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【一件のLINE】

人との関わりが心底煩わしいので
私は、LINEをしていません。

LINE。点と点を結ぶ線
繋がりたい人のための糸

便利になるということは
犯罪者にとっても便利になるということ。
誰かがいったそんな言葉がずっと引っ掛かっています。

誰とでも繋がれる。
あまりにも簡単に他人とつながる状態。
それはわたしには呪縛に近いもののように
思えるのです。
便利さと引き換えに、曖昧な境界や依存、繋がらない恐怖そういったネガティブなものに捕らわれるように思えるのです。

連絡先の交換を断る度に微妙な顔をされてしまいます。
相手にしてみれば、友達になろうという申し出を断られたような気持ちなのでしょう。
そのような状況が何度もつづき、私自身なんとも申し訳ない心持ちになるのですが、こればかりは仕方ありません。
私は信念を曲げるつもりがないのですから。

べつに負け惜しみや強がりではないのですが、きっと私はこの先もこのままなのでしょう。
LINEという糸で繋がれた人たちを、クモの巣のように張り巡らされた糸が私にはとても気持ち悪く思えてならない。

先ほど信念などと格好つけたことを言っては見たものの、本音の部分ではひたすらに面倒なだけ。
面倒くさいのです。繋がることが。
どうして人は皆繋がりたがるのでしょう?
どうして自ら自由を手放ししがらみにがんじがらめになるのでしょう
私にはわかりません。
理解出来ない自分が何かどうしようもない欠陥を抱えているようで悲しくなります。

というか、LINEやってないからやべー奴って風潮はやく終わって欲しい。(切実)

7/11/2024, 10:31:34 AM