『1つだけ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『一つだけ』
「一つだけよ」
例えば買ってこれたおやつが少なかった時、母は決まってそう言う。
うちは5人兄弟で、私は1番上の長女だ。お姉ちゃんだからと長年我慢を強いられ、ひょうひょうと我慢をしないで生きてきた気まぐれなお姉ちゃんである。とはいえ、もういい歳した大人なのでそろそろ我慢というものは必要だ。なので、私はそういう時言いつけ通りちゃんと一つで我慢する。だって長女だもの。長女だから我慢できた。長女じゃなかったら、尚更我慢しなかった。
しかし、我が兄弟たちは下の子になるにつれ我慢というものが出来なくなっていく。何せ、長女じゃないから我慢できないのだろう。長男に至っては、長男なのに我慢できていない。なんなら、一番このうちでわがまままであるのだから。
というわけで、ちゃんと家で「一つだけ」を守るのは私と次女と3女。守れないのが長男と末っ子なのである。
一つだけ
一つだけ選びなさい。よく出くわす光景である。
ここで選択がはじまる。
人生は選択の連続だ、右か左か上か下か。
だけど、どれを選んでも正解だと気づいた。
だって間違いなどないのだから。
直感で選べば良い。
そして後は己を信じればいい。
一つだけとは私の心のありかただと感じる。
オレのいいところ、ひとつ挙げよ。
いや、黙るなよ。
手がかかるところ? マイナスだろ。
目が離せないところ? 幼児?
ほっとけないところ? おまえ、オレの保護者?
あー、うん。迷惑かけて、ごめん。
迷惑じゃない? そっか。ありがとう。
なるほどな。おまえを褒めることなら、いくらでも出来るぜ。任せとけ。
ラストオーダーって言われて最後に一つだけつまみを頼むとしたら、しめ鯖かな。
亡声
隔離された世界
鎖で縛られ
逃げる統べ無く
狂気に満ちた
閉ざされた世界
鎖で吊るされ
逃れる統べ失い
狂気に堕ちた
そう… 此処が
私の居場所…
そう… 此処は
私の死場所…
絶望的な籠の中で
血の雫 流しながら
喉が裂ける迄
謌い… 続けよう…
作っては、壊し。
作っては、壊し。
私の人間関係は、芸術家かぁw
本当に、愚痴ばっかり言う人無理。
へらへら。愚痴三昧。
人を嫌いなんだよ。気持ちわりーんだとか。
ああ私も悪口言われる。
1つだけ叶うなら、今年からは育んでいく人間関係を目指します。
#1つ
人の体にひとつだけあるものがある。それは、心の域
心の域とはその人の「気持ち」がある所。誰も触れられない
「悲しい」「楽しい」「苦しい」「疲れた」等の気持ち
人には色々な事情がある。入ってはいけない域がある。
皆さんも人の域にはあまり踏み込まないようにお気をつけください
1って魅力的だよね。
世界で他にない唯一無二
もし、今神様がその1つだけを選んでいいと言ったのならば…
私はあなたの命を選ぶよ
白に身を沈めたあなた
お医者様は彼の手を取り…
#1つだけ
世界に一日だけ。
2023年の4月3日(月)「晴れ」
特別な日
お題
「一つだけ」
たったの1日だけでも生きてて偉い。
1つだけ
私達の命は1つだけ。
なのにニンゲンは暴力を振るう。
何故だろう。
そんな事を考えている時もニンゲンはたった1つしかない
私達の命を削るのだろう。
あいもやでー
#1つだけ
自分。
自分は自分しかいなくて
自分は自分を独り占めできる。
1つだけ
私は、ライブと言うものに行った事がない
貴方にあったこともない
なんでだろうね
貴方に惹きつけられるのは
🦊
1つだけ。
1つだけ選べ、よく言われる。
私には無理だと思う。
私は貪欲なのだから。
人生とは、貪欲で出来ている。
むしろ貪欲で生きるべきだ。
『1つだけ』
何か1つだけ欲しいとか
そんな事は願わない
あなたと居れば、
わたしは幸せだよ
家族からも友達からも
愛されない
愛されたいと思ってた
でも、今はそんな事思わない
あなたがたくさんわたしを
愛してくれる
だから、それで十分
愛してくれる人が1人でもいるって
すごく幸せ
わたしもあなたを愛してる
いつもいつもありがとう
軽い耳鳴り、途端にぐらぐらに果実を煮詰めたような匂いが充満する。ぐちゃぐちゃと混ざった匂いが鼻を掠めると、堪らなくなって一目散に駆け出した。吐き気と欲求がごっちゃになって脳を殴り付ける。水をゆっくりと抜かれていく魚みたいにぱくぱくと浅く呼吸を繰り返す。胃の奥からせりあがってくる。腹の中があつい。気持ち悪い。埃っぽい階段を何段も何段も駆け上がってがちゃっとドアノブを捻る。襲いかかっていたものからの脱出。屋上の白い床にしゃがみこんだ。安堵と恐怖のあまり嗚咽と過呼吸を繰り返す。
ふと周りを見回す。目線の先に、誰か、居る。
その途端、自分を襲っていた心の葛藤が空っぽになっていくような感覚。いつまで経っても埋まらない痛々しい穴を優しく撫で上げられるような心地がする。ゆっくりと自分のなにもない水槽に水を注いでくれる。泣きたくなるような気がした。これは目線の先のあの人から出ている匂いなのか。もっと触れたい、息を吸いたい。
未だおぼつかない足取りで近づく。
レモンミントみたいな爽やかな匂いが身体にひっついていた鉛を剥がしていく。生きづらさが薄まっていく。視界に透明な膜が張る。愛だの恋だのと、そんな生ぬるい身体だけの繋がりでは表せないくらい、恨めしいくらいにそれを必要としていた。
壁の影にしゃがんで、二人だけの空間で、ひたすら嗚咽を噛み殺していた。
古い校舎の屋上の片隅、自分は初めて自分の居場所を見つけた気がした。
#1つだけ
伝えたいことがあります。
戻ってきてください。
「1つだけ」
貴方の苗字がほしい
ただそれだけなの
一つだけ願いが叶うのなら。
恋なんて知らなかったあの日に戻りたい。
1つだけ
1つだけ願いが叶うのならば
あの人と付き合いたかった…
一つだけ 願いが叶うなら
もう一度
同じ所で
笑いたかった