『鳥かご』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
(鳥かご。)🦜
あのね。
僕達・・雀はね。
本当は、
・法律に守られて
いるんだよ。🦜
(鳥獣保護法、第8条に。)
「勝手に捕まえて
鳥かごで
飼育すると
〔一年以下の 懲役、
又は、100万円以下の
罰金に・・なるよ。❳
(でもね。)
「僕の、お友達にね。
怪我をしてから
申請許可して、🦜
・鳥かごの、お家で・・
優しい人の
家族になって
もう、10年も、
長生きして
いるんだよ。」🦜
【幸せそうだった。】
「鳥かご」
知らなかった?
皆産まれた時から鳥かごの中。
囚われて生きているんだよ。
生きてる限り出られないんだ。
絶対にね。
あいつが、だんだん俺を追い詰める。猫のようなしなやかな目で。気がついたら俺は鳥かごの中だ。ああ、もう宴は終わりか。楽しかったな。そう思った刹那、檻から見える空から1本の光が差し込む。まだ死ぬなよ。飛べ!!という言葉と同時に。
今までで最高のジャンプだ。これは夢か?いや、違う。俺は快晴の空へと、羽ばたいて行った。全ての想いをお前にぶつけるために。
ふわり、と鳥かごの中に火が灯る。
小さな、けれどあたたかなオレンジ色の光。
彼はこのごちゃごちゃとした雑多な部屋の中で、壁に吊るした鳥かごをランプ代わりに使っていた。
ふわり、ふわり。
彼の動きに合わせて少しずつ部屋が明るくなる。
元の壁紙がわからなくなるくらい貼られているポスターが、どこかの国の新聞が、鳥かごの形に浮かび上がる。
「──あ。これ」
わたしは今しがた照らされた新聞を見て息を呑んだ。
どこかの国の新聞──いや、わたしの国の新聞だ。
わたしの国の新聞の、わたしの記事。
国民的歌姫がライブ中に突如倒れ、そのまま1週間意識が戻らないという、そんな記事。
「──ああ、これ。きみなんだ。へぇ、きみ、歌が上手いんだ」
彼はその新聞を壁から剥がし、写真と目の前のわたしを見比べた。
わたしは急に不安になる。
そもそも、ここはどこだっけ?
倒れたはずなのに、どうしてこんなとこにいるんだっけ?
ていうかなんで倒れたの?
それにこの子はだれ?
「あの、わたし。戻らなくちゃ。ライブの続きをしなくちゃ」
キョロキョロと目を泳がせながら言ったわたしに、彼は笑う。笑う、って言っても、楽しくて笑うんじゃない。どちらかと言えば哀れみの、あるいは嘲りの混じる乾いた笑み。
「まあまあ、落ち着きなよ歌姫さん。今からどんなに急いで戻ったってライブは1週間前に終わっているし、目覚めたって当分は検査やらなんやらが待ってるよ」
「ねぇ、ここはどこ? わたしどうしてここにいるの? どうやったら戻れるの? それにあなたはだれ?」
矢継ぎ早な質問に彼はまた「だから落ち着きなって」と言い、壁から鳥かごを外してこちらに1歩近いた。
彼の後ろに黒々とした影が伸びる。わたしは思わず後ずさった。
「ここは言ってみればきみの夢の中。きみの魂はこの鳥かごみたいに、どこかに閉じ込められている。そしてぼくはきみを助けにきた」
「助け、に──?」
「そう! ようこそ魔法雑貨店に! この店から行けない場所はなく、このぼくに探し出せないものはない!」
言いながら彼は鳥かごを放り投げた。鳥かごの扉が開き、小さな光が転がり落ちる。
危ない、燃える──!
そう思って駆け出そうとした瞬間、その光は一層強くなり、ぐにゃりと形を変えた。
──鳥、鳥だ。手のひらよりも小さな光だったそれは不死鳥よろしく1羽の鳥に姿を変え、ぐるりと部屋を一周してから彼の肩に着地した。
呆気に取られて腰の抜けたわたしを見て、彼はまた笑った。今度はさっきとは違う──春の木漏れ日みたいな、穏やかな笑み。
そしてわたしに向かって手を差し出す。
「さあ、立って。いっしょにきみの心の鍵を探しに行こう」
20240725.NO.2「鳥かご」
宝物を閉じ込めた時、やっと自分だけのものになる
自由を奪って初めて、美しさを近くで見られる
籠の外から見れば、隙間から漏れる輝きはより眩しい
扉を開けて餌をやる、扉を閉めてただ眺める
籠の中の言葉を知らず、籠の外から愛を注ぐ
囚われる者と支配する者
隔てるのはただの鉄の棒
愛を注ぐ者と注がれる者
言葉を知らねば受け取れはしない
本物の愛など誰も知らない
自由を謳歌する者を眺めるだけでは
満足できない哀れなものだろうか
風を切る翼を間近で見なければ
美しさは分からないものだろうか
太陽の元で生きて初めて
生命の輝きを見るのではなかったか
囚われた者は大いなる世界を知らない
支配者が全ての小さな世界で
愛を注がれることだけを望み
空を駆けぬまま命を終えていく
鳥かごで生きてきた者を空に放ったとしても
既に風を切る翼はもがれているのだ
折れない鉄の棒たちが
自由を求める心をへし折るように
#鳥かご
詩(テーマ)
『鳥かご』
鳥かごは
自由を奪うと思いますか?
鳥かごが
無限を作るとわたしは思う
俳句も短歌も
言ってみれば言葉の鳥かごです
鳥かごがあるから
言葉の可能性に気づくのです
人も同じです
1つを極めるだけでいいのです
愛も同じです
一人だけを笑顔にすればいいのです
鳥かごは
しあわせの魔法です
触れたら崩れてしまいそうな精巧なビスクドールには、専用の部屋が必要であるように。危険や汚れ誘惑からその穢れぬ身を守る為には無菌の箱庭が不可欠であると。
寄り添うように佇む儚げなそのお人形を慈しみながらその人は歪な愛を囁いた。
─────
「全ての危険から遠ざけることは依存の助長に過ぎない」
「だが、懸命な君はもう既にその言葉すら遅いことを理解しているのだろう? 賽は投げられた。だから敢えて君にこの子の存在を明かしたのだから」
初めから嫌な予感はしていた。近頃やけに気分良さげな浮かれている様子、ペットを飼い始めたのだと、さして重要とも思えない説明を長々と語られた日。
感情の起伏の希薄なその人間がやけに上機嫌に、饒舌に、そしてどこか自慢げに表情を柔げていたから。悪い変化ではないと、だから見過ごしていた。
その違和感をもっと突き詰めていれば。もっと彼と交流していれば、彼のことを理解していれば。今更悔やんでも遅いのだけれども。
「……風切り羽根を奪い、花を手折る人間に協力する気は毛頭ない」
「それは残念だ。けれど君はこの子を見捨てられないし、私の邪魔をすることを良しとする筈がないだろ」
慈愛に満ちた、狂信者の微笑み。それをマヤカシだと言い切れたのなら、人形の様なその子供を救う手立てもあったのかもしれないけれど。
それでも非道を許容してさえも、その人の存在はこの身にとって欠かせないものであったから。
「所詮、私も同じ鳥籠の中ですから」
またひとつ。愛と引換に空を飛ぶ理由を自ら手放した。
鳥かご
毎日窓の外を見る。外で遊ぶ子供達の姿を。
僕は彼らがとても羨ましい。それに比べて僕は鳥かごに囚われた鳥だ。自由に飛ぶこともできず、ただ飼われることしかできない。
こんな体をいつも呪っている。僕だって自由に外で遊んでみたい。
お母さんはいつも泣いてばかりだ。ここにくるといつもごめんねと言う。
お母さんは悪くないのに…
著 足踏 蹈鞴(アシブミ タタラ)
《鳥かご》
大きな大きな
家という鳥かご
出たり入ったり自由
なのに…
出られない
わかば
━━━
《鳥かご》
鳥かごの中から見る世界
自分の人生に
絶対にないと思っていた
もう戻れない
あおば
鳥かごはどこに置くべき?
セキセイインコを飼い始める前に考えておきたい!
1
1 直射日光が当たる窓際は避ける ...
2
2 エアコンの風が当たる場所は避ける ...
3
3 テレビの真横など音が長時間出る家電の側は避ける ...
4
4 エサや羽が飛び散るので掃除しにくい場所は避ける ...
5
5 小さい子どもや他のペットの手が届く場所は避ける
鳥かごと言えば…
ドフラミンゴ。
同じ事思った人いる…かなあ💦
『鳥かご』
やっぱり人間って誰かに縛られてばかりだと,いつか限界が来る。
自由に羽ばたいて,自分だけの人生。大事にしよう。
私の手元から離れていく小鳥を、鳥かごに入れておくことは傲慢なのだろうか。綺麗なものを愛でていたい、自分のものが勝手に飛び立っていくのを許せないと思うのは、本能なのではないのか。
いつまでも可愛らしく鳴いていて。空を奪われた、私の小鳥。
鳥かご
今、通いのジムにいます。そして突然の豪雨です。
「降りそう」とは思った。 でも、そんな予報はなかったし、少しくらいなら大丈夫だろう、といつものように歩いて来ました。当然、傘なんて持っておらずです。
途中、頭や顔にポツポツと。引き返そうかという思いがよぎったものの、目的地はもうすぐそこ。
とりあえず行こう。
その判断で今に至るわけですが。
雷鳴が響くジムに1人。
無機質なマシンに囲まれたここを“鳥かご”と認めてくださる優しい貴方様、私にレインコートと長靴とハートをくださいませ。
どーしましょーend
鳥かご
社会のルール
会社のルール
上下関係のルール
なんか鳥かごみたいだ
疲れてしまう
なんでだろう?
ただ自分の個性を少し表現しただけで
出る杭は打たれる
になる
みんなそれぞれ違うのだから
ある程度は寄り添うという事が
あって良いと思うのです
わがままなのだろうか?
なんでも合わせなきゃいけないのか?
私が私を殺したくない
と感じるこの気持ちは大切にしたい
私は鳥かごが好きじゃない
何かに何かを閉じこめる見たいだから
私は閉じこめられるのは嫌だ
自由になりたい
自由に生きたい
自由に飛んでいきたい
『鳥かご』
鳥籠って素敵よね。
鳥の姿はちゃんと見えているのに、鳥は逃げることができないの。
本当に素敵な物だわ。
さてと、特注しておいた鳥籠が届く頃ね。
あの子に似合うものをデザインして、素材にもこだわった鳥籠。
あの子を入れるのが楽しみだわ。
あの子は気に入ってくれるかしら?
温室に置かれている
金色の鳥籠
鳥籠の中に
白い鳥がいた
籠の中に吊るしてある
木のブランコに
静かに留まっている
羽ばたくことは知っていて
飛ぶことを知らない
白い鳥は
哀れで美しい
【鳥かご】
鳥かご
あんな狭い空間にいて辛いのではないか
鳥かごの中にいる鳥はそう見えてしまう
思いっきり大空に羽ばたく、
それが幸せだろうに
鳥かご
鳥かごの中に入れられた鳥はどんな気持ちなんだろう
逃げたい、
そう思っているのだろうか
では、人間はこの広いのか狭いのかわからない地球で
逃げたい、
そう思っているのだろうか
少なくとも私はそう思っている
毎日上司から理不尽に怒られる仕事から逃げて
鳥のように思いきり羽ばたきたい
自由になりたい
いつまで地球という鳥かごで私は囚われるのだろうか