『鳥のように』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
鳥のように
くもと並走して
追いついて追い抜かれて
そして去りゆく
近くて遠いから
雨は降るし
届かないからこそ
特別に感じる
私の気持ちは
ずっと変わらぬまま
平行線を歩いてるの
舟があればきっと
あなたのように前に進めるのにね
鳥のように、空を飛ぶことができるのなら、
僕らは今、こんな高いところに立っても意味はないのだろう。
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9.1.に青空を飛んでみたい
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Theme:鳥のように
両手を ゆっくりと 広げる
そして ゆっくりと 閉じる
呼吸に合わせて 何度か 繰り返す
あなたが羽ばたく前なら
私には それを
阻止出来るほどの
勇気も 約束も 与えられない
ごめんね
愛ではなかったのかもしれない
《 鳥のように 》
鳥のように。
鳥のように
大阪まで
飛んで行きたい。
こんな時
距離が遠いのが
悲しくなる。
それか私の近所まで
来てほしい。
鳥のように空を飛びたい
嫌な気持ちになった時
気持ちがモヤモヤする時
好きな時に空を飛びたい
ふわり ふわり
歌ってみたり
くるり くるり
踊ってみたり
はらり はらり
散ってみたり
無邪気に最前線を飛び
全てを愛すように笑う
明かりの満ちる舞台
観客はあなたに恋をする
あなたは何も知らないように
ただ真っ直ぐに突き進む
それは鳥のように
まるで鳥のように
そこの電線に留まっている
1羽の鳥のように
落ち着いて景色を見渡す
足場は悪くとも
姿勢よく
鳥のように
修学旅行のバスの中、カラオケで『翼をください』を熱唱する数人の男子たち。
それを聞きながら笑っていた私たち。
将来のことなんてまだ何もわからなくて、どこまでも飛んでいけるような気がしたあの頃。
翼があったらあったで
地に足をつけて歩きたいと思うだろう。
どこまでも欲深い私は
鳥のように自由にはきっとなれない
鳥のように翼があれば何処まで行けるのかな?でも少し寂しいかな?
鳥のように
鳥みたいに空を自由に飛べたら
どんなに楽しんだろ笑笑
鳥のように
鳥のように彼氏と旅行に行きたいな、、、、
鳥のように彼氏と空を気持ちよく飛びたい、、、、
鳥のように自由気ままに行きたいな、、、、
羽があったらこんなストレスもない、
心配することも無い、
自分が死んでもみんなを悲しませないで済むのに。
お題《鳥のように》
鳥は不変なのだよ。
風の国は別名《鳥の王国》。
ここへ訪れるには、風にのってこなければならない。
対の鳥がいる者ならば風に乗るのはたやすく造作もない事なのだが、風と縁のない者はまずたどり着く事さえできないのだから。
なんとか聖なる風吹く崖にやっとの思いで立つ事はできても、つまり風の国へは行けない。――無謀だよなあ、なんとかなる思考。己の馬鹿さ加減に呆れつつ、昏い昏い底から吹いてくる風にゴクリと喉を鳴らす。
これ、落ちたら助からないよな……?
俺は気づかなかった、この時すでに鳥がいたことに。
「もっと近くで、覗きませんか? いい風ですよ」
「は? そんなの死ぬじゃん――って、え!?」
頭上にいる男が、楽しそうに観察している。――鴉みたいに真っ黒だ全身。年齢に関しては青年くらいに見えるが、実際どうなのかは知らない。
「ああ失礼。人間は鳥じゃないですもんねぇ」
「悪かったな」
「いや? 悪くはないんじゃないですか。――鳥は不変ですが、人間はそうじゃないのですから」
「もーどっちなんだよお前」
「お前、ではなく――クロウです。あなたは、鳥の王国に行きたいんでしょう? もし私の手伝いをしてくれるのなら《対の鳥》になってもいいですよ、さあどうしますか」
これは夢が叶う唯一の方法かもしれない、俺はリスクなどまったく考えず即答した。
「ああ!!」
鳥のように清々しく
気持ちよく風を切り
色んなところを旅してまわる
ああ… 空はとても広く見え
夜になると星が輝き天の川が流れている
朝日がとても気持ちよく
頑張ろうという気持ちになる
鳥はすごいな こんなに気持ちよく飛んでいるんだ
いつか僕も鳥のようにはばたきたいな
鳥のように
羽ばたくことは
出来ないけれど、
人間にだって
鳥ができないこと、
沢山あるから
どっちもどっちなの。
君はどこまでも
飛んでいける鳥のように
何も恐れず、羽ばたいていけるけれど
それを援ける追風が
時には、休む為の止まり木木が
必要だと思う
だから、待っていて
必ず、追いついてみせるから
“鳥のように”
鳥籠の中に一羽の鳥がいる
君ならその鳥籠についてどう感じる?
特になにも感じないかもしれないね
もしかしたら安全を守るためであり
この鳥のためだと感じるかもしれない
けど僕は自由を奪うものであり
この鳥を縛り付けるものだと感じるんだ
ある家に一人っ子の子供がいる
その子は家から出してもらえない
君ならその家についてどう感じる?
なにも感じないことはないと思うんだ
その子が幸せだとも思わないと思う
そんなことあってはならないと思わない?
親が子を鳥のように家に閉じ込めるのはだめなのに
飼い主が鳥を鳥籠に閉じ込めるのは良いの?
人も鳥もみんな同じ命を持っていて
命の大きさも価値も同じはずだよね?
人は人という命を閉じ込めてはいけない
そんなこと当たり前のことだよね
人は他の生き物の命を閉じ込めてはいけない
それが成り立たないのはどうして?
鳥のように
空を飛んでみることも
ひとつの自由だと思うんです
ドン、と重く響く。何も知らなければ、何事かあったのかと不安に駆られそうな音。
「わぁ、花火大会始まったんだねぇ」
にこにこと嬉しそうに言いながらも、母は手を止めることなく食器を片付けている。見ようと思えば、電気を消すなり窓を開けるなりして、多少見られるんだろう。だけど母も私も、それはしなかった。
「今年は何人見られたんかね」
密集を防ぐことが常となり、気付けば毎年の楽しみにも随分と高値がついていた。思い返されるのは、何年か前に行った時の、あの人混み。ツレを見失えば最後。連絡を取っても合流しようのないような混雑。見渡す限りの人の壁。
――あの時も、飛べたら良いのにって思ってた。
異なる状況下で、同じイベントを迎えて。思うことは同じなんて、なんだか笑えてしまった。ちょうど数日前に、ドローン二機を組み合わせて足場にして、空中を滑るように移動する映像を見ていたせいかもしれない。
「またみんなでみたいね」
くだらない空想は頭の片隅に置いといて、無難な相槌をする。溶けかけのアイスをスプーンで弄びながら、それでも期待は誤魔化せない。いつか空をも道として選べる日が来るといいなと、子供のように夢を見ながら、液状になりつつあるそれをカップごと口元へ寄せて流し込んだ。
〉鳥のように