『1件のLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「〜がスタンプを送信しました」
久しぶりに見る名前。
きっと、どうしたの?待ちだろう。
そうやって、いつも委ねる。
きっと、愚痴か自慢だろう。
そうやって、いつも搾取する。
私、ばかだったね。今さら気づいたよ。
ばかだから返信の仕方も分からない。
さようなら、親友だったあなたへ。
「1件のLINE」
1件だけ…ただの1件だけLINEが来たらすぐに見てしまう
友達でも例え恋人でも好きな人でも、LINEの所に1件でも通知が来たら、すぐに見てしまうのは何でだろう。
大したことの無い話が多いのに、すぐに
「どんな話だろう!」と思ったり「たまにはすぐに見ないようにしよう」と思ったりする事がある。
今でもLINEが1件でも来たらすぐに見てしまう。
こんな私の癖を直したい。
「1件のLINE」
わたしに宛てて届く
一通の手紙
一本の電話
一件のメール
一件のLINE
誰かが 離れた場所から
わたしを思い浮かべ
わたしに向けて発信する
受け取って 繋がる
世界中で
毎日繰り返されている奇跡たち
「1件のLINE」
#162
〜1件のLINE〜
通知が来た
「ちょっと話がある」
胸がざわめいた
しかも彼氏からだ
「嫌いになったとかじゃないんだけど」
「その色々あって」
と言い訳が始まった
私の感はきっとあたってしまっている
「別れよ」
その言葉が送られてきた瞬間
私の目からは涙が出てきた
なんで泣いてんだろ
こんないい訳ばっかりしてるやつなのに
いや違う
そうじゃない
好きだったんだよ
こんな奴でも
好きだったんだよ
どうしようもないぐらい
あなたの辛さは私も2倍ぐらい辛く感じるし
あなたの喜びはあなた以上に嬉しかったんだよ
なのになのに
こんな別れは一瞬なんだね
きっと私との事も無いことになっていってしまう
でもいいや
好きだったことに変わりは無いし
好きだったことを後悔してはいない
少なからず教えてもらったことはあったし
私に元気もくれた
もうきっと今の関係に戻ることは無いけど
それでもそれはそれでいいじゃないか
ありがとよ!彼氏
幸せになれよ!
そして私よりいい人をみつけろよ!
私も幸せになってやる!
赤い糸の繋がった王子様見つけてみせるよ!
(ぽんっ)
「ぉ、誰だ、」
画面を見る。
「!!?」
バッ、スマホをとる。
「え、え、え、え!」
わわわわわわわたしの片想い中の!!
内容は、なんだろう、、
“やっほ!
突然だけど日曜日空いてる?“
「日曜日、、、、
ああああ、空いてるわ、、」
え、どうしよう、返す?すぐはやばいかな、え、てかなんで?なんだろう。なんか頼み事とか?え、え、なんで。
(ぽんっ)
「え、」
“父さんがさ、チケットくれたんだ水族館の。
この前学校で魚好きって言ってたよね。
よかったら行かない?″
「え!!!!」
すすす水族館⁈え、なんで私⁈え、いいの⁈
え、普通にお出かけじゃんそれ!私⁈本当に⁈
学校で魚好きって言った私ありがとう。
それを聞いててくれてありがとう。
既読つけたし、か、返そう。
ブーブー
「え!電話⁈」
えええぃ出る!
「もし、もし?」
『もしもし!俺!今平気?既読ついたから、さ、返してくれてる最中かなーと思ったんだけど、電話しちった!』
、、、うれしぃ、、、。私の心臓はいちいちきゅんきゅんする。
『それでどう?日曜日』
「空いてる!行きたいと思って、返信しようとした!」
『本当?じゃあ行こうぜー!』
「いいの?ありがとう!」
『時間とかはまたLINEで決めよう。』
「うん!わかった!」
『、、、』
「? あれ?切った?」
『、、だ、誰でも良くて誘ったわけじゃねーからなっ。』
「え⁈」
『じゃ!』
「え、えちょえ、、!」
———
「切れてる、、」
今なんて?誰でも良いわけじゃない、、え、選んで、私を選んでくれた?ってこと?
無理、もう期待しかないんだけど、、、
ドキドキしてその日は眠れなかった。
ひとつの通知
それは俺がずっと開けずにいる人だ
大好きな君にとって、それは残酷なことだって知ってるよ?
君が最後に大切な文字を残してくれたことも
でもね、これを開くのは俺じゃないんだ
いつか、いつかまた、開く時が来た時に開くから…
まだ、もうちょっとだけ待ってて
ごめん。
俺のLINEの通知は絶対に0にはならない
🍀1件のLINE
既読を付けずに5日が経つ。
愛おしい先生からのLINEなのに、
既読を付けられずにいる。
きっと先生は私が既読をしたのかなんてどうでも良くて、
きっと何も知らない。
ちょっとしたひとことにいったい何日かけるつもりなんだろう
『一件のLINE』
僕の彼女は毎日必ず僕が寝る前にLINEを送ってくる。約1年間ずっと送られてきた。初めは嬉しかったが日が経つにつれだんだん恐怖心に変わっていく。
「もうすぐで1年か」
丁度日付が変わり起きた後の予定を考えていた。きっと彼女は僕のことを心配しているだろう。
「もうそろそろ逢いに行かないとな」
今まで逃げてきたが,彼女に「もう大丈夫」を伝えるために
僕はスマホのカレンダーに『お墓参り』と入力し,ベットに入った。
すると今日も1件のLINEが送られてきた
1件のLINE
好きな人から1件のLINEが来た私はとても嬉しいかったそれは今まで好きな人からLINEが来たことがなかったからでもその嬉しさは一瞬で悲しみに変わったメッセージを見た私は膝から崩れ落ちた
「𓏸𓏸(私)はないなだって可愛いわけでもないし性格がめちゃくちゃいいわけでもない好みでもないだから𓏸𓏸(私)との恋愛はないわ〜笑笑逆に𓏸𓏸(私)好きな人おるん?笑笑」
私が読み終わった瞬間にそのメッセージは取り消されたその代わり「ごめん送り間違えた」というメッセージが送られてきた酷い酷すぎるよ私は泣きじゃくったこの涙はいつ止まるのかな?早くやんで虹が出てくれたらな。
1件のラインが来ました。
すきな人からでした、「クラス離れたね」。
僕はすかさず返事を返します、「離れちゃった。何組?」。
「1組」「僕は6組」それっきり彼とはもう話してない。
5組の差を僕はどうやって埋めたらいい?
夕暮れが溶け込む空が映るスマホには、一件のLINEが来ていた。
『今日家に泊まらない?泊まるならウチの前に来てね!!』
友達の彼女は今日、学校を休んだ。学校の校則に休憩時間もスマホを触るな、とは無いが、なんとなく私は学校にいる間は触らないようにしている。だから、昼休憩の際に来ていたこの一通に気付かなかった。
いきなり泊まるかと問われても、私の母はそう言った遊びは許さない。何より、風邪で休んだというのにわざわざどうして呼ぶのか。
『絶対にお母さんが許してくれないから無理だよ。それより風なんでしょう?流石に風邪が私に移って治ったらいいね、なんて言うほど良い人じゃないよ?』
『えぇ、そんなぁ…じゃあ風邪は嘘って言ったら来てくれる?』
『ズル休みしてたの?って言って、行かない』
『ええ、そんなぁ〜…』
そのままスマホの通知を切って帰路に着く。やっぱりもう秋とはいえ肌寒い。私はほんの少し背を丸めて家に向かった。
家に母は居た。どうしてか、今日は私を出迎えてくれた。いつになく笑顔で、優しい声で。何故かそれを私は不気味に感じた。
母は言う。私は救われたのよ、と。訳もわからず黙っていると、さらに母は上機嫌に言葉を紡ぐ。やっとあれがいってくれた、私は解放されたの、だから、だから、だから。
「貴方とも縁を切らせて頂戴?」
それが物理的な意味を指すとは到底思うことは出来なかったが、母の手にある白光るそれが頭上に上がった時、私は死んだ。
ーなら、どうして私の隣に彼女が微笑みを浮かべて眠っているのが見えるのだろう。
【1件のLINE】
お題が更新されるごとに進む物語No.3
一件のLINEが入った。
何だろうと画面を見ると
広告。
やっぱりね…とため息をつく。
LINEが出る前は、
メールでのやり取りが主流だった。
その時も、スパムやら広告やらが邪魔をして
友達のメールに気付かないなんてことがあった。
メールからLINEが主流になると、
LINEの通知は学校の友達からだけだった。
洋服とかのお店だったり、
新作スタンプの広告だったり
そういうのがLINEで届くようになったのは
大人になってからだ。
それに伴って友達からのLINEが
来ることは少なくなった。
届いても広告。
それが当たり前になってしまったのは
大人になったからだ。
ちゃんと時が流れたから。
私は静かにスマホを閉じた。
本日の
わたしのこころ予報を
お知らせします
淋しさ前線停滞で
涙ときどき溜め息でしょう
涙の降水確率は90%
深夜には
大泣きになる恐れが
あります
LINEや電話などで
早めの慰め対策を
お願いします
# 一件のLINE (210)
未読のままのLINEが1件あるんだよ。
キミからの最後のLINE、もう12年もそのままにしてあるの。
受信日時は3月11日 14時42分。
トーク画面を開かなくても見える部分が、
“今日は定時であがれそうだよ”。
もしかしたらこの続きがまだあるのかもしれないけど
確かめてないから分からない。
確かめる勇気がない。
そうしたところでキミは絶対に帰ってこないから。
あの日本当に定時で帰ってきてくれてたなら
夕飯はキミの好きな唐揚げにしてたと思うよ。
たまには飲もうかな、って、ずっと前に買ってたお酒も用意してさ。
食べ終わったら、一緒にマリオカートやろうって言ってたかも。
でも結局、私もそんな状態じゃなくなって考えてたこと何ひとつ出来なかったんだけど。
唐揚げは愚か、冷蔵庫も流されちゃったから。
あの時すぐにLINEに気付けてたら。
返事をすぐに返せてたら。未来は変わったのかな。
考えても仕方のないことをまた考えてる。
心がどん底の時は今でも、キミはいつ帰ってくるんだろう、って思っちゃう。
マリオカートだって、1人でやってもつまんないよ。
辛いよ。
寂しいよ。
なんか言ってよ。
ねぇ、
1件のLINE
ピロンッ
もう何年か話してすらいないあいつから1件のLINEが来た
「俺、お前のこと愛してた。守りたかった」
こんな唐突にこんなこと言われてどうすればいいのか
それに俺はあいつに好意を寄せられてた自覚もない
それ以前に俺は男だあいつも男意味がわからない
試しに何か送るか、
「いきなりなんだよ」
「お前からそんな事聞いたことない」
「送り相手間違えてないか?」
……既読スルーかよ
それに、愛してたってなんだよ
そんなことを考えているとあいつから返信がきた
「俺、今からこの世から消えようと思って。ずっと隠してたこと言ってスッキリしたかっただから送った。」
なんだよそれ
「自分だけスッキリしようとしてんじゃねぇよ」
「今からお前のとこ行くどこにいる」
ピロン、
「もう、お前は1人で生きれるだろ」
言葉に詰まった
でも、あいつが消えない方法わかった気がする
「あぁまた、顔見せろよ」
「お前が居なくなるのはまだまだ先になる」
あいつからはもう連絡は取れなくなった。
その後あいつはどうなったか知らない
俺は俺が死ぬまであいつを待つつもりだ
1件のライン……。
当時、その様なモノがあったら。あの悪女に一矢報いることが、出来たかも知れない。
人のおもいを躊躇いもなく踏みにじった売女……人でなしの今井裕子。
自分の悔しさを、誰かに分かって貰っていたら。
1件のライン。
送る相手も送ってくれる相手も居ない。『ダレカニミセタイケシキ』予測変換で、こんな言葉が出てきた。何?
送ったのは、いつだったっけ?
すっかり忘れてて、慌てて返事したっけ。
怒ってたはずの文面は、下がるごとに不安そうで。
最後には、泣いてるんじゃないかって、こっちが心配になるくらいで。
向かった先に君を見つけて、こっそりと送った”1件のLINE”。
君が携帯を見た直後に抱きしめたら、不貞腐れてた顔が一気に綻んで、こっちまで嬉しくなったんだ、けどねぇ……。
その顔は誰にも見せたくなかったかな、なんて。
自分勝手にも、程があるけどね?
1件のLINE
1件のLINE
ー私には友達がいるんだろうか?
クラスでも目立たない、普通・・・いや地味な存在。
でも頭はいいから、頼りにしてくる奴らが群がる。
そんな私のLINEの連絡先は、友達と言っていいのかわからない人がたくさんいる。
そんな友達?から1件のLINE。
はてさて、宿題の答えか、はたまた別の面倒な案件か。
そんなの無視してもいいのだろうが、今日も私はLINEを開く。
これが私の細い細いつながりだから。
子供の運動会にラインはない。
皆で見守る
借り物競争だって、ちゃんと返しにいく
僕はいる
君がイイ、やっと呟けた
空が抜けた感覚がしラインが一件音を立てた
LINEー