさ、
伝わったかな、
あの人に。
一件のLINEがやってきた。
名前も知らぬ人から
"私は貴女のことが好きすぎて
毎日のように考えています"
と来たのだ。
誰だろうと思いつつ過去を振り返ってみると
昔、私に告白してきた女子の名前であった。
その子はいい子だがどこか行動がおかしい、
なんというかストーカー気質なのだ。
返信する気も起きずブロックをしたら
何だか嫌な予感がした。
帰り道には気を付けなくちゃ。
特に街灯の下には。
あ。
帰り道に見たのは、
その子が返り血で汚れた姿だった。
"見ちゃったね♡これからはいつも一緒だよ♪︎"
そこで察した。
私はこんな嫌な運命かよ。
長生きしたかったな。
1件のLINE
「ねえ、LINEわらしって知ってる?」
と聞かれたのは今朝の話。趣味でやってるハンドクラフトの仲間が言い出した。都市伝説でしょ?と笑って返すと、今夜LINEをちゃんと見てて、通知も気にしていてという。ふーんと思いながら夜になった。通知は来ない。あまりに来ない。かえっておかしい。LINEチェックしとことLINEを開くと、入っていたすべてのLINEグループから私のアカウントが消えていた。おかしい。ハンドクラフト仲間にLINEを送ったが既読にならない。ブロックされたらしい。他の知り合いにもせっせとLINEしてみたがやはり一向に既読にならない。パニックになりかけたところに1件のLINEが届いた。
「LINEわらしの世界にようこそ。あなたはこれからLINEわらしとしてLINEの世界を漂うの」
1文字読むたびに私の肉体が消えてゆくのがわかった。
***
以下、怖いの苦手な人の怖さを和らげるための蛇足。
LINEわらしは『21世紀日本怪異ガイド100』(朝里樹著、講談社)に出てくる21世紀になって生まれた妖怪の一つです。グループトークの中に誰も呼んだ覚えのないメンバーがいて、誰も呼んだ覚えがないと気づいたときにはそのアカウントは消えているという、まさに座敷わらしの現代版。もしかしたら座敷わらしのように幸運を呼ぶのかもしれません。
たった一件のLINEの通知だけで
貴方なんじゃないかと
期待してしまうの
《一件のLINE》
お題:一件のLINE
夜9時。
「ふわぁ、眠い……そろそろ寝よう」
ベッドへ足を運び、レッツ・ダイビングとす
る時だった。
ーピロン
「?」
スマホ?今の着信音……?
勉強机に置いていたスマホを手にし、スマホの画面ロックを解除する時、一件の通知が来ていた。
あ、LINEだ。
こんな夜中に誰だろう……?
部長さんかな?
見てみると、荻くんから【今時間ある?】とメッセージが来ていた。
えっ!?荻くん!!?
荻くんとは、クラスメイトで、現在進行形で私が片想いしている男の子だ。
彼とは、1・2週間に一回連絡する仲で、荻くんと私は2人とも部活をしていることから、だいたいこの時間夜9時に連絡し合っている。
と言っても本当に1・2週間に一回連絡で、昨日連絡したばかりだ。
二回目以降の連絡なんて、初めて……。
どうしたんだろう?
不思議に思い、画面ロックを開け、メッセージに既読して返事をした。
【大丈夫だよ!どうしたの?】
メッセージは、わずか5分後に返事が来た。
【話したいことあって。電話に替えていい?】
電話……!?
今までそんなことなかったのに…!
もしかして何か悩み事かな?
荻くんには、いつも助けてもらってばっかりだし、私も荻くんを助けられる人になりたい!
そんな意気込みで、メッセージを打ち返事をした。
【全然いいよ!】
返事はすぐに既読がつき、電話に変わった。
私は思わずうわっと驚いた。
《ーーーもしもし?荻だけど》
《あ、荻くん!花田です!》
《電話ありがと》
《こ、こちらこそだよ!荻くん、電話したいなんて今日初めて言ったし》
悩み事があるかもだとはいえ、電話なんて嬉しいっ…
学校に一緒にいる時よりも声、近いっ…
《……うん、花田に話したいことあって》
《?話したいこと?》
《……大した話じゃないんだけど、ほんと、学校でも聞けることだと思うんだけど……》
さっきから、ゴニョゴニョと誤魔化すように話す荻くん。
もしかして、私じゃ、頼りないのかな……?
……。
《荻くん》
《あ、悪い。えっと俺……》
《私荻くんの話ちゃんと受け止めるよ。私いつも荻くんに助けられてる。だから私も荻くんが何か困ってることあるなら助けたい。頼ってほしい、私のこと》
《……花田》
沈黙の空気が漂う。
わ、私口走っちゃったかな……!?
荻くん、話したいことがあるだけで困ってることなんて口にしてない。
私のバカ!お節介野郎!
《花田》
《は、はい》
荻くんに名前を呼ばれ、思わず声が裏返る。
わっ、変な声出しちゃった…!
《花田ってさ、好きな奴いんの?》
《へっ、ど、どうしてそんなこと……》
まさか好きバレ……!?
どうしよう、フラれちゃう……!
《……好きだよ》
《へっ?》
《花田のこと。花田に好きな奴いるって分かって俺焦っちゃって。だから、告白した。俺のこと1人の男として見てほしくて。……ごめん》
《荻くん……》
《返事は分かってるから!きょ、今日はこれで!おやすみ》
《ま、待って荻くん……!》
《え?》
荻くんが私のこと好きなんて思いもしなかった。
だけど、私に好きな人がいて、それが荻くんじゃないこと誤解しちゃってる。
荻くんは、勇気持って言ってくれたんだ。
だから、私も言わなくちゃっ……!
《わ、私も荻くんが好き!》
《……え?》
《私の好きな人、荻くんだよ!私、荻くんが好きです!》
《花田……マジなの?》
《マジだよっ…!》
《ほ、んとに……?……っ、幸せすぎじゃん》
電話越しの荻くんの声はわずかに掠れていた。
《荻くん…っ》
《花田、好きだよ》
もう一度聞いた「好き」。
胸がきゅっと苦しいけど、すごく嬉しかった。
どうしよう、私まで泣きそうだよっ…
《荻くん、私も好き》
《知ってる》
泣いてそうな声をしながらも、優しい笑顔を浮かべてそうな荻くん。
《告白してよかった。フラれること前提で告白したから、マジでビビったー》
《私も、両想いだなんて、びっくりしちゃったよっ…》
《だな。……花田、また明日連絡する》
《へっ》
《花田の声聞きたい。だめか?》
そんな、嬉しいこと言われるなんてっ…
《うんっ、しよ。明日も》
《っしゃ!》
喜びを声に上げる荻くん。
《じゃ、また明日、学校で》
《うん、また明日》
電話を切って、不意に空を見上げる。
今日は月も星も綺麗だ。
明日が楽しみだな。
そんなことを思いながら、私は温かいベッドで、温かくて優しい夢を見た。