『鳥かご』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
純白のドレスを纏う君。
綺麗で美しい百合の花。
煌びやかなシャンデリア。
「美しい」
此処は君だけの鳥籠。
僕が君だけの為に贈る素敵なプレゼント。
それなのに君は喜ばない。
あぁ、まだ足りなかったんだね。
もっと沢山のプレゼントを用意するよ。
次は何が良いかな?
君の為ならばなんだってするよ。
でも外には出してあげられない。
美しい君が穢れてしまうから。
友たちの本気を信じて
もう一度結成する友情
今までは本気ではなく
ただの一生懸命でつながっていた
これからは命をかけた本気でつながる
今この瞬間から未来が変わるのだ
こんな日が来ることをどれだけ待っていたことか
友たちを信じて長年待ったかいがあった
今日からはじまる新たなスタート
友たちの力を信じて未来を創造する
未来は明るくて希望に満ちている
地球に生まれてきて本当によかった
人の心の美しさをこれからも信じる
鳥かごの中にいるみたい。
いつも囚われてて、一定の範囲内からは出ることができない。
私は、いつになったらここから出られるのだろう。
この世の何よりも好きな人がいて、残りの人生は彼と生きるってもう決めている。妹が反対しようが私は彼らの為に生きるわけでもなく、自分と彼と共にパートナーとして生きる為に自立したい
もうこれ以上無意味な時間は過ごしたくない。
この陰鬱な鳥籠からそろそろ出たい。出たら真っ先に彼の側へ飛んでいきたい。
彼と一緒に苦労して一緒に泣いて一緒に怒って一緒に頭抱えて、一日の最後に一緒に笑うんだ。そして彼の笑い皺を愛でる!
もう鳥籠という名の檻に囚われたくない。
~鳥かご~
この教会はこの方を閉じ込めている
あたしはそう思わない
何もしなくてよい
あの方が思うままいられる場所ですもの
56文字の黒の史書
鳥を閉じ込める為のもの
羽あり命あり自由に生きる権利ありの鳥を人間が飼育する為に作ったもの
鍵もついていない
扉は少し開いている
さあ、そこから飛び立っていいんだよ?
・・いや、出ない
だって、この中でじっとしているのが、
安全だと教わったから
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自分の好きなようにやっていいんだよ!
なんて言われても、
誰かが用意してくれた
カゴの中で過ごすほうがラクだし、安全
心では自由を望んでいるのに、
ホンモノの自由を目の前にすると、
その責任の重さに
耐えられないのが現実
結局、自分で決めるのが怖いんだよな
だからこそ
自分で自分の行動の責任を取る覚悟を決めた人は
カゴの中から飛び立てるのかもね
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じゃ、もう一度聞くよ
あなたがそこにとどまる理由は?
・・・
なら、いっそのこと
思いっきり飛び立ってみようよ
もう誰かの言うことなんて聞かなくていい
心が感じてることだけ信じてみて
自分の心だけは、ウソつけないから
あの憧れた美しい鳥を籠の中に閉じこめた。
美しい声で鳴いていたはずの鳥は、いつからか騒音に変わっていた。
それがあまりに煩くて、僕は耳を塞いだ。
鳥はそこで飾られているだけでいい。ただおとなしく、愛らしい声でたまに歌ってくれるだけでいい。
そうして、籠の中に閉じ込めた鳥は、いつしか空を飛べなくなってた。昔は空を自由に飛んでいた鳥は、もう自由じゃなくなっていた。
でも、それでいい。
籠の中で、僕だけに美しい姿を見せていればいいんだ。
そう思っていたのに。
目を離した隙に、鳥は消えていた。籠から飛び出して、いなくなってしまった。
静かになった部屋で、僕は今になって気付く。
僕がその翼を奪っていたんだと。あのまるで訴えるような鳴き声も僕が出させていたんだと。あのどこか悲しそうな、寂しそうな顔も。
籠から飛び立った鳥は再び自由を取り戻した。あの憧れた鳥本来の姿を思い出したように。
――でも。
お飾りの翼で構わないけれどね。煩い鳥なんていらない。美しく僕の為だけに歌ってくれる鳥でいい。
君に自由なんて必要ない。僕だけの鳥で良かったんだ。
仕方ないと、鳥籠を手にして立ち上がる。
さぁ、新しい鳥を探しに行こう。
『鳥かご』
今日は〝鳥かご〟ときた。
さぁさぁ、この〝鳥かご〟はどんなものを指しているだろうか。
小鳥を飼うためのモノか。
そこに囚われた鳥を指すのか。
それとも囚われたのは自分なのか。
囚われた自分からみた世界なのか。
さあ、困った。
1つの単語に様々な印象を受けるのは
善事か禍事か。
鳥かごを外から見るか内から見るか。
おっと、どこかの広告の言葉を模倣したような言い回しになってしまった。
失敬、失敬。
本来、そのケージは飼っている動物を守る為。
しかし、個体や性格によって窮屈極まりないもの。
暴れたり、ストレスで病気になることだってあるだろう。
外敵から守る為、怪我をしない為にあるものを破ろうとするのは
本能か好奇心か。
人は、その鳥かごを覗く時、何を思うのだろう。
夢が鳥かごか、現実が鳥かごか、分かったことはない。
鳥かご
あるゲームの夢小説です。(ネタバレを含む可能性があります)
「あの…どこに、行くんですか…?」
彼が自分の腕を掴む。
言葉は少し弱々しいが、それに伴わず腕に掛かる力は強い。
「君の部屋に行こうとしてたんだけど…」
「えっ…」
それを聞くと彼は俯き気味だった顔を上げ微笑みを浮かべた。
「嬉しい、です。では…僕の部屋に行きましょうか。」
その微笑みを見ていつもなら同じように嬉しくなるはずが、今回はなぜか嫌な予感がした。
日々の経験で高くなった直感を今は少し憎く感じてしまう。
気付きたくないことも気付いてしまうから。
そんなことを考えながら彼と歩いていると、もう部屋に入っていた。
「どうか、しましたか…?」
彼が心配そうに様子を伺う。
「ううん、大丈夫だよ。君こそ、なんかあったりした?」
少しの沈黙の後、彼が口を開く。
「貴方には隠せませんね…。気付いてくれるとこも好き、ですけど、気付いてくれなくても…」
「何があったの?ゆっくりでいいから教えてほしい。」
「今の僕はきっともうだめなんです。」
彼が俯きながらそう言った。
少し震えているような気がして、彼の手を取る。
彼もそれを受け入れ、互いの体温が交じるのを感じる。
そんな時間が少し経ち、落ち着いたかと思えば
今度は彼が優しく手を持ち上げ、手の甲に口づけをした。
「え…?」
嬉しさ、焦り、困惑
様々な感情が飛び交う中彼の顔を見る。
「貴方が好きです。だから貴方をどこにも行かせたくない。鳥かごの中に入れて大切に大切にしておきたいと…」
「そう、思ってしまうんです……
思いたくない、のに。」
⸺だから、
彼に手を伸ばそうとした時、
彼に突き飛ばされ彼の部屋から飛び出てしまった。
彼の部屋の扉が閉まり、呆然とその場で座り込んで数分後、終わりの合図が聞こえた。
彼の顔を見たとき、綺麗な黄金色の瞳だったこと
部屋から出る前、好きですと伝えられたこと
それだけで分かってしまう
そんな自分が嫌だった
いっそのこと、この宇宙ごと自分の水でいっぱいになって崩壊してしまえばいい
そんなことを考えていたらもう自分はいなかった。
「鳥かごには入れないよ…」
鳥かごの中で巣立つのを待っている年老いた十姉妹
水槽の中で主権を争う小魚たち
虫かごの中で貪り尽くそうとする愚かな権力者
食料も水もエネルギーも尽きてしまうだろう
私達ではもうなく、皆だから
その問題に分からず屋の連中が
経済発展がどうだって?歴史的にみてどうだって?
ソイ言う国はソウイウ国民を育てる。
愛国心的価値観の刷り込み。
虚栄心が強く劣等感を隠せないため、
日本人を劣等民族だと罵る。<日本民族というのはないが>
しかし言われた方はなんとも思わないのだが
外の世界は残酷で危険だから、
鳥かごの中にいれば安全だし安心。
と思う反面、
この狭くて窮屈な世界から飛び出して
大空を舞う自由と喜びを求める。
どちらが幸せなのか。
選ぶのは自分自身。
私はリスキーでも大空を舞っていたいかな。
生を実感できるのは死が隣にあるからなんだよね。
生きていたいよ。
【鳥かご】#30
''ここ"の外は一体どんな世界が広がっているんだろう。
そう毎日考える私に、今日も喋りかけてくれる"あの子"。私はそんな"あの子"の期待通りの返事をする。
「おはよう」
たった4文字の会話でも、"あの子"は嬉しいみたい。
私にはよく分からないけれど、"あの子"が嬉しいなら私も嬉しい。
でも、"あの子"はあまり頻繁には私と外に行ってくれないの。
私ももう少し、外の世界を知りたい。
ずっと同じ景色で、たまに見る"あの子"の笑顔。
この風景はまるで映画の描写みたい。
"あの子"が食べているケーキも食べてみたいし
"あの子"が来ているドレスも着てみたいし
"あの子"のように自由に遊んでみたい。
私も"あの子"になれたらな。
『ピーちゃん、おはよう。』
「オハヨウ!」
『ふふ、笑今日も元気なピーちゃんで嬉しいな。』
『ほんと、ピーちゃんの"飼い主"で良かった。』
「"ゴシュジンサマ"、キョウモガンバロウ!!」
『そうだね、頑張ろっか。』
"ご主人様"と"私"は、鳥かごという檻で繋がっている。
「鳥かご」
鳥かごの中
自由を求めて旅立つも
外の世界は自分が思っているより
綺麗じゃなくて
嗚呼こんなものなら、
叶わぬ夢を抱いて
ツイッターが、鳥マークじゃなくなる!
ちょっとショックだけど、Xマークになっても、スペース機能は、残して置いて欲しいです。
大切な推しの人、私の大事な人、家族の次に好きです!
応援してます。
〜鳥かご〜
私が守ってあげる、ここは1番安全な場所。
-君は安全なの?
あなたには何不自由させないよ。
-閉じこめるのに自由なの?
雨の日も風の日も苦労することはないのよ。
-そうして飛び方を忘れてしまうんだね。
ねぇ、あなたは幸せよね?
-…うん、幸せだよ…
『鳥かご』
鳥かごの中に入っている鳥は
そこから出たいと考えたことはあるのかな
生まれてずっとそこで暮らしていたら
世界があることを知らなければ
望んだりもしないのかな
息の詰まる毎日
鳥かごの蓋をあけて
どこかへ飛んで行ってしまいたい
汗ばむ、意識朦朧。
熱くなりすぎた照明を見つめる。
目が焼けそう。
流れる無情な時計の音。
水の音に似ている。
ぴんく色の川が見えた。
青色の空に憧れた。
気が狂いそう、壁もほら、ぐるぐると渦を巻いて。
ギザギザ ふわふわ
でこぼこ グルグル
真ん中はやめて、早く巻き戻して。
戻して、私を。
私は彼女の鳥。
青紫が好きな女のコ。
彼女の名前は、
私の名前は、
鳥かごから出して。
今しかないの。
今隙を見つけて私を、逃がして。
電話が一本。
逃げられないの。
時計がお友達なんだって
黄色は嫌いなんだって
私の羽の黄色が嫌いなんだって
青色は嫌いなんだって
空の青色が嫌いなんだって
私、ぴんく色が好きなの。
鳥かごの鍵のありかを、一緒に探しに行ってくれる夜。
鳥かごの中の不思議な森に足を踏み入れる時。
彼女の青紫が追ってくるの。
それに気づかないで、最後まで逃げようね。
最後まで逃げようね。
鳥かご____
気持ち悪い。
自己肯定感低いとか、
自分が嫌いとか、
周りにどう思われてるか不安とか、
そういうレベルじゃない。
簡単に言えば、毎朝起きて鏡を見ると
自分の顔は大きな幼虫の顔ってこと。
気持ち悪いでしょ?
嫌いとかの問題じゃなくて生理的に無理でしょ?
それと一緒。
それぐらい自分が気持ち悪い。
鏡の前の自分は全身ぬるぬるの緑色の
気持ち悪い巨大な芋虫に見える。
そんなの耐えられる?
毎日毎日、気持ち悪い存在を見るだけでも嫌なのに、
それが自分だなんて。
気持ち悪すぎてどうすればいいかわからない。