たった3ヶ月で別れたけれど、大好きだった彼がいた。
我々の相性自体は良いのに、最初の彼女を忘れられないという人だった。
夜景や水族館や温泉など、デートらしいことはしていても、いずれ何かにつけて振られることは分かっていた。
駅内の人通りが少なく、静かなカフェで、結局別れ話をされた。
そんな彼は、結婚を考えたほど愛した初めての彼女に、「別れよう」のLINEの一言を言われて終わってしまったという。
そんなトラウマを今も引きずっているのかもしれないし、またもや全く違う人と幸せに暮らしているのかもしれない、わからない。
知るよしもないし、私は全く別の人生を生きている。
恋人は変われど、親は変わらない。子どもを産み育てる人たちは、本当にすごい。
これからの子どもたちは間違いなくインターネットに赤ん坊の頃から浸る生活を送ることになるが、どうなるのだろう、と少し怖くなる。
少なくとも人と人との出会いと別れを、文章で終わらせない人生を送ってほしいと、おこがましくも思う。
7/11/2024, 10:33:14 AM