『鳥のように』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
鳥のように
鳥のように空を飛べたなら
魚のように海を泳げたなら
猫のようにのんびりできたなら
結局はみんな、ないものねだり。
鳥は飛んでいるときに何を考えているのだろうか。
上から見る景色はどれだけ美しく、小さなものなのか。私が抱えている悩みはどれだけちっぽけで軽いものなのか。上に上に行けばどこに辿り着けるのだろう。 鳥は私たちの好奇心と好きを運び、与えてくれる。
どんなに前が見えない未来でもいつかは来てしまう。
どんなに強い雨が降っても台風でも晴れの日はくる。
信じて待とう。 きっと鳥が未来と確信と自信を運んできてくれるから。
鳥のように
翼をもって
空から世界が見れたら
この悩みを
風景の1部の
ちっぽけな悩みになるのだろう
世界は広い
私たちが思うよりも
【鳥のように】
かちかちの社会の中で
息苦しさを感じることもあるでしょう
そんな時は一旦
全てを忘れて
鳥のように
羽ばたけ。
風を掴み、空を羽ばたく
あの鳥のように
私もあなたの元へ飛んでいけたのなら
こんなにも焦がれることがないのに
鳥のように
鳥のように空が飛べたら。
でも私は腕の筋肉がないからちゃんと飛べるか心配。
鳥のように空を飛んでみたい
空を飛べたらきっと
貴方の所に飛んでいける
ここは狭い。暗い。
空気が淀んでおり、窓を少しで良いから開けてほしいと思う。みんな同じ方向みて気持ち悪い。
しかし、窓は閉まったまま。
鳥のように自由に翔べたらどれほど良いのだろうかと思う。
でも、外は目が開けられないほど明るくて、私を惑わす物に溢れてる。まるで毎日がクリスマスで誕生日でお正月みたい。
臆病者の私は外の世界に馴染めなくてここに戻ってしまうんだろう。
目の前には一枚の紙。
自分が羽ばたく先はどこなのか。
それを自分で決められる日が来るのか。
いつの間にか日が沈み、校庭から音は消えた。
そうか、私は羽ばたく先を知る前に、羽ばたき方を知らないといけないのか。
少しくたびれた鞄を持ち、教室を出た。
いつもより歩くのが軽かった。
017【鳥のように】2022.08.21
ふと、君に問うてみた。「もし、鳥のように空が飛べたら、どうしたい?」
君は答えた。「そうだね。鳥になったら、富士山の山頂とか、一気にいけちゃうかなぁ」
「いいね。それ。登山者の行列を一気に追い越してさ」
「うん。そして、山頂をかすめながらぐるっと一周したら、一気にここへ帰ってくる」
「あはは、富士山頂からの直行直帰、ってか?」
「だって、コイツらの世話のこととか考えたら、あんまり長くは家を空けられないじゃん」
そうこたえながら、君は鶏のエサを補充した。
「今回もうまい具合に肥えてきたねぇ」
「ああ……コイツらも、もうすぐ出荷だよ」
君は、エサをもとめてちかよってきた鶏の首を、なでていた。いかにもいとおしい、というふうに。
狭いケージの中に閉じ込めるのではなく、と、君は理想の養鶏を追い求めている。だけど、鶏たちは、やっぱり最後には人間にたべられちゃうんだ。
「鶏が幸せな養鶏って……ありうるのかなぁ」
君にそんなことを問うなんて、やっぱり意地が悪過ぎるよね。とてもではない。声には出せなかった。
鳥のようになれたなら、あの果てしない大空を自由に羽ばたけるのだろか。遮る物さえ交わして、行きたい所へと自由自在に飛ぶことの出来る鳥ならば、思い立った時に君の側へと行けるだろう。
あるいは君のような優しい人間に飼われてしまうのだろうか。まあそれも一興なのかもしれない。籠の中の自由であれど、その身一杯に愛情を注がれるのなら前向きに考えてしまいそうだ。酷い人間だったらその時はその時だ。結局今と対して変わらないような日常のようなものだろうし。
でも、やっぱり人間でいたい。鳥になったら命を狙われるはずだけど、こんな平穏な日常を送っている人間が生き長らえられるわけがない。鳥が自由だと言うが、鳥が空中だけで生きるのは少々難しいだろう。それは人間と何ら変わらない。何よりも話せなくて、笑いあえなくて、触れられないというのはこれほどない地獄だろうに。仮初の自由も、本当の自由も要らないから、とにかく
鳥のようになれたとしても、君の傍に居ることが出来る人間のままでいたい。
[鳥のように]
「鳥のように」
鳥のように 羽ばたけること 鳥のように 風と戯れること 自然を愛し 自然を守り 生きたい 悲しみ苦しみが 襲おうとも こうして生きれること それを誰かに伝えるその時 自分の使命を知るのだろう 羽ばたける翼は 君の心の中に
鳥は、翼があるから空を飛べる。
大きく翼を広げて、自由自在に。
疲れたら、あなたという安心できる場所に戻り羽を休めさせて…また飛ぶ。
夕暮れの、大学の大教室。爽やかな風に揺れる生成のカーテンがしなやかに踊る。
「ねぇ、疲れた私の羽を休ませてくれる?」
幼なじみの気持ちを探るかのように聞いてみた。3秒ほど目があったあと、彼はくすっと笑った。
「突然何言ってんの?」
確かに…。一気に溝ができてしまう言葉を聞いてしまった。
「変なこと言った、ごめん」
「いや、そうじゃなくて。子どもの鳥って成長して羽が揃ったら空飛ぶだろ? 俺ら、羽が生え揃ってないからまだ飛べないんだって」
首を傾げて、彼の顔を覗き込むと照れくさそうに話を続けた。
「それまで、足掻いて、もがいて生きていこうよ。まだ頼りないけど、いつでも羽を休ませられるように頑張るし…」
突然の言葉に頭が着いてこない。
「え?!」
「もう言わねぇぞ。言わない」
私の背中にはまだ、羽は生えていないけど、無限の可能性がある。
いつか、あの大空へ飛び立てる日まで羽を育てよう。
「帰ろっか」
幼なじみの背中を大きく叩きながら、教室を出た。
※※※※※※※※※※
【お題】鳥のように
もっと
もっと
遠くの世界へ
もっと
もっと
広い世界へ
もっと
もっと
美しい世界へ
もっと
もっと
平和な世界へ
もっと
もっと
笑顔溢れる世界へ
もっと
もっと
清い世界へ
もっと
もっと
みんな等しく幸せな世界へ
鳥のように
翼を
羽ばたかせて
「鳥のように」
鳥のように 数珠に連なり 地蔵盆
鳥のように
2022年8月20日
昨日は早番2日目でした。
朝から利用者様のお食事が終わる頃に失禁があり、
介護助手さんがお休みで色々とバタバタしてました。
菅野さんの居室に行き口腔ケアをしようとしたら、
いつもなら ぐっと 口を閉じるのに閉じなく
焦点もあっていなかったので、
すぐに看護師さんに伝えに行きました。
すぐに横にさせようと仰られ、
横にすると呼吸も戻ってこられよかったです。
休憩中に加藤さんから
しのちゃんがあの時に気づかないで
そのままにしていたら、
ふーって逝っちゃってたかもしれないね。
と言われて嬉しかったです。
「鳥のように」
自由に飛べたとしても
恐らく今と
変わらない生活を好むだろう
もしも僕らに羽があったら
君はこの国から旅立って
何処か遠い国で
幸せに暮らせていたのかな
『鳥のように』
「鳥のように」
ふと 見上げた空
旋回する鳥
風にのり 優雅に
そう見えるだけかもしれない
鳥の苦労は私には分からない
何処までも この空を飛翔して行け
何事もないかのように
人に希望を与えるかのように
私は鳥にはなれないけれど
見えない背中の羽を精一杯広げて
この地上を翔る
苦労なんかなんともないかのように
そう 振る舞うのだ
鳥のように優雅さはなくても
鳥のように自由にこの大地を翔る
飛べッッッ
飛びやがれッッッ
『 鳥のように』
自由に飛びたい