『鳥かご』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
テーマ『鳥かご』
周りに縛られてどこにも行けない、自分の思い通りにいかない事を「まるで鳥かごの中の鳥のよう」って表現する事あるけど、どうして牢獄とかって表現は少ないんだろうと思った。
牢獄だと何か罪を背負っているような感じだからかな?
「鳥かごの中の鳥」だとそこから出ればどこへだって行けるんだと思う、またはそう思いたい感じが表現できるからなのかな?
鳥かごの中に、「何か」を入れられるとしたら。
私は何を入れたいだろうか。
入れたものが無くならないとしたら、私は「記憶」を入れたい。写真を撮ったって、映像に残したって。
忘れる時は、何に残したって忘れてしまうのだ。
それなら、綺麗な記憶も、苦しい記憶も、全て。
全てをかごの中に入れたい。
覚えている方が苦しいこともある。
けれど、忘れることで逃げたくない自分もいる。
もし鳥籠の中に記憶を入れられたら、最期の時に開けて、
「あぁ、あんなことあったなぁ…」
「いい人生だったなぁ…」
と今までの事を思いながら、安らかな気持ちで眠りたい。
鳥かご
封建制度の始まった時から
権力者から、階層的な社会が出来上がり
それは今尚、当たり前のように存在している。
同じ重さの生命を、意識できるはずも無く
言葉だけが、まるで嘘のように真実を一人歩きする。
騙されている。とすら感じる。
権力者の求めるものは、秩序であり権力者の法でもある。
我々が何処へ行くのか
それは、一部の権力者だけが知っている
籠の中の鳥は、いついつ出会う
夜明けの晩に、鶴と亀が滑った
後ろの正面だぁあれ。
鳥かご
自由に動く事ができない私は
毎夜、自由に羽ばたく夢を見る
空を羽ばたく私を見て
あなたはどう思うのかしら
僕に与えられた役目
それはあなたを守ること
世界はとても残酷で
僕はただ、閉じ込めるて守ることしかできなかった
日々を鳥かごの中で生きるている
いつもあなたは違う服を着て微笑むけれど
私にはもう、それすら「何も変わらない」風景に成り果てた
この風景の先を私は見てみたいと願う
あなたは僕に微笑むけれど
あの頃の包み込むような笑顔はもう久しく見ていない
これはきっと罰なのだろう
それでも僕は甘んじて受け入れよう
あなたがいてくれれば、それでいい
ついにこの日が訪れた
鳥かごの扉が開けっぱなしになっている
念願の外の世界に飛び出した
もう2度と捕えられないように
自由を奪われないように
必死に駆け出した星空の下
「やっと見つけた」
聞き覚えのない仄暗い声
突然の衝撃
広がる星々
これはきっと罪なのだろう
空を飛べるようになった鳥は
歪んだ狩人に捕まった
一つの鳥かごを見つけた
中は空のようだ
パッと見たところ
鳥かごは、元の色が分からない程錆び付いて
開けたままのドアは、キィキィと音を鳴らしている
ここにいた鳥は
中で息絶えてしまったのだろうか
それとも
今でも外で飛び回っているのだろうか
この鳥かごを見ただけの私には
何も知る由もなかった
しかし、
もし、その鳥が今でも生きているのであれば
強く、自由に生きていて欲しいと思った
一度入ればもう二度と出られない。
かごの中で囚われたまま、自由を奪われる。
私は今、鳥かごの中にいるような彼氏からの
束縛を受けている。
お題「鳥かご」
鳥かごのなかの鳥を可哀想だと思ってた
空の広さも知らず、悠々と飛び回ることができないから。
でも、外敵の危険や、餌の確保の心配はない
鳥かごで育てられたら、野生では生きていけないかも。
未知の世界へ淡い憧れをもちながら
慣れたテリトリーで、少しだけ退屈に時を過ごす。
そんな日常もきっと悪くないはず。
114:鳥かご
鳥かご…
鳥⭐︎夏⭐︎GO!! って表現したらかなり救われるカンジ^ ^
いいね
鳥かごの中でも
そんなふうに
より添えるなら
安心の中を生きるのか、自由を求めて危険に飛び込むか
今日のお題。鳥かご。
昔、動物園が嫌いだった。でも、生き物は大好きだった。ペットが嫌いだった。家が嫌いだった。でも本当は、だったじゃなくて
今もなのだろうと、しかめっ面をして書いている。
鳥かご
ずっとずっと閉ざされていた鳥籠が開かれる
でもその後どうすればいいの?
羽根は朽ち飛び方を知らない
ずっと望んでいた自由を目の前にして
私は どうすれば いいの?
鳥かご
鳥かごに入りたいなんて思う日が来るとは思ってなかった。小さい頃は自由は素晴らしく、将来に無限の可能性を感じ何にでもなれるのだと思っていた。今は、自由が怖い。将来が見えないのが怖い。確定していないことが怖い。いっそのこと鳥かごに入りたい。
いつから自由が怖くなったんだろうな。
鳥かご
鳥に憧れるのは
翼があるから
小さな家庭という
かごの中で
当たり前のように
暮らしているけど
あの大好きな空へ
何もかも捨てて
飛びたちたくなる
そんな日も
やっぱり
あるから
私は鳥かごのなか。
貴方に救われた。
ご主人様が愛してくれるから。
私は生きていけるの…?
生きてきてわかったこともあるけど。
私はただ、一つだけ疑問があるの。
どうしていつも…
『私を見て悲しそうな顔をするの?』
鳥かご
鳥を飼ってる人に会ったこと無いなぁ。
鳥と共存できるイメージがそもそもあんまないかも。
お互いに関わることない世界で生きてる感じ。
だからこそ、餌付けして毎日巣箱に帰って来るような事があれば愛着は湧くだろうなぁ。
猫より懐いてくれる犬が好き。猫も懐いてくれるなら好き。
ペットショップで鳥籠に入れられた鳥たちを見ると、昔の自分と重ねてしまう。
病弱で、満足に走り回ることもできなかった幼少期。
空を自由に飛び回る小鳥たちに羨望のまなざしを向けていた。
ただひたすらに、憧れていたんだと思う。
そして、劣情を密かに持っていたのかもしれない。
劣情というか、コンプレックスというか、そういうものを。
幼少期、そして学生時代にも、世間一般的に言われる『青春』とはかけ離れた生活を送っていたから。
僕にとっての青春というものは、もしかして病院なんじゃないかと思わせるほどに。
「久遠くん?」
はっと、意識を引き戻された。
今は講義中で、隣には極度の人見知りの同居人が座っている。
「大丈夫?なんか考え事…してたみたいだけど……」
僕にしか聞こえない声で問われる。
「大丈夫。ありがとう」
僕が言うと、彼はすっかり気の抜けて安心しきって頬が緩んでいて。
「良かったぁ…珍しくノートもとってないしと思って……体調悪いのかなとか思ってたけど…」
思いに浸りすぎて、ノートをとるのを忘れていたのは失敗だった。
後で見せてもらおう、と思って、今度はしっかりとペンを持つ。
窓から、小さく鳥のさえずりが聞こえた。
十数年前の僕へ。
今、僕はすっかり元気になって友達と日々楽しく過ごしています。
あのとき、頑張ってくれてありがとう。
今の僕はもう病院という名の鳥籠に囚われていません。
ありがとう。
そして、これからを楽しみにしていてください。
#鳥かご
ちょっと話が逸れるのですが、
子供の頃の話です
小さなかごと麻の紐で作った特製の仕掛けで
スズメを捕まえたことがあります
小学三年生でした、私
子供ながらにすごく興奮したんです
もちろん逃しましたけど
人生初めてのハンティングでした
翼の折れた小鳥を拾った
鳥籠の中で大切に育てて
その翼は完治した
僕はその小鳥を、空に返すべきだと考えた
籠の中で、外の世界を知らないまま一生を過ごすなんて
僕ならそんな人生、嫌だと思ったから。
どんな生き物にも、自由に生きる権利がある
そうして小鳥が飛び立ってから数日後
家の近くの森で、息絶えている小鳥を見つけた
きっと自分より大きな生き物に襲われてしまったのだろう
僕は、どうするのが正解だったのか
今でも分からない
鳥籠
鳥籠って聞いて一番最初に思い浮かんだのはハイキューの映画だったな