麦わら帽子』の作文集

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麦わら帽子』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/11/2024, 11:45:25 AM

夏といえばのものは色々ある。
眩しい太陽、青葉生い茂る木々、入道雲、かき氷、瓶のラムネ、海、花火、麦わら帽子……。
きっとみんなで「夏といえば?」と言っても揃うことは難しいと思う。
特に麦わら帽子!という子はいないんじゃないかな。
でも麦わら帽子は可愛らしいし確実に夏というイメージが私の中にはある。
ギラッと暑い太陽の日差しを遮る麦わら帽子、帽子なのに暑苦しくもなくなんなら涼しいまである。
昔おばあちゃんの家にお邪魔した時「これ被りなさいな」と貸してもらったのが懐かしい。
また被りたいな、麦わら帽子。

8/11/2024, 11:43:05 AM

麦わら帽子



深呼吸を一つしてからチャイムを押すと、足音が数歩分、そしてからからと引き戸が音を立てる。
「…ああ、はなえちゃん。よく来たね。どうぞあがって」
記憶の中の姿より少し痩せた婦人は力のない瞳をそれでも柔らかく細めて中へと招き入れた。数年前に三和土からコンクリートに打ち替えた土間には、ひんやりとした空気が流れている。
「遠くまで来てもらって悪かったね…」
少し丸められた背中が婦人をより小さく見せた。かつて見上げた彼女の姿はしゃきしゃきと音が聞こえてきそうなほどだったのを思い出して喉が詰まる。
案内された部屋は荷物が乱雑に置かれていた。それでもその荷物がなければきちんと掃除され整えられているだろうことが窺える部屋だった。
「ごめんね散らかってて、ちょうど今、出してきたところだったのよ。さ、座って。お茶でも飲みましょうね」
引き寄せられた円座にそっと膝をおって座る。服。かばん。ノートやら本やら表紙のあるもの。細々とした小物たち。広げられた荷物はうっすらと見覚えがあった。母の持ち物だ。

「ものを持たない人だと思ってたけど、広げると案外あるものだよねえ」
透明のグラスに氷と緑茶を入れながら婦人は笑った。グラスは小さな水滴をまとってこちらの手の中へ渡ってくる。言いよどんだ言葉と一緒にお茶を一口流し入れた。
「…これ、どうするの」
問いかけに婦人は寂しそうに微笑んで「そうねえ」と答える。
「ずっと持っていようと、思ったんだけどね…」
グラスから水滴がじわじわと机に水の輪を作る。じーくじーくと蝉の鳴き声がひどく大きく聞こえる。
ぱん、と乾いた音を立てて婦人が両手を合わせた。
「そうだ。アルバム出てきたの、見る?」

いかにもアルバムといった厚いそれは、ノートやら本やらの一番下にあったらしい。ハリと艶のある布のような質感の表紙。恐る恐るそれをめくれば、顔をぐしゃぐしゃにした赤ちゃんが泣いていた。
女児誕生。命名「あい子」。
手書きのシンプルなキャプションがその赤子が母だと教えてくれる。それから数ページ泣いたり笑ったり指を吸ったりする新生児の写真が並び、おくるみが着物になったりだぶだぶの洋服になったりしながら成長していく。
あい子、6歳。入学式。緊張してる。
初めての遠足。おにぎりを落として涙。おともだちにりんごをもらってご満悦。
運動会。転ばなかったね。
はじめての制服。大きい。
芸術展佳作。おめでとう。美術の先生とハイチーズ。
あい子、合格おめでとう。喜びの舞。
卒業おめでとう。お祝いのケーキ。
……
段々一ページあたりの写真が少なくなり、いつしか風景写真が並ぶようになった。キャプションの字体が変わって記念旅行、とか天神谷、などと日時や地名だけが記される。
「…良いなあ、結構旅行行ってたんだね」
「出かけるの好きだったからね」
「ふうん…」
滝の写真をめくると再び赤ちゃんが泣いていた。ちゃんと貼られていなかったようで手に取れる。
「あれ、これ抜けちゃったんじゃない…」
何気なく裏返せばそこには小さな文字で
命名「はなえ」。

「…わたし?」
慌ててページをめくる。
眠る赤子の顔。木製のベビーベッドに吊るされた布のおもちゃに手を伸ばす赤子。
庭に咲くひまわり。ビニールプールの中に仁王立ちする女児。スイカを頬張る女児。
頭に麦わらをかぶり手にトンボを留めて満足そうに微笑む女児。
麦わらを被った女児を抱いて同じ笑顔で微笑むワンピースの女性。
はなえ、3歳。夏。暑い夏。スイカおいしいね。

「写真、撮ってたのねえ…」
懐かしそうに婦人が写真に触れる。
ふふ、と寂しそうに笑う。
「はなえちゃん、大きくなったよー……なんてね」
じーくじーくと蝉が鳴く。

「…けい子さん、あの…」
「うん、はなえちゃんが持っていてくれたら嬉しい」
「……ありがとう…」

からんと溶けた氷がグラスの中で音を立てた。
水滴を手に握って緑茶を喉に流し込む。
窓の外にひまわりが明るく見えた。夏。暑い夏。

アルバムの中で歳を取らない母娘が少し色褪せた紙の中で手を振っている。

8/11/2024, 11:42:59 AM

あの、むかし父がかぶっていたやつ

いや、むかし私もかぶっていた筈のやつで、
いまはもうかぶらなくなっちゃったやつ

そのうちにかぶりたいと思えるのかな



(麦わら帽子)

8/11/2024, 11:42:06 AM

太陽に愛され、太陽の様な存在の彼は

水平線に目を向けて、今日もニカッと笑ってた

---二作目---

赤いリボンが付けられた、夏の笠

太陽光を、遮るそれは

太陽みたく笑う貴方に、良く似合う

#麦わら帽子
385作目

8/11/2024, 11:42:05 AM

麦わら帽子、よくアニメとかで見ますね、私は麦わら帽子を着けたことがないのですが、いつか着けてみたいものです。

8/11/2024, 11:42:04 AM

泣きそうだ 、今日もまた失敗しちゃった

こんな時あなたならって考えてしまう

愛する人よ、どこにいますか? 聞こえますか?

会えない人よ、貴方の記憶の笑顔に触れたいんです

覚えてる?

僕の夢、貴方がくれたんだよ

麦わら帽子かぶって笑いあった写真たち

レンズ越しで、思い出残してくれたね

大人になれば、悲しみも忘れられるの?

なんて言ったら怒られそうだ

愛する人よ、僕にも友達が出来たよ

不器用だけど優しい人です

愛する人よ、見守っていてください

8/11/2024, 11:41:44 AM

#6 麦わら帽子

私は今でも鮮明に覚えている。
お母さんが買ってくれたのって、自慢の麦わら帽子を被った君は、とても可愛かった。
でも、突然いたずらな風に盗まれてしまった。
気まぐれな風に遊ばれながら、麦わら帽子を追いかけて。
追いついたと思ったら、木の上に引っかかってしまった。君の目にうっすらと涙が浮かんでいた。
そこに、そう。あの人がやってきて、いとも簡単に帽子をとったんだ。
はいどうぞ、って、爽やかな笑顔を見せて、君に帽子を手渡した。
君は希望に満ちた、世界で一番幸せなんじゃないかと思える、満面の笑みでありがとう、と言った。
私はその横で見ていた。
いいな。
なんて。
君の心に、あの人がいることぐらいわかっていた。
少し苦い、思い出。
ただ、それだけだ。
もう、今は何の意味もなさない。
__結婚おめでとう。
お幸せにね。

8/11/2024, 11:40:40 AM

新品の麦わら帽子の匂いをかいだら、
懐かしい気分になった。

8/11/2024, 11:37:49 AM

麦わら帽子をインコさんに見せたら大変な事になる。
めっちゃかじる。

おそらくハムスターもかじるかもしれない。

エキゾチックアニマル麦わらかじり選手権をやったら、一体どの動物が麦わら帽子を一番早く崩壊させるのだろうか。

ちなみに茶トラとキジトラが混じったような猫は、麦わらって言うんだよ。

8/11/2024, 11:34:04 AM

夏の約束


澄み渡る青空の下、太陽が照りつける真夏の日。広がる緑の草原の中、風に揺れる草の波間に、一つの小さな影が浮かんでいた。それは、麦わら帽子をかぶった少女だった。


彼女の名前は紗奈。長い髪を風にまかせ、いつものように草原の中を歩いていた。麦わら帽子は、彼女の祖母から譲り受けたもので、毎年夏が来るたびに大切にかぶっていた。


「また、あの場所に行こうかな……」紗奈は一人つぶやいた。


草原の奥には、大きな古い木があった。そこで、紗奈は子供の頃にたくさんの時間を過ごした。木の下に座りながら、いつも一緒に遊んでいた友達、智也との思い出がよみがえる。彼もまた、夏になると同じような麦わら帽子をかぶって、二人で一緒にかくれんぼをしたり、昼寝をしたりしていた。


「智也……元気にしてるかな?」


智也とは、小学校を卒業してから疎遠になってしまった。それぞれの道を歩むうちに、連絡を取り合うこともなくなった。でも、紗奈は毎年夏が来ると、彼との思い出がよみがえり、無性にあの古い木の下に行きたくなるのだ。


紗奈が木にたどり着くと、そこで一人の青年が立っていた。背中を向けていた彼は、まるで何かを待っているかのように木を見上げていた。その姿を見て、紗奈の胸が高鳴った。


「智也……?」


声に反応して振り返った青年の顔は、間違いなく智也だった。彼もまた、あの日と同じ麦わら帽子をかぶっていた。


「紗奈……久しぶりだね。」


「うん、久しぶり……」


二人はしばらく無言で立ち尽くしていたが、やがて智也が優しく微笑んで、手を差し出した。


「もう一度、あの夏みたいに一緒に過ごさないか?」


その言葉に、紗奈は迷うことなく手を取った。二人は再び、あの木の下で夏の風を感じながら、かつての子供時代のように無邪気に笑い合った。


麦わら帽子の影の中で、二人の笑顔は、まるで時間が止まったかのように輝いていた。夏の約束は、今も変わらず、二人を繋いでいるようだった。

8/11/2024, 11:33:24 AM

麦わら帽子

涼しかったなぁ
夏はこれにかぎるよな

と、思いながら

伸ばす手をそっと戻す
手だけが行ったり来たり

似合わない??もう50歳のオレ

8/11/2024, 11:31:48 AM

白日と鍔広帽子の描く百合


/お題「麦わら帽子」より

8/11/2024, 11:30:40 AM

「暑いな…」
容赦なく照りつける太陽を睨みながら首筋の汗を適当に拭った。今日はここまでにしておこうか、これ以上は倒れそうだ。
それに、
「…今日は来ないか」
別に約束をしていたわけでも無い。ただ自分が待ちたくて待っているだけ。来るかどうかわからないのに、1人で待って1人で勝手に落ち込んで。
馬鹿みたいだ。
目を伏せ自嘲した笑みを浮かべていると、それさえも責められる様な陽射しが急に陰った。
「!」
「汗だくだな、倒れるぞ」
そう言い被せられた麦わら帽子。涼しくなったはずなのに、頬の火照りだけは一向に治らない。口を開こうにも上手く出て来ず、結局麦わら帽子も深めに被り直した。

「ははっ似合ってる」

そう言って太陽より眩しく笑った彼に、今後こそ倒れそうなぐらい熱くなった。

8/11/2024, 11:30:37 AM

麦わら帽子

夏に暑いときにかける帽子
夏にピッタリ!

麦わら帽子のアニメキャラといえばワンピースのルフィ!
何周年?
30周年くらい行ってるんじゃないかな?
楽しいよね!

最終回ももうすぐかな?

8/11/2024, 11:30:27 AM

私は麦わら帽子を被ったこともなければ、被っている人を見た記憶がない。アニメや漫画で被っている少年少女のイメージはあるが、現実で被ることはハードルが高いように感じる。

女性はワンピースに麦わら帽子という、鉄板のコーデがあるが、町中というより自然に合うコーディネートなのだろう。また、麦わら帽子は、カワイイ人が使うアイテムという印象があり、自分は着れない、と思っているのだろうか。

男子で麦わら帽子の印象が強いのは、ワンピースの麦わらのルフィだ。

ここでも、ワンピースと麦わら帽子の関係がある。


そんなわけねぇ!と思うかもしれないが、

漫画ワンピースの最後の秘宝は、財宝でも仲間の絆でもなく、ワンピースと麦わら帽子に関係のある場所。

つまり、「ひまわり畑」だ。

最終回は、ひまわり畑に麦わらの一味が集まり、宴を始める。

そこに、ゴールド・ロジャー含む、全海賊団が集まってくる。

ルフィはみんなに囲まれながら、「海賊王に俺はなる!」と叫び、エンドロールが流れる。

そのエンドロールでは、全OP,EDのサビを流しながら、物語の振り返られる。

そこで視聴者は気づく、麦わらの一味がいた、お花畑は死後の世界で、海賊団は滅亡した。本当のワンピースは視聴者が取得する、ワンピースキャラたちの生き様だったのだ。

ゴールドロジャー
「俺の財宝か?欲しけりゃくれてやる。探せー!」

ゴールド・ロジャーの生き様を辿っていたのだ。

8/11/2024, 11:29:15 AM














8/11/2024, 11:28:42 AM

鐘の音(番外編)⑯の続き

麦わら帽子(番外編)⑰

●シズクの夏の過ごし方

じりじりと灼ける様な夏の日差しに
肌が灼ける様なアスファルトの
照り返し シズクの白い肌にも玉の
様な汗が流れる。

シズクは、頭を日差しから守る為に
大きな麦わら帽子を被っていた。

ミーナ ナイト ハイネの三人は、
魂狩りの仕事の為バインダー局を出て
外に行っていた。

マリアとハロルドは、事務処理や
書類仕事に追われて忙しそうだ。

その間にシズクは、自分の出来る事と
題して 庭の草むしりや 暑い中
皆が帰って来るので 差し入れのお使いに
行ったりしていた。
ちなみにこれは、別に誰かに頼まれた
とかでは無く 皆忙しいので一番暇な
自分が率先して、雑用位はしなくちゃと
シズクが自発的にやっている事だった。

軍手をして、草むしりをするシズク
(うんしょ うんしょ!!)シズクは、
一生懸命 草を抜く

手で抜きにくい所は、鎌を使って力を
入れる。
(ふぅ~)シズクは、息を一息吐く
シズクは、ゴミ袋を結びゴミをまとめ
ゴミの集積所にゴミ袋を運ぶ
(うんしょ うんしょ!)
ゴミ袋を集積所に置きシズクは、
はっと思い出す。
(水分補給しなきゃ....) 熱中症で倒れたら
皆に心配を掛けてしまう....
シズクは、首に掛けている水筒を外し
自分で入れた麦茶を飲む
冷たい麦茶がシズクの喉を潤す。

ゴクンと喉を鳴らしシズクは、また水筒を
首に掛けると(そろそろ皆帰って来るよね)と皆を出迎える為にバインダー局に
戻り自分が作った麦茶を皆に用意しなきゃとシズクは、早足になる。
途中(あ....)と走り過ぎた為シズクは、
バッターンと転んでしまう。
(う~痛い~)シズクは、膝を擦り剥いてしまったがこの位なら自分の治癒術で治せるのでシズクは、治癒術を使い自分の怪我を
治し地面に付いた土を払い
マリアやハロルドに心配を掛けない様に
怪我の事は、シズクからは、言わなかった。

そうして麦茶を用意し皆を待っていると....

「暑い!」と言いながら三人が帰って来た
シズクは、皆に麦茶を配る。
「「ありがとう」」とナイトとミーナに
お礼を言われてシズクは、嬉しくなった。

最後にハイネに麦茶を配るシズク
「はい....ハイネ....」とシズクは、ハイネに
麦茶を差し出す。

ハイネは、にっこり笑っているシズクを
一睨みし シズクが被っていた
麦わら帽子をシズクの目元まで下げる。
「きゃあ!」シズクは、びっくりして
小さく悲鳴を上げる。
ハイネがぼそっとぶっきらぼうに
「テメェまた無茶しやがって馬鹿シズク」
「え?」シズクは、ハイネの言葉に
目を丸くする。

ハイネは、シズクの麦わら帽子を見て
(暑い中一人でまた無茶したなこいつ)と
思っていた。
シズクは、(無茶って何の事だろう?)と
首を傾げる。

そんなハイネとシズクのやり取りを
見守っていた他の面々も苦笑していた。

シズクの一人の頑張りをちゃんと見ててくれる他のメンバー達....



こうしてシズクは、今日も皆の笑顔の為に
自分の出来る事を精一杯頑張るのだった。

8/11/2024, 11:27:05 AM

テーマ「麦わら帽子」

熟れ野菜 麦わら帽子 畑の中

8/11/2024, 11:26:29 AM

雲の向こうへ飛んでゆけ

麦わら帽子飛んでゆけ

川の向こうへ飛んでゆけ

麦わら帽子飛んでゆけ

あの子の元に飛んでゆけ

麦わら帽子飛んでゆけ

8/11/2024, 11:25:57 AM

そう、あの時の君は麦わら帽子を被っていたよね。とても似合っていた、可愛かったなー。「似合うね」と言ったら、君は照れながら帽子で顔を隠そうとした。でも、口元は微笑んでいるのが垣間見えた。僕はまた君に夢中になった。 懐かしい夏の日の思い出。

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