『1件のLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
1件のLINE
1件のLINEから俺の悩みは始まった
前に付き合ってた人からの復縁の申し込みがあった。
その申し込みをOKしたのだが、俺が他の子と距離が近すぎたせいでその人の事を傷付けてしまって今どっちも辛い思いをしている こんな俺に存在価値などあるのだろうか?
<ねぇ)
(何>
<きいてる?)
(見てる>
<みてるんだったww)
(馬鹿め>
<がーん…)
<すきな人いる?)
(いない>
<きらいな人は?)
(それはいっぱいいる>
<さいてーwww)
(うるさい>
<気付いてる?)
(なにが?>
<たてよみ)
<おーい)
<反応してー)
(それはぼくも同じ>
1件のLINEが人生を変えた。
そんな経験はありますか?
『1件のLINE』
仕事終わり
たった1件のLINE
「おつかれさま」
疲れが溜まっていたのか
笑いながら涙ぐむ
周りの目を気にするより
あなたに会いたくて
足早に帰宅した
「ありがとう」
「ただいま」
短い言葉に
気持ちをのせる
むずかしさ、
伝わったかな、
あの人に。
一件のLINEがやってきた。
名前も知らぬ人から
"私は貴女のことが好きすぎて
毎日のように考えています"
と来たのだ。
誰だろうと思いつつ過去を振り返ってみると
昔、私に告白してきた女子の名前であった。
その子はいい子だがどこか行動がおかしい、
なんというかストーカー気質なのだ。
返信する気も起きずブロックをしたら
何だか嫌な予感がした。
帰り道には気を付けなくちゃ。
特に街灯の下には。
あ。
帰り道に見たのは、
その子が返り血で汚れた姿だった。
"見ちゃったね♡これからはいつも一緒だよ♪︎"
そこで察した。
私はこんな嫌な運命かよ。
長生きしたかったな。
1件のLINE
「ねえ、LINEわらしって知ってる?」
と聞かれたのは今朝の話。趣味でやってるハンドクラフトの仲間が言い出した。都市伝説でしょ?と笑って返すと、今夜LINEをちゃんと見てて、通知も気にしていてという。ふーんと思いながら夜になった。通知は来ない。あまりに来ない。かえっておかしい。LINEチェックしとことLINEを開くと、入っていたすべてのLINEグループから私のアカウントが消えていた。おかしい。ハンドクラフト仲間にLINEを送ったが既読にならない。ブロックされたらしい。他の知り合いにもせっせとLINEしてみたがやはり一向に既読にならない。パニックになりかけたところに1件のLINEが届いた。
「LINEわらしの世界にようこそ。あなたはこれからLINEわらしとしてLINEの世界を漂うの」
1文字読むたびに私の肉体が消えてゆくのがわかった。
***
以下、怖いの苦手な人の怖さを和らげるための蛇足。
LINEわらしは『21世紀日本怪異ガイド100』(朝里樹著、講談社)に出てくる21世紀になって生まれた妖怪の一つです。グループトークの中に誰も呼んだ覚えのないメンバーがいて、誰も呼んだ覚えがないと気づいたときにはそのアカウントは消えているという、まさに座敷わらしの現代版。もしかしたら座敷わらしのように幸運を呼ぶのかもしれません。
たった一件のLINEの通知だけで
貴方なんじゃないかと
期待してしまうの
《一件のLINE》
1件のLINE
いつも仕事終わりに
「今から帰ります」と
ひとこと送ってくれる
そこからご飯の支度をしながら
待っている時間は
少しの不安と安心が同じくらい
玄関のドアが開くまで数十分
「おかえりなさい」と
言えることは
とてもうれしい
今日もおつかれさま
いつもありがとう
詩(テーマ)
『1件のLINE』
既読がつかない
1件のLINE
きみに送った
最後の言葉
亡くなったなんて
信じられず書き
怒鳴り散らした
「出ろよ!」の文字
スクチョをしている
1件のLINE
きみと初めて
繋がったメール
LINEはいつでも
隣に座れる
それに馴れても
抱き合うべきだった
「1件のLINE」
感情は文章に乗るのかどうか
なんとなく
こんな気持ちで送っているのかな…?
と推測することはできても
本当の気持ちには辿り着けない
君に送る1件のLINEが
愛に満ちたものでありますように
1件のLINEって、友だちの少ない私にとったら、嬉しくて仕方のないもの。誰だろうってワクワクする。
【一件のLINE】
私に一件のLINE
彼氏のLINEから
「ごめん。ありがとう。愛してる。」
え、は、は?
私は意味がわからなかった。
テレビをつける。
そこには、、、、、警察と歩く彼。
タイトルは
〔10代の男が母親を殺害〕
「♪」
22時50分、今日もスマホから振動とともに、メッセージが届いたことを知らせる音が鳴る。
基本的に消音モードにしているため、通知音がなるアプリは限られている。
そのため、今の通知はLINEからのものであると、画面を見る前に理解した。
見るのが非常に億劫だが、仕方なくスマホを手に取って誰からのメッセージか確認する。
まあ、自分は友達が少ないため、見ずとも大体は予想がつくのだが。
予想通りそれは友人の1人からで、明日が憂鬱だといった内容を送ってきている。
憂鬱なのは分かるが、こう毎日毎日送らなくてもよいだろうと思いつつ、いつも通り「それな」という文言とエールを送っているようなスタンプを送る。
数分後に既読がつき、いつも通りやれやれ、といったスタンプが送られてくる。
今度はこちらが既読をつけて、LINEを終えた。この後またなにかメッセージを送っても未読無視されるだけなうえ、特に言うこともないからだ。
23時
「♪」
もスマホから振動とともに、メッセージが届いたことを知らせる音が鳴る。
基本的に消音モードにしているため、通知音がなるアプリは限られている。
そのため、今の通知はLINEからのものであると、画面を見る前に理解した。
見るのが非常に億劫だが、仕方なくスマホを手に取って誰からのメッセージか確認する。
まあ、自分は友達が少ないため、見ずとも大体は予想がつくのだが。
予想通りそれは友人の1人からで、この線画を塗って!という文とともに画像が貼られる。
やれやれ、と思いつつ、いいよーと軽く返してから送られてきた画像をスクショしてLINEを終え、アイビスペイントを開いた。
先程のスクショを読み込んで色塗りを始める。
1時
まだ線画は塗り終えていないが、それなりにひと段落したため、アイビスペイントを閉じる。
次についったーを開いて、フォローしている人の呟きを流し見し、流れてきた推しのFAをいいねで保存する。
最新の呟きまで見て、ついったーを閉じる。
そして、YouTubeを開いて、推しの声を聞く。
1時30分
流石に眠くなり、スマホの電源を落として眠りについた。
6時30分
「♪」
朝だぞ、とでも言うようにもスマホから振動とともに、メッセージが届いたことを知らせる音が鳴る。
基本的に消音モードにしているため、通知音がなるアプリは限られている。
そのため、今の通知はLINEからのものであると、画面を見る前に理解した。
見るのが非常に億劫だが、仕方なくスマホを手に取って誰からのメッセージか確認する。
まあ、自分は友達が少ないため、見ずとも大体は予想がつくのだが。
予想通りそれは友人の1人からで、おはよう、というスタンプが貼り付けられている。
いつも通りおはようというスタンプを返してから布団を出た。
お題「1件のLINE」
やった、解放された!テストが終わった!
勢いそのまま私は最短距離で電車に乗った。
さて、スマホの電源を入れないと。
一件の通知に目がいく。
友達からだ。
「今日一緒に帰れる?」
やっちまった。
友達からのLINE。
当たり前のように軽い気持ちで返す。
友達へのLINE。
これも当たり前のように軽い気持ちで送る。
あなたからのLINE。
わざと通知を無視する。
あなたへのLINE。
なぜか一言送るのに20分近く考えてしまう。
どうして相手が違うだけで、
こんなにも変わってしまうのか。
どんなに熟考した文章でも、
あなたは当たり前のように
軽い気持ちで返してくるのに……。
/1件のLINE
たった3ヶ月で別れたけれど、大好きだった彼がいた。
我々の相性自体は良いのに、最初の彼女を忘れられないという人だった。
夜景や水族館や温泉など、デートらしいことはしていても、いずれ何かにつけて振られることは分かっていた。
駅内の人通りが少なく、静かなカフェで、結局別れ話をされた。
そんな彼は、結婚を考えたほど愛した初めての彼女に、「別れよう」のLINEの一言を言われて終わってしまったという。
そんなトラウマを今も引きずっているのかもしれないし、またもや全く違う人と幸せに暮らしているのかもしれない、わからない。
知るよしもないし、私は全く別の人生を生きている。
恋人は変われど、親は変わらない。子どもを産み育てる人たちは、本当にすごい。
これからの子どもたちは間違いなくインターネットに赤ん坊の頃から浸る生活を送ることになるが、どうなるのだろう、と少し怖くなる。
少なくとも人と人との出会いと別れを、文章で終わらせない人生を送ってほしいと、おこがましくも思う。
【一件のLINE】
人との関わりが心底煩わしいので
私は、LINEをしていません。
LINE。点と点を結ぶ線
繋がりたい人のための糸
便利になるということは
犯罪者にとっても便利になるということ。
誰かがいったそんな言葉がずっと引っ掛かっています。
誰とでも繋がれる。
あまりにも簡単に他人とつながる状態。
それはわたしには呪縛に近いもののように
思えるのです。
便利さと引き換えに、曖昧な境界や依存、繋がらない恐怖そういったネガティブなものに捕らわれるように思えるのです。
連絡先の交換を断る度に微妙な顔をされてしまいます。
相手にしてみれば、友達になろうという申し出を断られたような気持ちなのでしょう。
そのような状況が何度もつづき、私自身なんとも申し訳ない心持ちになるのですが、こればかりは仕方ありません。
私は信念を曲げるつもりがないのですから。
べつに負け惜しみや強がりではないのですが、きっと私はこの先もこのままなのでしょう。
LINEという糸で繋がれた人たちを、クモの巣のように張り巡らされた糸が私にはとても気持ち悪く思えてならない。
先ほど信念などと格好つけたことを言っては見たものの、本音の部分ではひたすらに面倒なだけ。
面倒くさいのです。繋がることが。
どうして人は皆繋がりたがるのでしょう?
どうして自ら自由を手放ししがらみにがんじがらめになるのでしょう
私にはわかりません。
理解出来ない自分が何かどうしようもない欠陥を抱えているようで悲しくなります。
というか、LINEやってないからやべー奴って風潮はやく終わって欲しい。(切実)
や
そのLINEは、ただ一言
名前を見ても誰かわからない
ダレ…?
返事をしようか、放置しようか
でも、電話登録してないとLINEて繋がらないんだっけ?
なら、知ってる人の可能性も無いわけではない
でも、
この一言なら、何かうっかり押し間違いもあり得る…
続きが来るのを待つのが正しいだろう
そうして暫く待ってみたけど
続きが来ることはなかった
待っている間に
連絡帳を眺めなおしたら
いろんな人の顔が浮かんできた
なんだか懐かしくなって
でも、今さら連絡をするような間柄でもない
返事をしていたら、懐かしい誰かと話せたかな
年明けの一件入っているか、いないかのLINEって
ドキドキするよね
自分の友好関係の狭さを垣間見るんだけど
それでも
特別な貴方からLINE通知が入っていたら
それだけで
ハッピーニューイヤー